わたしの幸せな結婚・鶴木新の正体は？目的や美世に近づく理由を考察！

『わたしの幸せな結婚』には鶴木新という名の物腰の柔らかそうな好青年と呼ぶのがぴったりのメガネをかけた男性が登場します。

美世がふらっと倒れそうになった時に、鶴木新がさっと美世を受け止めてくれました。

偶然通りかかって助けたように見えていますが、実は鶴木新はとある目的を持って、美世に近づいていたのです。

どんな目的なのかすごく気になります。

そこで、今回は鶴木新に焦点を当てて、新の正体について解説していきます。

また、鶴木新が美世に近づく理由や目的を考察していきますね。

※この記事はわたしの幸せな結婚のネタバレを含みます

わたしの幸せな結婚・鶴木新の正体とは？

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わたしの幸せな結婚（通称わた婚）には、三つ揃いのスーツが似合うめがねをかけた好青年男子が登場します。

美世が町中を葉月とゆり江の3人で歩いているときに、ふらついて倒れそうになります。

そのときに、タイミングよく美世を抱きとめて、地面に倒れることを防いでくれた男性がいました。それが鶴木新です。

うーん。このタイミングで助けてくれたのは伏線だったりするのかな？

そんな気になる度合いの高い鶴木新の正体について解説していきます。

鶴木新は鶴木貿易を経営する御曹司

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鶴木新は、中堅の貿易会社「鶴木貿易」を経営している鶴木家の御曹司です。

三つ揃いのスーツを着こなしていたのは、御曹司だったからなのですね。

年齢は24歳です。美世より5歳年上になりますね。ちなみに、清霞より3歳年下。
鶴木貿易は、明治維新の後に設立された貿易会社で、安定している会社です。
ただ、20年ほど前に一度業績不振で倒産の危機があったとのこと。

この業績不振で倒産の危機という出来事も伏線のような感じがしますね。

実は、鶴木新が美世を助けたのは偶然でもなく、美世に近づくためだったのです。

いかにも偶然通りかかって、鶴木新が倒れそうな美世を助けたように見えますが、美世との接触の機会をうかがっていたのです。

鶴木新の本名は薄刃新（うすばあらた）

鶴木新は、世間での表向きの名前。

本名は、薄刃新。

薄刃家は、異能者が生まれる家系です。

斉森家や久堂家、辰石家と同じですね。

ただ、通常の異能者の家系と、薄刃家の家系には大きな違いがあります。

それは、通常の異能者の持つ異能は、異形（鬼や妖怪など）と戦い、退治するためのものです。

しかし、薄刃家の異能は、人の精神や脳に作用する特徴を持つ異能であり、暴走した異能者を倒すために使われるものなのです。

薄刃家の異能は、特殊な異能のため、薄刃家以外の他家に薄刃の能力を出さないようにしていました。

他家に薄刃家の異能の力を悪用させないためです。

そのため、薄刃家は、表舞台に出ることなく、ひそやかに暮らしてきたのです。

先祖が決めた掟を忠実に守って、薄刃家を守ってきました。

鶴木新と斉森美世の関係はいとこ

鶴木新の祖父、鶴木義浪（つるきよしろう）は、斉森美世の祖父でもあります。

鶴木新の父親と、斉森美世の母親が兄妹なのでしょう。

鶴木義浪が美世を初めて見た時に、「澄美によく似ている」と言って、澄美の面影を重ねて懐かしそうに見ていました。

鶴木義浪は美世に対して、「おまえの祖父だ」と言っていましたからね。

そのことから、鶴木新と斉森美世の間柄はいとこ関係であることがわかります。

わた婚・鶴木新が美世に近づく理由や目的を考察！

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鶴木新は斉森美世に何度か接触をしてきます。

なぜ、鶴木新は美世に接触をしてくるのでしょうか？

鶴木新が美世に近づく理由や目的が気になります。

そこで、鶴木新が美世に近づく理由や目的について、解説と考察をしていきますね。

鶴木新（薄刃新）も目的は美世を守ること

鶴木新が美世に近づいてきた目的は、美世を守ることなのです。

なぜ、美世を守ることが新の目的なのか、不思議に思いますよね。

それは、美世が持っている異能が大きくかかわってきます。

美世自身は自分に異能はないと思っていますが、実は美世には「夢見の力」を持つ夢に介入できる力を持っているのです。

夢見の力を持つ異能者を薄刃家は一族で守り、支えるという掟があります。

薄刃家の中から選ばれた異能者が夢見の巫女のそばで守る役目を担ってきました。

新の役目は、「夢見の巫女が現れた場合に、その女性を守ること」だったのです。

だから、新は夢見の力が出現した美世を守ろうとしていたというわけです。

鶴木新は久堂清霞を倒すほどの異能の持ち主

鶴木新の異能は、幻を操ることです。

もう少し丁寧に説明しますね。

幻を操ると言われてもピーンときませんよね。

新は自分の幻影を相手に見せることができるのです。分身の術と言った方がわかりやすいですね。

新が何人も出現し、そして、ただ分裂するだけではなく、幻影も攻撃をしてくるのです。

新は美世の居場所を決めるために、久堂清霞に戦いで決めることを提案します。

帝国陸軍の対異特務小隊で隊長を務めるほどの人物で、雷を操る異能を持つ、最強と名高い久堂清霞を相手に新は戦いに勝ってしまいます。

薄刃家の異能は、最強の異能者をもしのぐほどの強さを持っているのです。

美世との結婚を諦めた新が決意したこととは？

新は久堂清霞との戦いに勝って、美世を薄刃家で生活をさせて、面倒をみることになります。

新は「夢見の巫女を守る」という自分に与えられた役割を果たすことができて嬉しそうです。

しかし、美世の方は、薄刃家でずっと「旦那様（久堂清霞）」のことを想っていて、一度でいいから旦那様に会わせてほしいと新や祖父の薄刃義浪に懇願します。

美世の気持ちはずっと久堂清霞にあることを知る新。

新は「夢見の巫女を守る」ために美世と結婚して守っていくと考えていたものの、あまりにも美世の久堂清霞に対する想いの強さに負けて新は美世との結婚を断念します。

そして、新は久堂清霞に「美世の護衛として私を雇わないか？」と提案するのでした。

新自身も、薄刃家の掟を忠実に守ってきたものの、虚無感に襲われ、薄刃家の拘束で苦しんでいたのでしょうね。

美世の壮絶な境遇の中でただ一つの信じるべきものに対する想いの強さに共感し、美世の幸せに力を貸すことを決意したのです。

新自身も美世に接したことによって、自らの意思で行動することができるようになり、成長しているように感じられます。

まとめ

『わたしの幸せな結婚』鶴木新の正体については、

・鶴木新は鶴木貿易を経営する御曹司

・鶴木新の本名は薄刃新（うすばあらた）

・鶴木新と斉森美世の関係はいとこ


鶴木新が美世に近づく理由や目的については、

・鶴木新（薄刃新）も目的は美世を守ること。

・鶴木新は久堂清霞を倒すほどの異能の持ち主。

・美世との結婚を諦めた新が決意したことは、美世の幸せに力を貸すこと

美世は、このあと旦那様の元に戻っていきます。
新も美世を守るために同行していきます。

美世の幸せを願いつつも、新たにも幸せになってもらいたいと思います。

新、本当はすごくいい奴なんだなと思えるからです。

今後の展開も楽しみ！


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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

また、次回のブログでお会いしましょう。(^^)/~~~