十二人の死にたい子どもたちの結末をネタバレ!最後の歌やエンドロールについても

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あなたは死にたいですか?

安楽死するために集まった12人の未成年たち。

「死にたいってどういうこと?」

「安楽死を望む理由はなぜなの?」


今回は、「十二人の死にたい子どもたち」の結末ネタバレするとともに日頃あまり考えることのない「死について」立ち止まって考える機会が得られたので紹介していきます。

十二人の死にたい子どもたちの結末は?ネタバレ注意

「十二人の死にたい子どもたち」の映画は、衝撃的なタイトルであり、謎の死体が出てきたため、その犯人を巡る議論がなされるというストーリー

ハラハラドキドキ。

ただ、内容を追っていくのに一生懸命だとハラハラドキドキしない人もいる、というかハラハラドキドキする以前に内容を理解するのでいっぱいいっぱいになるかも・・・。苦笑


誰が犯人なの


こんなストーリー要素からは想像しづらい結末が用意されていました。


すごく前向きな結末なんですよ。



その前向きな結末とは・・・

みんなで自殺しようということで集まったメンバーだけど、話し合いを持つことで、この集いを中止させる」というもの。


謎の死体が登場したり、その死体の犯人探しをしたり、トリックを解明してみたり・・・

これらはすべて物語に引き込むための手段であったということ。

ものの見事にその手段に引き込まれましたよ、私。)


映画で作者が伝えたかったメッセージは、彼ら12人が決断したラストに描かれていましたね。


12人がお互いに死んでほしくないという感情が生まれていきました。

それぞれの悩みを聞いて、死にたいと思っている理由を知っていくにつれて「互いに死んでほしくない!」という思いが強くなっていきます


死にとりつかれているから

同級生を殺してしまったから

好きなバンドマンが亡くなったから

ヘルペスに罹ったから


こんなことを言うと、彼、彼女たちに怒られてしまうかもしれないけれど、

他人からしたら「そんなことで死にたいと思う?」と思う悩みです。

でも、本人たちにとっては死にたい!って思い込んでしまうほどの悩みなんですよね。


彼らが悩みを吐き出していく過程を経て、悩みを共有してもらって、または助けてもらったことによって解決に向かって歩み始めていく。


主催者であるサトシは一つだけルールを決めましたよね。

そのルールは「議論すること」でしたよね。


実は、サトシは、話し合うことでこの集いが中止になることを知っていたのかもしれませんね。

サトシはこのような「死にたい」人が集まる集いを開催している人なんだから。

作者は「死」について改めて考えてみてほしいというメッセージを込めているのでは?

今回の映画で、「死」について考えさせられました

自殺することについても、自殺する経緯に至った原因についても、自分一人で抱え込んでいると、最悪なシナリオしか描けない。

でも、同じような悩みを抱えている人やその悩みについて話を聞いてくれる人がいることで、自分一人で抱え込んでいたものの見方が、他人の目から見た時の見方が違うことに気付かされることができる。

最悪なシナリオしかなかったはずなのに、悩みを解決する方法を見いだせることができる「場」になる。


死を考えてしまっている人へ伝えたいこと

一人で悩みを抱え込まないでいいよ、というあたたかいメッセージを送られている作品なんだなと感じました。


みんな生きている意味があるんだよ

嫌なこと、つらいことがあって耐えられなくて死にたくなるくらいなら、そのことから逃げようよ。

逃げることは悪いことだって思うのは、そう刷り込まれているからだよ。

大丈夫。自分を守るために逃げることは悪いことじゃない

(私自身、すごく辛いことがあって、その時はすごーーーく迷いに迷ったけど、結局、その辛いことから逃げました。
 逃げてきたからこそ、今、平凡だけど毎日笑顔で暮らすことができています。)

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最後の歌は「On Our Way」

『十二人の死にたい子どもたち』のエンドロールの主題歌を歌っていたのは、「The Royal Concept(ザ・ロイヤル・コンセプト)」というアーティスト。

エンドロールで流れていた曲は、「On Our Wayです。

エンドロールで主題歌を確認することができなかった人も多いのでは?笑

主題歌を見逃した人のために述べておきますね。

「The Royal Concept(ザ・ロイヤル・コンセプト)」が歌っている「On Our Way」が主題歌です。

「The Royal Concept(ザ・ロイヤル・コンセプト)」のメンバーは、スウェーデンのストックホルム出身です。

エレクトロ・サウンドで魅了してくれます。^^

メンバー構成は、次のようになってます。

デヴィット・ラーソン(David Larson)が、リードヴォーカル、ギター、キーボード、シンセサイザー(いろいろとこなせますね)、フィリップ・ベキック(Filip Bekic)が、ギター、マグナス・ロバート(Magnus Robert)が、ベース、フランス・ポヴェル(Frans Povel)が、ドラム、パーカッションを担当しています。

話題になったエンドロールについて

『十二人の死にたい子どもたち』のエンドロールが、通常のエンドロールと違っていたのが話題になりました。

どう違っていたのか。

それは、『十二人の死にたい子どもたち』のエンドロールでは、リョウコの名前が一瞬表示されたあと、すぐに別の名前に変わったからです。

もう少し丁寧に説明しますね。


エンドロールで流れてきた「秋川莉胡」の名前がブルブルッと震えて、「橋本環奈」に変わったんですよ。


このブルブル震えるところと、名前が変わるところが珍しいなということで話題になりました。


なぜエンドロールでリョウコの名前が変化したのか?

そもそも「リョウコ」は、映画の中で「秋川莉胡(愛称はリコ)」という芸名の美人有名女優ですよね。

映画の中で女優として芸名を持っているために、エンドロールで映画の中の本名と芸名を最初に表示したというわけです。

そのあとすぐに、本来のキャストとしての橋本環奈さんの名前に入れ替えているんですね。

すごーく工夫されてますよね。

字がブルブル震えるから、そこに注目しちゃいましたよ。笑

エンドロールで映画内での種明かしがされるのも新鮮

映画のメインキャストの役名と名前が表示された後に普通のエンドロールでは見られない工夫がされていましたね。

映像の左側に映像が流れたんです。

それも、本編映像の種明かしがわかりやすくまとめられたものが流れました

映像の下には、病院内の階数と時間が表示されました。

全ての謎を時系列に沿って説明されていたので、謎の種明かしが丁寧になされていました

映画で理解できなかった人、物語が早くて展開についていけなかった人も、このエンドロールで「なるほど!」と理解できたのでは?

このエンドロールはなかなか好評のようでした。

私もこのエンドロールのおかげで「なるほどね!」を味わった一人です。笑



まとめ

 
今回の十二人の死にたい子どもたちを観て、死について考えて、生きていくうえで大切なことを学びました

・何か心配事や悩み事があるときは一人では抱え込まないことが大事
 一人で考えていたら、悪い方、悪い方へ思考が向かってしまうから。

・何か心配事や悩み事があるときは人に話して聞いてもらうことが大事
 信頼できる人がいればその人に話してきいてもらう。
 信頼できる人や話せる人がいないときは悩み相談の電話を利用するといい。

・生きているからこそ価値があるから死ぬほど辛いなら逃げよう
 死んで花実は咲くものか ですよ。
 生きてさえいれば、何かいい目にも会えます。
 死んでしまったら、これまでの努力がムダになるし、よい目にも会えないんですよ。
 死にたいほど辛いなら逃げるんです!

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私は原作本に興味があるので、作家の冲方丁さんの本「十二人の死にたい子どもたち」を読みたいと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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