『殺し愛』では、かっこよくて優しい顔立ちの青年が登場します。
訳ありのような感じで、「かくれんぼ」と称して小さな子どもに上手に隠れるように指示しています。
「かくれんぼ」する際に、「愛してるよ」「すまない」と言いつつ、トランクを閉めるリスト、訳ありです!
今回は、そんなかっこよくて訳ありなリストに焦点をあてて、リストの正体と過去について解説していきます。
また、リストとシャトーとの関係や殺された理由についても紹介していきます。
目次
殺し愛リストの正体と過去は?
リストというかっこよくて優しい顔立ちの青年が登場します。リストはいったい何者なのでしょう。
そして、リストの過去にはどのようなことがあったのでしょう。
順に説明していきますね。
リストはノーブル家の次期後継者
リストはノーブル家の当主であるサミュエル・ノーブルの息子。本名は、リスト・ノーブル。
ノーブル家は祖先を欧州のプロテスタント一派とする起源を持った名門一族。
起業家、投資家、学者、政治家など数多の要人を輩出している一族。
なお、一族の影響力は20世紀においては国政に及ぶほど。
リストの過去は人権派弁護士
リストは人権派弁護士だった。人権派弁護士のもとに、香港三檮会の回し者だった人がリストのところへ依頼人としてやってきた。
依頼人は、「暴力団との軽微なもめ事の案件」でやってきた。
その案件で、リストと香港三檮会の間に因縁をあつらえたのだった。
香港三檮会の目的は、「リストを掌握すること」だった。
そうすれば、ノーブルの名を利用でき、箔がつくと考えたのだ。
リストの真っ当な正義感が、実に厄介な敵(香港三檮会)を作ってしまったことになる。
リストは亡命させられた理由とは?
リストが香港三檮会という敵を作ってしまったことにより、ノーブル家の当主のサミュエル・ノーブルは「リストを隠匿する」ことを決断したのだ。そのために、リストは亡命させられる。そうしないことには、香港三檮会にいいように利用されかねないため、リストの死亡をでっちあげる必要があったのだ。
※隠匿とは、人目に触れないように隠しておくこと。
敵となった香港三檮会を欺くためには、ある程度の事件性のある、説得力のある「死」の演出が必要だった。
リストの身代わりと、護衛たち、そして一般市民も巻き添えになる大規模な交通事故に見せかけた「死」の演出がなされた。
香港三檮会や世間がリスト・ノーブルは交通事故で車が炎上して亡くなったというインパクトのある死に方を演出したのだ。
その後、リストは亡命することとなる。
5年余りの逃亡生活が始まることになる。
シャトーとの関係と殺された理由を考察
シャトーとリストの間にはどのような関係があるのでしょう。また、リストは最終的には殺されてしまいますが、なぜ殺されてしまったのかについても理由を見ていきたいと思います。
リストはシャトーの父親
リストはいつも大事そうにスーツケースを運んでいた。どこに行くにも後生大事にスーツケースを引っ張って移動していた。
実は、リストは、幼いシャトーをスーツケースの中に隠して移動していたのだった。
そう、シャトーはリストの愛娘。
シャトーにとってリストは大好きなパパ。父親なのだ。
いつも「上手に隠れていられるかな」と言われながら、スーツケースの中で身を潜めて隠れていた。お気に入りのぬいぐるみを握り締めながら。
スーツケースのふたが開いたら、パパに会えることを信じながら幼いシャトーはリストに言われた通り上手に隠れていた。
亡命したのに殺された理由とは?
リストの異母兄弟であるネルソン・ノーブルが婚約をした際に、リストがネルソンにお祝いを伝えるために電話をかけた。てっきり亡くなっていると思っていた兄のリストから電話をもらった弟のネルソンはびっくり。
(リストは、弟のネルソンにまで偽装の葬式のことを内緒にされているとは思っていなかったんです。)
リストは偽装の葬式のことを弟のネルソンにまで内緒にしていたことを知るのだった。
兄のリストが実は生きていることを知ったネルソンは、兄を本当に亡き者にしようと企てる。
ネルソンが香港三檮会の事務所に現れて、「きみたちが逃した男の亡霊について是非話がしたい」と持ち掛けたのだ。
ネルソンはリスト・ノーブルが生き延びていることを伝え、殺害するように依頼をしたのだろう。
なお、当時ネルソンの相手をしたのはスンウ。
実際に、リスト・ノーブルを殺害したものスンウだった。
ネルソンは「兄を亡霊にしたのはドニーと父の業(ごう)。私はその亡霊を弔ってみせた」とドニーに言い放った。
義母兄弟でみじめで屈辱を受けていたネルソンにとって、愛情いっぱいで大切に育てられた兄リストは目の上のたん瘤だったのだろう。
ノーブル家の次期後継者になれると思っていた矢先に、兄リストが生きていることを知ったネルソン。
兄を殺す以外に時期後続者になる見込みはないので、殺害するために香港三檮会へ出向いたのだろう。
まとめ
『殺し愛』のリストの正体については、
・リストはノーブル家の次期後継者。
・リストの過去は人権派弁護士。
・リストは亡命させられた理由は、リストが香港三檮会という敵を作ってしまったことにより、ノーブル家の当主のサミュエル・ノーブルは「リストを隠匿する」ことを決断したため。
シャトーとの関係と殺された理由については、
・リストはシャトーの父親。
・亡命したのに殺された理由は、ノーブル家の次期後継者になれると思っていた矢先に、兄リストが生きていることを知ったネルソン。
兄リストを殺す以外に時期後続者になる見込みはないので、殺害するために香港三檮会へ出向き、殺しを依頼した。
『殺し愛』のリストは、本当は一般市民のために力になろうとした人権派弁護士。香港三檮会に目を付けられなければ、純風満帆な人生を歩めたのに。シャトーも大好きなパパであるリストと一緒に幸せに暮らせたであろうに。
ネルソンが香港三檮会にリストを殺害するように依頼した場面や、リストの偽装の葬式に至った経緯についての場面は、『殺し愛』8巻に掲載されています。
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補足
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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