『パリピ孔明』って三国志のことに疎くても楽しめるアニメですね。
もちろん、三国志むっちゃよく知ってますよという方も楽しめます。
私は三国志、まったくわかっていないのですが、『パリピ孔明』は楽しく見ています。
楽しく見ていられるのは、物語の中で、三国志オタクのBBラウンジのオーナーである小林が登場し、諸葛亮孔明とともに三国志についての解説をしてくれるからです。
今回は、そんな三国志について、「赤壁の戦い」をわかりやすく解説していきます。
私と同じように歴史が苦手やよくわかっていない人に、これを機会に、三国志に興味を持ってもらえると嬉しいです。
私は少しずつ興味を持ち始め、諸葛亮に関する部分を中心に三国志を読み始めました。
目次
赤壁の戦い(せきへきのたたかい)についてわかりやすく解説
『パリピ孔明』の4巻で「赤壁の戦い」のエピソードについて描かれています。赤壁の戦いってどんな戦いなんだろう?
赤壁の戦い(せきへきのたたかい、簡体字:赤壁之战、繁体字:赤壁之戰)は、中国後漢末期の208年、長江の赤壁(現在の湖北省咸寧市赤壁市)において起こった曹操軍と孫権・劉備連合軍の間の戦いである。
wikipediaより引用
うー-ん。(+o+)
コンパクトに説明されているけど、三国志のことをまったくわかっていない私にとっては、「ん?曹操軍?連合軍?」という感じでやっぱりよくわからない。
もう少し丁寧な説明がほしくなる。
そこで、もうちょっと深堀していくことにします。
では、「赤壁の戦い」についてどういうことなのかをわかりやすく解説していきますね。
赤壁の戦いとは?
赤壁の戦いは、西暦208年に曹操軍(魏軍)と、孫権(呉の初代皇帝)・劉備(蜀漢の初代皇帝)の連合軍が長江の赤壁で争った。です。曹操軍の軍勢は100万。
呉(孫権)と蜀(劉備)の連合軍の軍勢は3万。
数の上では、曹操軍が圧倒的に有利な争いだった。
このような圧倒的に曹操軍が有利な状況下において、諸葛孔明は、連合軍に勝算があるとみていた。
孔明が連合軍に勝算があるとみた根拠
・曹操の兵が疫病が流行っていることもあり、疲弊していること。
・荊州の人間が曹操軍に対して心から服従していないこと。
・関羽が指揮を執る精兵の水軍と、劉琦が指揮を執る江夏軍・孫権軍が手を結べば曹操軍を破ることができること。
・荊州の人間が曹操軍に対して心から服従していないこと。
・関羽が指揮を執る精兵の水軍と、劉琦が指揮を執る江夏軍・孫権軍が手を結べば曹操軍を破ることができること。
実際に、曹操軍は疫病が蔓延し悩まされていた。
このような状況の中で、連合軍の孔明たち軍師が、反間計、苦肉計、連環計を目論み、実行したのだ。
これらの目論みは大成功し、魏軍は大打撃を受け、大敗した。
歴史があまり得意じゃない方へ向けて、孔明たち軍師が目論んだ「反間計」、「苦肉計」、「連環計」について説明しておきますね。
反間計(はんかんけい)とは?
兵法三十六計の第三十三計にあたる戦術が反間計。反間計は、敵の間者に偽情報が流れるように工作する。
工作した結果、敵内部で仲たがいをさせ、不正な者をきびしく取り締まって排除させたりした。
このように偽情報を流し、敵の内部を混乱するように仕向けることが反間計。
苦肉計(くにくけい)とは?
兵法三十六計の第三十四計にあたる戦術が苦肉計。苦肉計は、ある人を攻撃しようと主張する人が、その人の配下や工作員であるはずがないという人間の思い込みという心理を利用して、敵を騙す計略のこと。
赤壁の戦いでいえば、周瑜配下の黄蓋は曹操軍が10万、連合軍が3万という劣勢を前に有力な対抗案を出せないとして司令官である周瑜を罵倒する。
罵倒されたことを咎めた周瑜は兵卒の前で、黄蓋を下半身鞭打ちの刑に処する。鞭打ちの刑によって重傷を負った黄蓋は、敵である曹操軍に投降を申し出た。
(まさか周瑜が、自分の武将である黄蓋に対して重症を負わすようなことをするなんて思わないですよね。)
そして、偽装投降に成功した黄蓋は曹操軍に放火することに成功する。苦肉計、大成功ってことですね。
連環計(れんかんけい)とは?
中国の兵法書に挙げられる兵法の一つである連環計。連環計は、複数の計で大きな効果を狙うもの。
複数の勢力を連立させて、敵内部に弱点や争点をつくりだして、足の引っ張り合いをさせる兵法のこと。
赤壁の戦いでいえば、孫権と劉備の連合軍が、曹操軍の船団を火攻めにすることをもくろんでいた。
火攻めにするには、j効率よく燃えるようにする必要がある。
曹操軍は船の扱いに慣れていないため、船酔いする者が多くいた。
このことから、曹操軍に潜り込んだ龐統が、「船酔い対策として軍の船同士を鎖で繋げるとよい」と意見を申し述べ、曹操軍の船がたやすく動けないようにしたのだ。
このように船同士を鎖で繋げさせて動けないようにしてから、連合軍は曹操軍の船に火を放ち、燃え上がらせた。
上記のように、連合軍は曹操軍に焚いて、反間計をおこない、苦肉計で偽装投降を成功させ、その後、曹操軍の船に火を点け、鎖で繋がれている曹操の船団は燃え上がらせることに成功し、見事、連合軍は曹操軍を破ることができたのだ。
赤壁の戦いと諸葛亮の10万本の矢について
赤壁の戦いの際に、諸葛亮は、連合軍として一緒に戦いをしている呉の武将から、無理難題をふっかけられる。それがいわゆる諸葛亮の10万本の矢と言われるものです。
では、諸葛亮の10万本の矢について、概要を説明していきますね。
諸葛亮の10万本の矢の概要
孔明こと諸葛亮は優秀すぎる軍師だった。赤壁の戦いで、呉の武将である周瑜は、孔明が優秀すぎる軍師であったため、後に呉の災いになることを懸念した。
そのため、無理難題を孔明にふっかけ、孔明を排除しようと目論んだのだ。
無理難題とは、「10日で10万本の矢を調達してほしい」というもの。
普通に考えて、10日で10万本の矢を調達することは不可能なことである。
しかし、孔明は、周瑜の依頼を「10日ではなく、3日」と期日を決めた上で快諾したのだ。
そして、結果としては、孔明は一夜にして10万本の矢を用意することに成功し、周瑜の依頼を見事に果たしたのだった。
孔明が10万本の矢を調達した方法
孔明は、どのようにして、10万本もの大量の矢を一夜で調達したのでしょうか。それは、濃霧の日に、藁人形を載せた船団を魏軍の陣地へ向かわせて、矢を調達したのです。
詳しく説明しますね。
濃霧の日に、孔明は、魏軍に藁人形を載せた船団を向かわせます。
濃霧で視野が悪いため、船に藁人形が載っていることはわかりません。
魏軍は、敵襲だと勘違いします。
敵が襲い掛かってくると思った魏軍は、船に向かって矢を放ちます。
魏軍が放った無数の矢は藁人形に刺さります。
その藁人形に刺さった矢をそっくりいただいたのです。
孔明の知略、さすがです。
ちなみに、この孔明の知略を、草船借箭の計(そうせんしゃくせんのけい)と言います。
相手の心理や気象学など様々な知識を組み合わせ、通常の思考では思いつかない方法を繰り出していく孔明の知略に、周瑜もたじたじでしょうね。
パリピ孔明の三国志・10万イイネ狩りをした方法
『パリピ孔明』では、孔明は10万本の矢ではなく、10万イイネを濃霧を利用してゲットしようと目論みます。10万イイネ狩りを渋谷109前でおこなう。
AZALEAと英子の決戦場。霧が濃くて、視界が悪い状況。
オーナー小林が孔明に、「どうやって資金力で上回るAZALEAを抑えて10万イイネ稼ぐつもりだ」と聞くと、「無ければ借りればいいのです」と答える孔明。
霧で視界が悪い状況で、英子たちがAZALEAの曲を流し、歌いだした。
AZALEAの企画を利用する孔明
AZALEAのライブ中に現れるQRコードを読み取り、特設サイトでイイネすると抽選で100名に100万円が当たるという、金の力でイイネを獲得しようとするKeytimeの唐澤。「イイネは金で買えばいい、目的はサマーソニアに出る事、お前たちが売れること」と言い切る唐澤。
100万円が欲しくて、AZALEAのQRコードを探している人たち。
英子が歌うAZALEAの曲を聴いて、「歌うめぇ~」と感動していた。
そこに、QRコードを提示するトラックが現れた。
そう、オーナー小林のトラックなので、QRコードは英子のイイネ獲得となる。7万まではこの方法で稼ぐことができた。
KABE太人にラップでAZALEAをディスらせる孔明
英子がAZALEAの曲を歌った後、渋谷に姿を現したAZALEA。英子になびいていた流れが一気にAZALEAの方へ持っていかれてしまう。
そこで、KABE太人がラップを披露していく。
このラップはAZALEAをめちゃくちゃディスるもの。
KABE太人のラップでディスってAZALEAへの流れを断ち切ることに成功した。
そして、そのあとに、英子が歌おうとマイクに手をかけた。
でも、AZALEAのファンが英子に対して、「かーえーれー!!」コールを発動し、英子は歌が歌えない状態に陥ってしまった。
英子の窮地を救うななみん
「かーえーれー!!」コールを発動したAZALEAのファンたち。英子は歌が歌えない状態にそんな状況をななみんが、「みんな、少し静かにしてくれる?」とファンに言ってくれ、帰れコールを収めてくれた。
そして、英子が歌いだすと、歌を聴いていた人たちに衝撃が走り、英子へのイイネが増えていき、10万いいねを無事達成することができた。
また、英子の歌を聴いたAZALEAのメンバーも、涙を流し、自分たちの本来の音楽、バンドを立ち上げた時の音楽に戻る決心をした。
バンドを組んだ頃を思い出し、初期のAZALEAの音楽で実際にギターを弾き、ドラムを叩き、ななみんはベースを弾いて歌った。
借りた10万イイネを返す孔明
新生AZALEAとして、孔明がつい先ほどななみんたちが初期のAZALEAとしてやっていた生演奏をした映像が流れた。そして、その映像の下のイイネの数が、10万イイネを超えてしまっていた。
孔明は、借りた10万イイネを、新生AZALEAにそっくりそのまま返した形となる。
草船借箭反転の計と言えばいいかな。
そして、その映像を見た人たちがAZALEAが演奏しているからということで集まってきた。
「アンコールしろ」、「聞き逃した」、「ライブ音源出してくれんの?」など大きな声援が響いていた。
ななみんの音楽がみんなに届いたから、純粋に心を動かされたことによって、イイネを押してくれたのだ。
金で買ったイイネではなく、純粋にいいと思ったからのイイネだった。
この日の渋谷で行われたゲリラライブは、のちに「109の戦い」として語り継がれることとなる。
英子と七海、お互いがいいライバル関係で、互いに助け合える素晴らしい関係ですよね。まさに「断琴の交わり」そのものですよね。
『パリピ孔明』を読むことによって、故事についても学べるし、三国志についても理解しやすくなる。
私のように歴史が苦手な人にぜひともオススメしたいマンガです。
まとめ
赤壁の戦いについては、・中国後漢末期の208年に、長江の赤壁(現在の湖北省咸寧市赤壁市)において起こった曹操軍と孫権・劉備連合軍の間の戦いのことである。
諸葛亮の10万本の矢については、
・赤壁の戦いにおいて、呉の武将である周瑜が、孔明が優秀すぎる軍師であったため、後に呉の災いになることを懸念し、無理難題を孔明にふっかけ、孔明を排除しようと目論んだもの。
無理難題とは、「10日で10万本の矢を調達してほしい」というもの。
孔明は一晩で10万本の矢を見事に調達することに成功した。さすが孔明!
・パリピ孔明の三国志・10万イイネ狩りをした方法については、
『パリピ孔明』の10万本の矢ならぬ10万イイネは、霧で視界が悪い状況で、英子たちがAZALEAの曲を流し、歌いだし、QRコードを提示するトラックを登場させ、AZALEAのファンのイイネを英子側のイイネとして登録させた。7万イイネまで到達した。
その後は、英子が自分の新曲を歌いだすと、歌を聴いていた人たちに衝撃が走り、英子へのイイネが増えていき、10万いいねを無事達成することができた。
孔明って本当に優秀な人だよね。目的を達するだけじゃなくて、その周りの人たちをも救ってくれる。
関わる人たちの状況や心情を的確に把握して、幸せになる方向へと導いてくれる。
英子のように、孔明がそばにいてくれたらいいのにな、って思ってしまいます。
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