『ブルーピリオド』ではガラの悪い、もといなんでも楽しんでしまう三人組が登場します。
そうです。八雲とはっちゃんとモモちゃん。
江戸東京博物館を見学していると、八雲が「駕籠(かご)」に乗って担がれてみたいと言い出し、はっちゃんと八虎が駕籠を担ぐことになった。
そのときに「八雲、何やっとるん~」と駕籠(かご)のところに現れたガラの悪い女性がモモこと柿ノ木坂桃代(かきのざかももよ)。
実は、見た目はガラの悪い女性に見えるが、話してみると優しくて、熱血漢な部分も持ち合わせているモモ。
今回は、そんな熱血漢ぶりを発揮してくれる柿ノ木坂桃代にスポットをあてて、彼女の名言について解説していきます。
目次
ブルーピリオド・モモこと柿ノ木坂桃代(かきのざかももよ)の名言!
ブルーピリオド面白すぎて全巻一気に読んでしまった
— はみるとん@爆アド.com (@ZenmaiShark) February 13, 2021
モモちゃん可愛すぎ pic.twitter.com/LJcCz7OYmy
モモは、大学入学する前から藝大入ったら法被隊の隊長やるって決めていた。
モモって、話す時にところどころに方言が混じる。
どこの出身なのか?と思ったら、広島だった。
モモが喋ってるのは広島弁。
熱弁すると、どんどん広島弁がきつくなるみたい。
モモは藝大に入学できたら、法被隊で隊長する!という強い思いをもっていたらしく、法被隊の隊員の前では熱弁していた。
「法被は神輿に次ぐ・・・いや神輿をよりかっこようよりド派手に魅せることがでけるんは法被あってこそじゃ」と強い思いを語りだすモモの姿を見て、あー、本当に法被隊の隊長をやりたかったんだな、って思えたから。
そんな法被隊の隊長になるという熱い思いを持た柿ノ木坂桃代の名言はこちら
・「捨てとらん!中間講評も今日の食費も捨てとらん!」
・「ハピハピハッピー法被ハッピーエイエイオー」
では、これらの名言がどのような場面、シーンで言われているのかを丁寧にみていきましょう。
名場面・名シーン考察と法被隊隊長になった理由とは?
モモはぱっと見、八虎やはっちゃんのようにガラの悪い人に見えてしまう。きっとモモだけなら大丈夫なんだろうけど、つるんでいるメンバーが八雲とはっちゃんなので、もれなくガラ悪ーってなってしまうんだろうな。
そんなぱっと見、ガラ悪く見えてしまうモモだけど、法被隊の隊長になった理由を知ると、意外な一面が見えるかもしれませんよ。
では、モモが法被隊の隊長になりたかった理由について私なりの考察を説明しますね。
法被隊で隊長するという思いが強いみたいで熱弁してるモモちゃん。
「法被は神輿に次ぐ・・・いや神輿をよりかっこようよりド派手に魅せることがでけるんは法被あってこそじゃ」と強い思いを語りだすの。
これは藝大に入学する前に、藝大祭を見に来ていて、神輿を担いで練り歩く先輩の姿を見ていたからでしょう。
先輩たちが、とっても力強く、そしてものすごく楽しんで神輿を担いて練り歩く姿を目の当たりにした。
で、その神輿を担いでいる先輩たちが着ている法被がものすごくかっこよくてすてきだった。
その姿が目に焼き付いていて、感動したモモは自分が藝大に入学できた暁には法被を作って神輿をかっこよく、ド派手に魅せられるようにしたいと強く思ったのだろう。
こんな強い思いを持っているからこそ、法被隊の隊長としてがんばっているのだと考察します。
では、モモが法被隊隊長になった理由がわかったところで、柿ノ木坂桃代の名場面、名シーンを解説していきますね。
捨てとらん!中間講評も今日の食費も捨てとらん!
このセリフ、なぜ?って思いますよね。仲良しのはっちゃんとモモちゃんたボードゲームで対戦したときのモモのセリフ。
お金を掛けて、ボードゲームで対戦するの。
はっちゃんはボードゲームがむちゃくちゃ強くて連勝。
モモは、「ウソじゃウソ。イカサマじゃこんなもんはァ!」って泣きながら怒って、はっちゃんの襟元つかんでゆっさゆっさと揺さぶってる。
はっちゃんは、「もー自分の弱さ棚に上げて怒んないのー」ってなだめてる。
八虎もやる?とはっちゃんに誘われ、「講評始まるまでに勝っちゃうよ」と対戦前は余裕な口ぶりだったのに、対戦してみると・・・10分後には千円札ははっちゃんの手元に。
はっちゃん、ボードゲーム強すぎる!八虎は茫然として、手や体がワナワナ震えていた。
モモ、ボードゲーム弱いんならさ、食費までかけちゃーいかんよ。
ハピハピハッピー法被ハッピーエイエイオー
何この掛け声って思いますよね。モモちゃんは藝大に入ったら、法被隊の隊長をやるって決めていました。
めでたく法被隊の隊長になったモモちゃんこと柿ノ木坂桃代。
笑顔で、そしてとっても熱く法被隊の隊員たちに法被隊のことについて説明していた。
・神輿をド派手に魅せることができるもの
モモちゃんたちが作る法被は、「見猿・聞か猿・言わ猿」の神輿を盛り立てる「三猿※背景法被」。
実は、人の一生の教訓を描いている。
猿だけじゃなくて背景にも意味がある。
成長と共に育つ松、青い雲は「星雲の志」。
三猿は背景があってこその三猿。
モモちゃんたち法被隊が作る法被のデザインが、「青い雲」と「松の木」になっている理由は三猿のレリーフが背景にも意味があるから。
熊井がデザインした法被には、上記のような意味合いが込められていたんですね。
意外と(失礼!)熊井って深いところまで考えて法被のデザインをしたのね~。
モモちゃんの法被デザインが採用されず残念だったけど、神輿が三猿だから、熊井デザインの法被が採用されてよかったね。
・8月後半(2週間)でコンテストに向けてのダンスの練習をする。
きばってけー!というモモちゃんの掛け声とともに、「ハピハピハッピー法被ハッピーエイエイオー」と掛け声をかけていた。
八雲も法被隊だが、「気合入ってるなモモちゃん・・・」とつぶやいていた。
この「ハピハピハッピー法被ハッピーエイエイオー」素敵かつ面白い掛け声もあるから余計にテンションアゲアゲでやっていける。
モモは隊員たちにやる気を起こさせてタイムスケジュール通りに順調に作業ができていたから、リーダーシップのあるいい隊長だったんだよね。
法被が完成したときには、八雲もかっこいいだろーって言って法被を羽織って自慢げに八虎に見せていたんだよね。
そして、藝大祭当日には八雲はテンション高く、三猿神輿の上に乗って、上機嫌だったのよね。
でけーことは最強だ!とって八雲は神輿の上に乗っていたのだった。
モモこと柿ノ木坂桃代がボードゲームに負けて文句を言っているシーンや法被隊の隊長となって熱血漢よろしく隊員に語っているシーンは『ブルーピリオド』8巻に掲載されています。
まとめ
ブルーピリオド・藍沢彩乃の名言は、・「捨てとらん!中間講評も今日の食費も捨てとらん!」
・「ハピハピハッピー法被ハッピーエイエイオー」
名場面・名シーンの考察とモモが法被隊隊長になった理由については、前述したとおりです。
柿ノ木坂桃代の名言の中で、私が一番感動したのはこの名言を言うシーンです。
「ハピハピハッピー法被ハッピーエイエイオー」
このセリフ、というか気合を入れるための掛け声(?)がモモらしくていいなって好感が持てました。
モモ自身が入学前から、藝大に入ったら、法被隊の隊長をする!って決めていて、実際に有言実行するあたり、すごいよね。
それに、法被隊の隊長への思い入れもひとしお。
こんなに熱い隊長のもとだったら、隊員たちも「よっしゃー、がんばってやっていくぞ!」ってなるよね。
それに素敵かつ面白い掛け声もあるから余計にテンションアゲアゲでやっていけるよね。
(私が、こんなに熱い思いの隊長のもとで法被隊の隊員の一人だったら、絶対にモモの熱血さにやられて、法被作りも踊りの練習も一生懸命やっているはず。)
やっぱり、リーダーがやる気だと、隊員たちにもその熱量がビシバシ伝わってくるので、いい雰囲気で作業ができるんだろうね。
そうなると、モモはリーダーシップのあるリーダーということになるね。
モモって最初はガラ悪ーってことで悪いイメージを持っていたけど、モモのことを知れば知るほどに、モモっていい奴じゃん!ってなる。
こんなに熱血漢の女性だったとは意外。
でも、1つのことに打ち込むという意味では、作品作りをするうえで大切な要素だと思うので、モモは芸術の大学に進学して正解だね。
モモが法被隊の隊長であってよかったね。
『ブルーピリオド』って、美術に関する物語だけではなくて、物事に対してどう捉えていくといいのかのヒントを与えてくれます。仕事をしていく上でのヒンになるようなことも書かれていますよ。全巻セットで購入して大正解!と思えるマンガです。読みだしたらあなたもハマりますよ(^_-)-☆
ひきこまれます。オススメのマンガです。
あなたはどの缶バッジが好きですか?
私は、八虎と龍二! あ、でも、森先輩もかわいいし、世田介くん、橋田もいい感じよね~。
こうやって見ると、選べないから、5つのセットとなっていてよかったー。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また、次回のブログでお会いしましょう。(^^)/~~~