魔女の宅急便の老婦人のばあさんの呼び方が不自然?バーサは裏設定ではドーラの子孫?

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あなたは、「ばーさん!」って聞いて、どんなイメージを持ちますか?


中・高校生が「ばーさん」って言ってても、まぁその年代って、おばあさんのことをそう呼ぶよね、と納得しますよね。

もちろん大学生などの学生さんも然りです。

大人の私たちも然りです。


ただ、上品な老婦人が、「ばーさん」っておばあさんのことを呼んだらどうでしょう

ちょっと、いやいや、ずいぶん「違和感」を感じるのではないでしょうか。


今回は、「魔女の宅急便」で上品な老婦人がばあさんと呼んで不自然だったシーンについて解説していきます。そして、ばあさんと呼ばれている方の裏設定についても説明していきますよ。

魔女の宅急便の老婦人のばあさんの呼び方が不自然で違和感を感じる

魔女の宅急便で素敵な老婦人が登場しますよね。

ん?

そうそう。

焼きたてのニシンのパイを孫娘にプレゼントしたいと思っているあのおばあちゃんです。^^

老婦人で優しい雰囲気のおばあちゃんが、ひとつだけとっても不自然な似つかわしくないシーンがあります。

不自然なシーンだから、すごく違和感を感じてしまいます。

その不自然なシーンについて紹介していきます。

老婦人がばーさんと呼んで不自然だったシーン

では、不自然なシーン、いきますよ。

ばあさん!ばあさん!魔女さんにお礼をお渡しして


ばあさん、あれを


きゃあ!やめてよ、ばあさん


このように、老婦人は事あるごとに家政婦のおばあさんを「ばあさん」って呼んでいます


これって非常に失礼ですよね。

こう、何度も何度も 「ばあさん!」って呼ばれるなんて。


呼ばれた家政婦のおばあさんは、嫌な顔を全く見せずに

「はい、はい。奥様、今度は何事でしょうね。」

という落ち着き払った感じで対応されていますよね。

(もちろん、老婦人と家政婦という雇い主と雇われ人という主従関係がありますからね。)

老婦人がばーさんと呼んでいたのは実は名前だった!

その老婦人のおばあちゃんが家政婦の方を呼ぶときに、「ばあさん」と呼ぶのは違和感アリアリ

魔女の宅急便で違和感アリアリなシーンだなと思って、このシーンをみていました。

それは、ニシンのパイを焼くおばあちゃんが、お手伝いさん(家政婦)のおばあさんを「ばあさん! ばあさん!」と呼ぶシーン。

おばあちゃんがおばあさんを「ばあさん」って呼ぶんだー!って驚いちゃったわよ。

えっ、「ばあさん」って普通呼ぶかー?って疑問符がいっぱい頭の中を占領してしまいましたよ。

それに、上品な老婦人のおばあちゃんの方が、家政婦のおばあさんより年上に見えるし。

老婦人のおばあちゃんが、「ばあさん」って呼ぶこと自体、不自然

あんなに優しそうで上品なおばあちゃんが、「ばあさん!」って言うんですよー。

上品な方には似つかわしくない乱暴な呼び方だな、って違和感を強く感じました。


実は、家政婦の名前はバーサ

えっ? ばあさん じゃなくて、バーサ って名前を呼んでいたの?! びっくり!笑


あははは・・・(照れ笑い)


なぁんだ。そっか。

「バーサ! バーサ!」って名前を呼んでいたんだ


うん。納得。

これなら、貴婦人のおばあちゃんが、家政婦さんを名前で呼んでいるんだったら、理解できるし、わかるー。

私が「ばあさん」=「婆さん」って思い込んでいたけど、「バーサ」という名前を呼んでいただけだった

ん、もう。ややこしい名前ね!苦笑


これが、意外な真実なのでした。チャンチャン♪←古っ

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バーサは裏設定ではドーラの子孫なのか?

老婦人に「ばあさん」と呼ばれていた(実は名前のバーサ)おばあさんはとっても好奇心が旺盛な方。

キキがほうきにまたがって、空を飛んで来ますよね。

バーサさん、キキから預かったほうきにまたがって、飛んでみようと試みたりしていましたね。

私も飛べないかしら?と、飛ぶ真似をしていましたね。

とってもお茶目というか、なんか微笑ましい。


そして、キキを見ている目が輝いていたことがなにより印象的でした。

なぜ、こんなに「キキを見る目が輝くんだろう」って不思議に思っていたのですが、その理由がわかりました。


それはね、実は、バーサさんは ひいお婆さんから魔女について聞いていたんです。

バーサさんのひいお婆ちゃんは、実は「紅の豚」に出てくる三人の老婆だということ。

三人の老婆は飛行艇製造会社「ピッコロ社」の従業員であるということ。

「紅の豚」の三人の老婆

この三人の老婆は、「ピッコロ社」で働いているのは、

ひ孫に小遣いあげたくてねぇ うへへへ

って言うシーンがあるんですよ。


この老婆3人組が出ている「紅の豚」の時代は1930年頃で、世界恐慌の時代です。

「魔女の宅急便」は時代背景の設定は特にないので、

どの時代化は定かではありませんが、原作本である「魔女の宅急便」(著者:角野栄子)が書かれた時期は1980年前半となります。

そうなると、50年の開きがある。


家政婦として働いているバーサの年齢は、65歳くらい?

(結構お年寄りですね。)

そして、「紅の豚」での三人の老婆のひ孫としてのバーサは中学生くらいと設定すると、つじつまがうまく合いますよね。

(無理やりこじつけていませんよっ!^^)

こういう点が、ジブリの都市伝説って言われるゆえんなのかな?

あとはね、バーサは「天空の城ラピュタ」に出てくる女海賊のドーラの子孫であるかもしれないってこと。

バーサが空を飛ぼうとしてキキのホウキにまたがっているシーンは、女海賊ドーラが飛行船「タイガーモス」に乗っていろいろと活躍(?)していたときの記憶が先祖代々の記憶として受け継がれているのかもしれませんね。

飛行船に乗って空を飛んでいたときの記憶が、バーサの潜在的な記憶として残っているために、魔女のホウキに異常に反応してしまい、キキのホウキにまたがってしまうというお茶目な姿を披露したのかも。。。

前世で空を飛んでいたという記憶が潜在的にあるから、空を飛ぶということで血が騒いだのかもしれませんね。

うーん。こう考えると、バーサってなんか可愛い。^^


このように宮崎駿監督らしく、このように二つの作品に繋がりを持たせているのではないでしょうか?

宮崎駿監督のジブリ作品って結構、こうやって作品同士にリンクを持たせる手法を用いられることがあります。

今回の「魔女の宅急便」のバーサも、他の作品である「紅の豚」と繋がりを持たせる役割を担っていたのでしょうね。


このように作品を見ていくと、また違った映画の面白さに気づくことができます。

こうやって楽しめる映画であるので、宮崎駿監督のジブリ作品が好きなのかもしれません。

まとめ

老婦人が家政婦を呼ぶ「ばあさん!」は、婆さんではなく、「バーサ」という名前だった


家政婦「バーサ」はひいお婆さんから魔女について聞いていたから、キキに関心を寄せていて目が輝いていた



バーサのひいお婆さんは、「紅の豚」に登場する「ピッコロ社」の従業員である三人の婆さんだった

そして、バーサは「天空の城ラピュタ」に出てくる女海賊のドーラの子孫である可能性も高い。


宮崎駿監督のジブリ作品は丁寧に見ていくと、いろいろな気づきがある面白い作品である。


このようにジブリ作品はいろいろと気づいて楽しめる素敵な作品です。

あなたも、「魔女の宅急便」でバーサに注目して見てみてくださいね。

もし、あなたがすでに「紅の豚」をご覧になっているのであれば、三人の婆さんのことを思い出しつつ、「魔女の宅急便」をご覧になるとまた新たな気付きがあるかもしれませんよ。^^


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