イケメンボーイなのに、本当は真面目で良い青年なのに、ちょっと斜に構えた小憎たらしいヤツになっている。
その一言が相手を挑発させてしまうんだよって思う人物が、『ぼくたちのリメイク』のシェアハウスに住む貫之。
お金持ちのお坊ちゃんなんだけど訳アリで、学芸大に進学することについては、親御さんから勘当されたので、学費は貫之自身が稼がないといけない状況だった。
このような訳アリな貫之が言ったセリフについて印象に残っている内容について解説していきますね。
また、貫之の名言・名場面についても説明していきます。
【ぼくたちのリメイク】鹿苑寺貫之の名言
鹿苑寺貫之がシェアハウスに訪れた際には、2階の部屋で恭也とシノアキがなにやらゴソゴソやっている場面に遭遇した。初対面がなかなか印象的な場面だったこともあり、シェアハウスで懇親会を開いた際にも、貫之は恭也に女子に関する質問をするのだった。
そもそもあんま興味ないのよ恋愛
ぼくたちのリメイク様よりお借りしました。シェアハウスでは、貫之と恭也、そして、シノアキとナナコの4人が一緒に暮らしている。
この4人は偶然にも同じ大学の映像学科の新入生であった。
シェアハウスでこれから一緒に共同生活をしていくので、親睦を深めるために「懇親会」を開催したのだ。
親睦会と言いつつも、全員未成年だから、ジュースで乾杯していた。
恭也はシェアハウスのメンバー同士の懇親会のときに、貫之に「お前どっちに行こうとしてんだ?」と聞かれる。
どっちに行こうというのは、ナナコとシノアキのどっちにするの?という意味ね。
そんな質問をしてきた貫之は、どっちに行くのかと思えば、「俺?別にどっちも」ないないと手を振る。
ナナコとシノアキのことをまだ良く知らないということもあるけど、そもそも恋愛に対してあんまり興味をもっていない貫之。
だって、「そもそもあんま興味ないのよ恋愛───」って言ってたもんね。
貫之が恋愛に興味がないのはなぜなのか?
18歳の青春真っ盛りの男子の貫之。普通にこの年代は女子に関心があるし、恋愛にも関心が高いよね。
10年前にタイムスリップしてきたおっさんの(失敬)恭也じゃないんだし。
(恭也はタイムスリップして大学1年生になっているから、実際は28歳の青年なんだよねー)
なぜ、貫之は恋愛に興味がないんだろうか?
実は、貫之には「さゆり姉」と呼ぶ婚約者がいるからなの。
貫之の実家のお隣さんがさゆりの家。
互いに子供の頃から交流がある。
お互いにお金持ちのお家のご子息、ご令嬢といった感じ。
貫之はさゆり姉に対しては、貫之が一人ぼっちのときでもいつも一緒にいてくれた存在だったので、感謝をしている様子が伺える。
さゆり姉は貫之のことが気になり、貫之のことを独り占めしたいようで、貫之の近くでいろいろと世話を焼こうとする。
貫之自身も過度な世話を焼きたがるさゆり姉のことをうっとうしいと感じているのかも。
でも、実際は貫之はさゆり姉のことをうっとうしいとは思っていなかった。
さゆり姉がいろいろと貫之に対して要求することについても、嫌な素振りはほぼ見せていない。
どうやら貫之はさゆり姉のことをうっとうしいとは思っていなくて、負担だとも感じていないようだ。
さゆり姉は、貫之のことを子供の頃からずっと好意を持っていてくれる大事な人なのだ。
お前となら面白いものが作れそうだ
恭也がふと考えついたアイデアがある。そのアイデアを聞いて、貫之は30分時間をもらった。
「アイデア出せなかったからなんか書ければって思ってな それで今まとめてきた」と言って、貫之はシナリオを持ってきた。
3分の課題映像を作るときに、アイディアが出せなかったからという理由で、恭也が概要を話した内容に基づいて30分でシナリオを書いてきた貫之。
恭也のプロットを聞いてシナリオを30分で起こすなんて、すごすぎるよ貫之!
シチュエーションシーンの説明やキャラの設定、セリフまでを細かく書き上げていた。
そして、更に凄いのは、貫之がササッと書いたシナリオがわかりやすくて、読んでいるとすぐに情景が浮かんでくるという点。
恭也が出したアイデアは、実は貫之が3年ほど前に5日小説にしようと思って保管していたメモの内容と非常に酷似していた。
そのアイデアの件があって、貫之は恭也に対して、「お前となら面白いものが作れそうだ」という気持ちになったのだ。
貫之はシナリオを書くのが好きだから、さらに勉強をするために大芸大に入学したのだ。
でも、蓋を開けてみると・・・
シナリオの話ができそうなのは、河瀬川ただ一人。
他の学生は軽く話せるやつさえもいないのが現実だった。
そんな現実だから、課題も適当に自分が手動してやればいいやって生意気なことを考えていた貫之。
ただ、恭也の「駅」という場面で、少女から大人の女性へ、そして老婆になり・・・という話の説明を聞いて、恭也となら面白いものが作れそうだと思った貫之だったのだ。
貫之の名場面・名シーンについて
ぼくたちのリメイク様よりお借りしました。
3分の動画作成の課題の上映会当日のシーンが印象的なの。
気にすんな
ここまで来たら恭也を信じるよ俺は
と貫之は言っていた。
実際に上映となって、自分たち チームきたやまの作品が上映された。
メンバーにさえも見てもらうことができなかった作品。
実際作品を見て、貫之は、
あのトラブルのなかで・・・
俺たちから集めたありあわせの素材で
時間も限られるなか
それでもこんな作品をまとめ上げたってのか
ぼくたちのリメイクの貫之の心の声より
恭也の底力を目の当たりにした貫之は相当ショックを受けたようだった。
同じクリエイターを目指しているもの同士だが、貫之にとっては恭也は何倍、いや何十倍をも上の存在のように感じてしまったようだ。
実は、この出来事が、貫之が大学を辞めて、実家のある川越に戻ってしまう原因の一つとなっているのだ。
建前的な退学理由としては、次の通り。
貫之は親に勘当された状況で大学に進学したため、学費や生活費は自分で稼ぐ必要があった。
しかし、体調を崩したこともあり、アルバイトをして学費を稼ぐことができなくなっていった。
学費を稼げないなら大学に在籍できないため、退学を余儀なくされた。
でも、実際の貫之の大学理由は、学費を稼げなくなったからではなく、恭也のレベルの高さをまざまざと見せつけられて、自分に自信をなくしてしまったからなの。
貫之が学費を稼ぐためにアルバイトをしているが心身共に疲弊しているのを知ったシェアハウスの住人が、同人ゲーム開発に取り組んで、みんなで学費代を工面しようとする。
この同人ゲームを作っていく過程で、貫之は自分の才能は恭也と比べたら足元にも及ばないという認識をしてしまい、貫之自身が自分の才能に見切りをつけてしまい、退学するという道を選んでしまったのだ。
貫之は同人ゲームのチェックをしていて、「誤字」が多すぎて凹みつつも修正していた。
恭也といえば、貫之やナナコ、シノアキに次々とチェックする項目やポイントを指示し、不具合があったら直していく・・・という作業をおこなっていた。
いろいろと親身になって恭也はやってくれた。本当によくやってくれた。制作はやっぱり恭也が適任だよね。
恭也はゲームが大成功したのは、みんなの力だと言って褒めた。
この褒められたことが貫之にとって救われたと思えた反面、敗北感と絶望を味わうことになってしまったのだ。
貫之にとっては、恭也に生かされなければ、何もできないんだって思った。そして、もうここにはいられないと感じてしまった貫之。
上記のようなことがあり、貫之は大学を辞めていったのだ。
まとめ
ぼくたちのリメイク・貫之の名言は、・そもそもあんま興味ないのよ恋愛
貫之はこのようにシノアキにするのか、ナナコにするのかを質問してきたのだ。
そんな質問をしてきた貫之は、どっちに行くのかと思えば、「俺?別にどっちも」ないないと手を振る。
貫之はシェアハウスの同居人には全く興味がない様子だった。
貫之にはすでに「婚約者」がいるので、恋愛に関心がないのは当たり前かもしれない。
貫之の名場面・名シーンについては、
3分の動画作成の課題の上映会当日のシーンが印象的!
あのトラブルのなかで・・・
俺たちから集めたありあわせの素材で
時間も限られるなか
それでもこんな作品をまとめ上げたってのか
ぼくたちのリメイクの貫之の心の声より
恭也の底力を目の当たりにした貫之は相当ショックを受けたようだった。
この出来事が、貫之が大学を辞めて、実家のある川越に戻ってしまう原因の一つとなっている。
貫之は自分よりもずっと優れたクリエイターがいることを知り、貫之自身の自信がどんどん壊れていってしまった。
本当は、恭也が未来の世界で憧れていたプラチナ世代のシノアキ、ナナコ、そして川越京一である貫之と同じ大学生活を送って、彼らの役に立ちたいと思い、いろいろとやっているだけなのよね。
それなのに、結局は貫之は「恭也に生かされなければ、何もできないんだ」と思ってしまい、ここには(大学)もういられないと感じてしまったんだよね~。
あー、この貫之と恭也のそれぞれの思いがうまく伝わっていないのがもどかしい!
『ぼくたちのリメイク』に今はハマっています。
大人になっても、というかおとなになったからこそマンガにハマるようになってしまったんだろうか・・・←言い訳?
ちなみに、私がパケ買いしたのはこちらのマンガの方です。かわいいでしょ。
この『ぼくたちのリメイク』は原作はラノベなので、ハマると原作に当たりたくなる私としては、やっぱり原作を読んでいるんだよね。
ラノベの『ぼくたちのリメイク』いいですよ~。本当にハマってます。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また、次回のブログでお会いしましょう。(^^)/~~~