【こんなときQ&A】葬儀の後の中陰法要~初七日から四十九日法要~

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こんなとき、どうする?
身近な人(両親や兄弟)が亡くなって、葬儀をおこなった後、毎週毎週、七日おきに法要があります。
この中陰法要について、どのようなものなのか、どんなことをするのかについて述べたいと思います。

この七日おきの法要って、結構大変なんですよ。
(実家の母がまいってしまいました。もともと精神的なことに弱い人なので、余計に大変でした。父が亡くなったので、もちろんそのダメージもあるでしょうけど、なんかそれ以上にいろいろなストレスを抱えているみたいでとにかく大変でした。でもね、親戚の方でしっかりした叔父さんがいらしたので、叔父さんに相談しながらなんとか中陰法要は一つひとつこなしていけました。本当に叔父さんがいてくださって助かりました。)

こんにちは。美肌になるため、アンチエイジング法を学び実践している40代のそらです。

今回は、私自身の体験をもとに「七日おきの法要(中陰法要)」について記録として残しておきたいと思います。
まずは、中陰法要って何だろう・・・ということから書いていきたいと思います。

この備忘録が、あなたにとっての「覚えておくと便利なこと」として役立てれば幸いです。

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Q.中陰法要って?

ひと月前に父を亡くして、葬儀をおこなったあとは、毎週毎週七日おきにある「中陰法要」のお参りに実家に行っています。

今までそんなに気にしていなかったけど、当事者になったことをきっかけに中陰法要について簡単に説明しておきますね。
(この記事を読んでくださっているあなたにも、自分自身の覚え書きとしても活用できるし、一石二鳥でしょう(苦笑)。)

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A.亡くなってから七日ごとに四十九日までのおこなう法要

初七日、二七日、三七日、四七日、月忌、五七日、六七日、七七日となります。
うちの実家では、四七日もあるち、月忌もある。結構丁寧にされる地域だと思います。
(月忌は亡くなってからひと月経った日)

それぞれどんな形でおこなったのかを記録しておきます。
(私のところの地域での記録になるので、あなたのお住いの地域とはやり方が多少異なるかもしれません。その点はうまく読み替えてくださいね。なお、実家は真宗大谷派です。)

初七日

亡くなってから、死後七日目におこなわれる法要です。
通常、葬儀当日に初七日もおこなわれることが多くなりました。
(私も葬儀当日に父の初七日を執り行いました。私の住んでいる地域は田舎ですが、初七日は葬儀当日にされることが多いです。)
葬儀は喪服でしたが、初七日は黒のスーツにしました。
(葬儀までは親戚がメイン、初七日は当家がメインとなるので、そのあたりの役割分担がよくわからず、あたふたしていましたね。)

二七日

亡くなってから、死後十四日目におこなわれる法要です。
二七日はごくごく身内でおこなわれます。
私の場合は、父の兄弟と家族でおこないましたね。
二七日法要の御佛前とお供え(菓子折り)を持っていきました。
(どれくらい包めばいいのかわからず・・・。父の兄弟の方と同じ額を包みました。)

三七日

亡くなってから、死後二十一日目におこなわれる法要です。
三七日は通常は、ある程度の濃さの親戚まで呼んで、営まれます。
ただ、私の父の場合は年末の時期に重なってしまったため、ごくごく親しい身内だけでおこないました。二七日と一緒のメンバーです。
このときは、四七日と月忌に備えて(?)お供えは失礼して(無しで)、御佛前だけを包みました。
(このときも父の兄弟の方と同じ額を包みました。)
どれぐらいが相場なのか、ネットで調べたりもしましたが、地域性があるので、やっぱり身内の方と揃えておくのが一番いいかな、と判断しました。
(ダイレクトに母に聞いてみたのですが、母ははっきりとは教えてくれなかったので、上記のような形にしました。あー、こんなときに「もっと父親が元気な時に法事についてとか、お金についてとか教えてもらっておけばよかった」と思います。後悔先に立たず ですけどね。。。)

四七日

亡くなってから、死後二十八日目におこなわれる法要です。

月忌

亡くなってから、丸ひと月目におこなわれる法要です。
四七日と月忌は一緒にとりおこなわれます。
(二十八日目と三十日目なので、日が近いため、あわせておこなわれることが多いです。)
私の父の場合も、一緒に執り行いましたね。
これは、親戚、隣近所の方もお呼びしておこないます。
このときは、お供えは「お寿司」(巻きずしといなりのセットの)にしました。
もちろん、御佛前も包みますよ。

お呼びするのは一軒につき、お一人です。<--この一軒につき、何人お呼びするのかっていうのが法要によって変わってくるので要注意です。
(もちろん、私の地域だけの話なので・・・。私の備忘録だし。。。)
この時は、お斎もあります。
パックのお料理とお酒を出しましたね。
(家の者は、このお料理とお酒の接待でちょっと忙しくなります。お手伝いくださる女性の親戚の方に感謝です。)

五七日

亡くなってから、三十五日目におこなわれる法要です。
五七日はごくごく身内でおこなわれます。
私の場合は、父の兄弟と家族でおこないました。
(二七日と同じですね。)
このときは、四十九日(忌明け)に備えて、お供えは失礼して(無しで)、御佛前だけを包みました。

毎週毎週、父の兄弟、姉妹の方とお会いして、父のことを偲びつつ、お話できるひと時が家族にとっても癒しの時間になっていたように思います。
家族だけで過ごしているとなんとなく重たい空気が流れて居づらいのですが、父の兄弟・姉妹の方が見えると、父についての思い出話ができたりして、穏やかなゆっくりした時間を過ごせたように思います。
こうやって、お坊様と一緒に父について語れるひと時が大切で、仏教についても学べるいい機会なんだと思います。
父のおかげで、「生きる」ということ、「生かされている」ということを考える機会が与えられているんだなと思います。
日常の忙しさで「生かされている」ということを考えることはめったにありません。
ただ、中陰法要の時は毎週、このことを考えられるのでありがたいと思います。
(そのための中陰法要ですものね。)

六七日

亡くなってから、四十二日目におこなわれる法要です。
六七日もごくごく身内でおこなわれます。
私の場合は、父の兄弟と家族でおこないました。
(二七日、三七日、五七日と同じですね。)
このときも、四十九日(忌明け)に備えて、お供えは失礼して(無しで)、御佛前だけを包みました。
父の兄弟・姉妹の方だけと一緒におこなう法要はこれが最後ですね。
(四十九日は親戚の方もお呼びするし、そのあとにある百箇日もある程度の濃さのある親戚を呼びするし。。。)
和やかにおこなえる法要は、この六七日が最後です。
私は、この父の兄弟・姉妹と家族でおこなう法要が一番いいな、と思っています。
大きな法要(月忌や四十九日、百箇日、一周忌・・・など)のときは家の者はなにかと忙しく(お料理やお酒の準備、お供えの袋分けなど)、お経やお坊様のお話を聞いたりすることができないので、こうやってこじんまりとした毎週の法要の方が好きなのです。お坊様のお話は仏教に明るくない私にもよくわかるように話してくださいましたので、より印象がよかったのだと思います。

七七日

いわゆる「四十九日」と呼ばれるもの。
忌明けの法要ですね。
こちらは親戚、隣近所の方もお呼びしておこないます。それも一軒にお二人です。
「お葬式の時にお世話になりました。」ということで、お二人お呼びするそうです。
(最初はどの法要の時に何人お呼びするのかわからず、どうなっているんだろう?と不思議に思いましたが、実際に当家として法要を執り行うと、お呼びする人数がわかるようになってきます。
 何事も経験ですね。。。)
このときは、お供えは「お餅」(おいしいと評判のお店のよもぎ餅)にしました。
それとは別に私からも(娘として)お供え(本当は粗供養だと思うけど)には「お菓子」(あられの詰め合わせ)にしました。
もちろん、御佛前も包みましたよ。
大きな法要の時は、お供え・粗供養をしますね。
(「お供え」・「粗供養」についての違いについても進物屋さんで教えてもらったので、また別途記事にしたいと思います。
 このところで書くと、長い記事になってしまいますので、別記事にしますね。)

この忌明け法要のお斎は小料理屋さんでおこなうことにしました。
(パックとお酒を出しておこなう場合もありますが、今回はお店でおこないました。
 私の地域でも、少しずつですが、こうやって家でおこなわずにお店に行っておこなうことが増えてきているようです。高齢社会の地域なので、だんだんにこの傾向は高くなるでしょうね。)

~ちょっと余談になりますが~
お斎が終わって、家に戻ってきてからの一コマ
忌明け法要のお菜を小料理屋さんでおこなったので、
父の兄弟・姉妹からは「いつもはこの時間にまだお皿などの後片付けをしている頃だね~」という発言があり、「本当だね。家でパックのお料理を出していたら、まだ後片付けをしているね」とうなづいてしまいました。
家でやった方がいいという意見もありつつ、小料理屋さんでやる方がいいという意見もある。
これをどっちが良くて、どっちが良くないかということは言えない。
それぞれの家の事情もあるし。。。
今後、どうなっていうのかはわからないけれど、今回、四十九日のお斎は小料理屋さんでおこなえたことはよかったようです。
父も「みんながよかった」と言ってくれているなら、「それでいいよ」とほほ笑んでくれているように思います。
お父さん、あなたの四十九日を無事に執り行うことができましたよ。ありがとう。


以上が、そら が実家でおこなわれた中陰法要について記録してものです。

あなたにとって少しでも参考になったら嬉しいです。

※今後も、備忘録代わりに、いろいろなことを載せていこうと思っております。
 あなたのお役に立てますように・・・

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