『鬼滅の刃』では、無惨戦の後、多くの柱や鬼殺隊の隊員たちが亡くなりました。
でも、柱の中で数名が生き残りましたし、主要キャラのメンバーも生き残ることができています。
どの柱が亡くなり、またどの柱が生き残ったのか。
今回は、生き残った柱は誰なのかを解説していきます。
また、無惨死亡後の主要キャラのその後についても説明していきます。
目次
鬼滅の刃・生き残った柱は誰?
無惨戦で、ようやく鬼舞辻無惨を滅亡させることができました。最終的に生き残れた柱は、次の3名。
水柱:冨岡義勇
風柱:不死川実美
音柱:宇随天元(元柱)
※遊郭編で上弦の陸である堕姫・妓夫太郎との戦いで左手首と左目をなくしてしまったため、柱を引退しています。
ちなみにかまぼこ隊のメンバーは4名とも生き残っていますよ。
かまぼこ隊って何のこと?という方は、こちらの記事をお読みくださいね。
➔かまぼこ隊についての記事
無惨を倒すまでに死亡した柱について
死亡した柱について
炎柱・煉獄杏寿郎
蟲柱・胡蝶しのぶ
霞柱・時透無一郎
岩柱・悲鳴嶼行冥
蛇柱・伊黒小芭内
恋柱・甘露寺蜜璃
蟲柱・胡蝶しのぶ
霞柱・時透無一郎
岩柱・悲鳴嶼行冥
蛇柱・伊黒小芭内
恋柱・甘露寺蜜璃
ちなみに、この中でも煉獄杏寿郎、胡蝶しのぶ、時透無一郎は無惨戦で直接犠牲になったわけではありません。
煉獄杏寿郎は無限列車戦の後、上限の参・猗窩座によって犠牲になりました。
胡蝶しのぶは無惨戦の前に上限の弍・童磨によって犠牲になり、時透無一郎は上限の壱・黒死牟によってそれぞれ犠牲になりました。
柱は鬼殺隊の要であり、最強の剣士の集まりです。その柱の半分以上が犠牲になったことを考えると、戦いの厳しさがより鮮明に感じられますね。
生き残った柱について
では、なぜ、以下の柱の3名が生き残ったのでしょうか。生き残った柱について
水柱:冨岡義勇
風柱:不死川実美
音柱:宇随天元(元柱)
風柱:不死川実美
音柱:宇随天元(元柱)
生き残った柱と死亡した柱の違いについて考察
生き残った柱は、「水」「風」「音」の柱でした。この3つの共通点は何だろうと考えてみると、ハッとなりました。
水・風・音は、私たちが生きている世界で絶えることはなく、常に存在するものです。
水は常に存在する
水は私たちの身の回りにいつも存在しています。気象現象で雨や雪として空から降ってくることもありますね。
川にも湖にも海にも水は存在します。
風も常に存在する
風は、気圧の高いところから低いところへ空気が押し出されることで生じます。私たちの暮らしているところは気圧が一定であることはないため、必ずどこかで風が吹いていることになります。もちろん、風の強弱はありますけどね。
また、私たちが走ったりすれば風を起こすこともできます。
手をひらひらして仰げば、ちょっとした風を起こせます。
音も常に存在する
音についても、無音ということはありえません。常に何かの音が存在しているのです。静かな場所にいても、風の音や小鳥のさえずり、虫の声などが聞こえてきます。
にぎやかなところでは何かしらの「大きな音」がしています。
よって、上記の3つ「水」「風」「音」は絶えることなく、常に存在するものであるため、『鬼滅の刃』で生き残った柱が「水柱」「風柱」「音柱」だったというわけなのです。
「絶えることはない」から、「生き残った」ということがいえますね。
死亡した柱たちを見ると、「炎」「霞」「蟲」「恋」「蛇」「岩」です。
こちらは、時間の長い短いはあれど、いつかは消えてしまう(絶えてしまう)ものです。
炎は消える
炎はずっと燃え続けているわけじゃなくて、燃焼がすめば消えてしまいます。例えば、焚き火をしていて木が燃え尽きてしまえば、いずれ炎は消えてしまいますよね。
霞も消える
霞もモヤや霧は、ある気象条件がそろえば発生するが、その条件がなくなれば、消えてしまう。冬のすごく底冷えする朝に、濃い霧が発生することがありますが、この霧も時間と共に消えてしまいます。
蟲も消える
蟲についても、同様です。蟲は、小さな生物で、昆虫類を指します。
蟲柱の胡蝶しのぶは蝶屋敷の当主でしたね。
蟲も生命があるため、いずれは死んでしまい、いずれ消えることになります。
恋も消える
恋も、恋愛中は恋の炎が燃えているわけですが、恋が冷めるとその恋の炎は消えてしまうわけです。夫婦が末永く幸せであったとして、恋の炎が萌え続けていても、その夫婦が亡くなってしまえば、恋の炎もなくなってしまうのです。
蛇も消える
蛇についても、蛇は生命体だから、命に限りがあるため、死んでしまえば、いずれ消えることになります。生き物はいずれ必ず死んでしまうわけです。儚いですね。
岩も消える
岩は、物質です。岩そのものに生命があるわけではありません。しかし、岩も自然の変化の中で風化したり、侵食されたりして、岩石や地層が削られていきます。
よって、膨大な歳月はかかりますが、いずれ岩もなくなって消えてしまうわけです。
無惨死亡後の主要キャラのその後についても解説!
無惨戦で戦い抜いて、重度の怪我を負ったものの、命は奪われずに済んだ主要キャラについて、その後どのようになったのか解説していきます。お館様:産屋敷輝利哉は安堵した
産屋敷家の悲願であった鬼舞辻無惨の討伐。ようやく無惨を討伐できたことにより、最後の柱合会議にて、鬼殺隊の解散を宣言します。
「鬼殺隊は今日で解散する」と産屋敷輝利哉が告げると、「産屋敷家一族一同、心より感謝申し上げます」と、妹の産屋敷くいな・かなたが同時に頭を下げ、お礼の言葉を口にします。
幼い兄妹が亡き父上たちの意志を継いで、見事、無惨討伐という偉業を成し遂げたのです。
今まではお館様ということで気を張りつめていた輝利哉たち。
でも、冨岡義勇が「御父上含め産屋敷家御先祖の皆様も誇りに思っていることでしょう」と声をかけると、輝利哉は涙を流します。
ようやく本来の子どもの姿に戻れたようですね。
ホッとしている表情がなんともいえず、こちらまでもらい泣きしてしまいました。
「よく頑張ったよね、偉いよ」って褒めてあげたいです。
水柱:冨岡義勇は心機一転
無惨戦のあとの、最後の柱合会議に出席した冨岡義勇は髪の毛をバッサリと切っていました。さっぱりした髪形も意外と似合っていましたよね。
髪の毛をバッサリ切ったということは、心機一転して前に向かって進んでいこうとしているという気持ちの表れのように感じました。
風柱:不死川実弥は本当は優しいお兄ちゃん
無惨戦の後、不死川実弥は禰豆子と蝶屋敷で偶然に出会います。この二人は初対面の時、実美は鬼だった禰豆子を傷つけました。
そして、さらに実弥は挑発をして自ら腕を切って、禰豆子が襲ってくるように挑発しました。
こんな経緯があったから、実弥は禰豆子に「悪かったな・・・色々」と言って謝りました。
禰豆子はそんなことを全く気にしていなくて、明るく対応していました。
そんなときに、「私寝るの好きです」と言って朗らかに笑う禰豆子。
その姿が、実弥には弟の玄弥の姿と重なりました。
その時の実弥の表情がとても優しく穏やかな表情だったのが印象的です。
「元気でなぁ」と言って、禰豆子の頭を撫でて去っていきましたよね。
この行動を見て、実弥は優しいお兄ちゃんなんだなということがよく伝わってくる場面でした。
今までがあまりにも厳しい険しい表情しか見せなかった実弥。
それが、こんなに優しく穏やかな表情を見せてくれた実美。これから幸せになってほしいなぁ。
元音柱:宇随天元はお見舞いに来た
炭治郎たちが治療しているところに、元音柱の宇随天元がお見舞いに来てくれました。それも、嫁3人連れてお見舞い。
一気に賑やかになった病室。
宇随天元も嫁3人も元気な様子で、今度家に来て欲しいとのことで、炭治郎に住所を渡していました。
宇髄天元と嫁3人は仲良く元気に暮らしている様子が伝わってきました。
蟲柱継子:カナヲに表情が戻った
蟲柱の胡蝶しのぶの継子だったカナヲはずっと無表情でした。何事に対しても「どうでもいいの」と考えることを放棄していたカナヲ。
炭治郎との出会いによって、「心のままに生きる」ということを少しずつ実践しているのかもしれません。
無惨戦の後、初代の花の呼吸の剣士が植えた桜の木の下にいるカナヲと炭治郎が会いました。
その桜の木の名前は「必勝」。
カナヲは「叶ったよって教えてあげたい」と言いました。
その言葉を聞いた炭治郎は「カナヲをことを優しい」と思っていました。
以前だったら、コインを投げて話すかどうかを決めていたカナヲ。
それが、桜の木の下ではカナヲが自らの思いを口に出して、炭治郎に伝えていました。
それに言葉を伝えるだけではなく、笑顔を見せていたので、カナヲ自身に気持ちを表現することが戻ってきたことを嬉しく思いました。
炭治郎の存在がカナヲにとって本当にかけがいのないものになっているのだと実感した場面です。
かまぼこ隊は炭治郎と禰豆子の故郷でほのぼの生活
かまぼこ隊のメンバーは、みんなで炭治郎と禰豆子の故郷に行きました。故郷に戻った炭治郎たちは一番に竈門家の故人が眠る地で手を合わせてから、竈門家の家の掃除を始めて住めるようにしていきました。
伊之助や善逸は身寄りがないため、炭治郎と禰豆子と一緒に竈門家でほのぼのと生活をしていくと推察します。
木製の丸いお風呂に伊之助と善逸が入っているところが微笑ましい。
兄妹だけで暮らすよりも、一緒に寝食を共にし、無惨討伐で戦ってきた仲間と一緒に暮らす方が賑やかで良いのでしょう。
多くの柱や鬼殺隊の隊員たちを亡くした悲しみも、かまぼこ隊のメンバーでの楽しい生活で癒えていくように思います。
育手:鱗滝左近次はコンプレックス解消できたのか?
炭治郎の育手である鱗滝左近次は結局、最初から最後まで天狗のお面は取らないままでしたね。鱗滝左近次がお面を被っている理由は、鬼に優しい顔立ちのことをバカにされたからです。
優しい顔立ちでも、鬼を狩ることにかけては優秀なんだぞ!って思えばいいのに。
鱗滝左近次はきっとすごく優しい性格で傷つきやすい性格でもあったのでしょう。
もしくはすこし頑固なのかも?
読者としては、優しい顔立ちの鱗滝左近次の顔も見たかったなぁ。
最後になにかのハプニングがあって、鱗滝左近次のお面が取れて、素顔がバレちゃう!という場面を期待していたのですが、期待通りにはなりませんでした。
そこが残念!でも、鱗滝左近次のコンプレックスが徐々に解消していくことを願っています。
炭治郎の見舞いに来た愈史郎は想い人を偲ぶ生活
無惨戦のときはすごい活躍をみせてくれた愈史郎。鳴女を見事に退治してくれた愈史郎。
そんな愈史郎が炭治郎のところにお見舞いに来てくれました。
いつもは嫌みなことしか言わない愈史郎が炭治郎のことを褒めていました。
でも、すぐに褒めたことに対して照れくさいみたいで否定していました。
愈史郎も素直になればいいのに。
そんな愈史郎に対して、炭治郎が「死なないでくださいね」と声をかけます。
きっと炭治郎のお見舞いの後、愈史郎が珠代のあとを追って自死するのではないかと炭治郎は思ったのだと思います。
「珠世さんのことをずっと覚えていられるのは愈史郎さんだけです」と炭治郎は愈史郎に伝えます。
その言葉をかけたれたことで愈史郎は珠世のことを想って、珠代の絵ばかり描き続ける画家となりました。
愈史郎は珠代によって鬼にされたので、死ぬことは無く、画家として活躍するようになっていきました。
愈史郎は想い人である珠代を偲びながら生活をしているのです。
まとめ
『鬼滅の刃』で生き残った柱は、・水柱:冨岡義勇
・風柱:不死川実美
・音柱:宇随天元(元柱)
無惨死亡後の主要キャラのその後については、
・お館様:産屋敷輝利哉は無惨討伐後は、鬼殺隊を解散し、普通の子どもに戻った。
・水柱:冨岡義勇は髪の毛をバッサリと切って心機一転した。
・風柱:不死川実弥は禰豆子とのやりとりで本当は優しいお兄ちゃんだったことを示してくれた。
・元音柱:宇随天元は嫁3人と炭治郎たちのお見舞いに来て元気に暮らしている様子を示してくれた。
・蟲柱継子:カナヲは以前は無口で無表情だったが、炭治郎との出会いによって「心のままに生きる」ということを実践し、笑顔を見せることもできるように成長していた。
・かまぼこ隊は炭治郎と禰豆子の故郷でほのぼの生活を送っている。
・育手:鱗滝左近次はコンプレックスのためのお面は付けたまま。鱗滝左近次のコンプレックスが徐々に解消していくことを願う。
・愈史郎は、想い人を偲ぶ生活をしている。想い人である珠世のことを想って、珠代の絵ばかり描き続ける画家となっている。
『鬼滅の刃』って年代問わずに人気なのがようやくわかった気がする。
私自身が『鬼滅の刃』を読んでみて、感動する場面が多くて、うるうるしっぱなしだった。
人に対する思いの大切さも考える良い機会となった。
私が今、人に対しての悩みを抱えているからかもしれないが、『鬼滅の刃』でヒントをもらえたように思うので、読んで本当によかった!
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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
また、次回のブログでお会いしましょう。(^^)/~~~