『パリピ孔明』って三国志オタクの方にも、そうでない方にも楽しめるアニメですね。
英子の歌を聴いた、転生した諸葛亮孔明が英子の歌で三度助けられたことによって、英子の軍師として英子の夢を叶えるための働きをおこなう物語。
物語の中では、三国志オタクのBBラウンジのオーナーである小林が登場し、諸葛亮孔明とともに三国志についての解説をしてくれます。
私はむちゃくちゃ三国志に疎いのですが、『パリピ孔明』は十分に面白く楽しめます。
今回は、そんな三国志について、「無中生有」の意味について説明していきます。
私と同じように歴史が苦手な人にもわかりやすく解説していきます。
これを機会に、三国志に興味を持ってもらえると嬉しいです。
目次
パリピ孔明の三国志!
三国志って、なんかむつかしそうって思いませんか?私は歴史、特に世界史は大の苦手なので、蜀・魏・呉と聞いてもあまりピーンときません。
教科書を読んでいると眠くなってしまいますが、『パリピ孔明』はマンガなので、三国志ネタがたくさん書かれていますが、すらすらと入ってくるから不思議です。
私が学生時代の時に、『パリピ孔明』が発売されていれば、もうちょっと歴史の点数が稼げたかもしれません。
では、『パリピ孔明』から学ぶ三国志について解説していきますね。
無中生有(むちゅうしょうゆう)の意味とは?
『パリピ孔明』の2巻で「無中生有」のエピソードについて描かれています。英子は野外フェスに初参加なのに、機械トラブルでせっかく来てくれたお客さんが帰ってしまうので、どうにかならないか孔明に言っています。
たしかに、大半は相手のブースにお客さんが流れていて、英子のブースは死にブースになっていた。
こんな不利な状況下であるにも関わらず、孔明は英子に「機材トラブルが直れば、すぐにスタンバイできるように」と伝え、声出しするように計らいます。
孔明は、この状況で「無中生有」を実行しようと策を練っていたのです。
兵法三十六計のひとつである「無中生有」とは?
無中生有(むちゅうしょうゆう)は、三十六計の第七計。「無中に有(ゆう)を生ず。」
ん?どういうことってなりますよね。
説明しますね。
まず無というか、虚を示して敵を欺きます。
その後に有、実を用いて攻めていく戦術です。
もう少し丁寧に説明すると、このようになります。
無中生有について(簡単な流れ)
1.最初は、敵に対して偽装工作をする。
2.その偽装工作が敵に「偽装」であることを気づかせます。
3.偽装だと思わせることで敵を安心させるんです。
4.再び偽装工作の行動をとります。
敵は油断をしているので反応してきません。
5.この敵が反応してこない状況で、一気に攻撃をして敵を打ち破る。
2.その偽装工作が敵に「偽装」であることを気づかせます。
3.偽装だと思わせることで敵を安心させるんです。
4.再び偽装工作の行動をとります。
敵は油断をしているので反応してきません。
5.この敵が反応してこない状況で、一気に攻撃をして敵を打ち破る。
無中生有の史実による一つの事例
孔融が黄巾賊の残党に包囲された際、孔融の将太史慈は自らは馬にまたがり弓を持ち、従者には的を持たせて城の外に出た。そして的を射ると戻る、ということを行った。最初は警戒していた黄巾賊も、これが何度も行われるに及び、大して興味を持たないようになった。そうして油断しきった中、太史慈は突如馬を駆って包囲を突破。劉備に救援要請を行い、援軍を引き連れて戻った。この軍を見た黄巾賊は撤退し、孔融は窮地を脱することができた。
wikipediaより
これって童話のオオカミ少年と同じですよね。
何度も嘘、偽装を重ねられると、「どうせまた嘘、偽装でしょう」と思ってしまい、本当にその事態が生じた時には対応ができなくなっているという。
パリピ孔明での無中生有は?
ライブの会場で、機材トラブルを装い、相手(JET・JACKET)がMCをするタイミングで、機材を復活させ、観客を英子の方へ導くというもの。孔明は、JET・JACKETについて詳細に調べていた。
JET・JACKETについて
・JET・JACKETのボーカルは神経質であり、計画的な人。そして、喉が弱い。
・JET・JACKETには翌日大事なライブがあること。
・アートフェスでの競合相手は、不人気ブースの無名の歌手である英子。
・英子のブースでは機械トラブルが発生していることを確認にきたボーカル担当。
・JET・JACKETには翌日大事なライブがあること。
・アートフェスでの競合相手は、不人気ブースの無名の歌手である英子。
・英子のブースでは機械トラブルが発生していることを確認にきたボーカル担当。
それに、喉の弱いボーカルは代表曲の「MID DAY」は歌いたくでも喉が温まらないと歌えない。
孔明は上記の情報を分析し、タイミングを見計らって、英子にド派手な照明と盛り上がるヒット曲のカバーを歌わせて、JET・JACKETのガチなファン以外は英子のところに流れるように仕向けたのだった。
さすが孔明!
無中生有、大成功!!
敵に塩を送る行動をとるパリピ孔明
野外フェスでは、JET・JACKETの観客を英子の方へ上手く導き、英子に自信をつけさせた孔明。そのあと、JET・JACKETのボーカルに呼び出され、文句を言われる。
やり方が汚いとか苦情を言われる。
そのときに、機材トラブルがJET・JACKETを油断させるフェイクだったことを詰め寄られる。
詰め寄られた孔明が反撃するかと思いきや、JET・JACKETのボーカルの喉の問題を改善する「喉に効く煎じ薬」を披露した。
最初に毒見のために孔明が飲んで見せ、そのあとJET・JACKETのメンバーが次々と飲んでいった。
味は最悪だが、喉は開く。
ボーカル担当が、メンバーから「煎じ薬を飲め」と言われる。
ボーカル担当は飲むのを最初は拒否するが、メンバーは「お前、喉ひらいたら最強じゃん」と言い、ボーカル担当もしぶしぶ煎じ薬を飲む。
すると、喉のひっかかりがまったくなくなり、すっきりする!
そして、孔明はJET・JACKETのメンバーに対して、
「フェス1年目の荒々しい演奏の方が好みだった」
「あの頃の勢いがあれば、だれもステージから離れることはなかったでしょう」
と伝えたのだ。
JET・JACKETのボーカル担当は最後に、孔明に対して薬の事はサンキューですと照れながらお礼を言っていた。
孔明の、敵に塩を送る対応はかっこいい。
『パリピ孔明』を読むことによって、故事についても学べるし、三国志についても理解しやすくなる。
私のように歴史が苦手な人にぜひともオススメしたいマンガです。
まとめ
パリピ孔明から学ぶ三国志については、・『パリピ孔明』はマンガなので、三国志ネタがたくさん書かれていますが、すらすらと入ってくる。
・教科書を読んでいると眠くならない。
無中生有については、
・無中生有(むちゅうしょうゆう)は、三十六計の第七計。
・最初に、偽装を敵に示して欺き、次に、それが偽装であることを敵に気づかせる。そのあとに再び同じ手段を敵に示す。敵は油断して反応しないので、一気に攻撃して敵を破るというもの。
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