となりのトトロってなんであんなに癒されるんでしょうかね。
メイちゃんの行動が面白すぎて、ぷぷぷ・・・って笑ってしまうシーンが多いからでしょうか。
メイちゃんがまっくろくろすけを捕まえようとするシーンが大好きです。
可愛い~って思うのと同時に、あははは!って笑ってしまう。
(毎度同じシーンで笑っちゃう。(*^▽^*))
今回は、まっくろくろすけに焦点を当てて解説していきますね。
まっくろくろすけの正体やモデルになった虫は何なのか。
まっくろくろすけの主食についても考察していきます。
目次
となりのトトロのまっくろくろすけの正体やモデルとなった虫は?
最初、まっくろくろすけを見たときは、驚いた顔をしていたメイ。
こんなふうに、壁のところにうじゃうじゃいたら、気味悪いよね~。
でも、そんな気味悪がっていたメイがまっくろくろすけに興味を持ち始める。
複数でうじゃうじゃいるのは気味悪いけど、一つひとつ、単体でいるなら、意外と可愛い愛嬌のあるやつ(まっくろくろすけ)
ちょうどひとつだけのまっくろくろすけがいたので、メイは捕まえようとする。
さぁ、どうなるか?
ぱちーーーーん!!
まっくろくろすけを両手でぱちん!として捕獲できたもよう。
手を開いてみると・・・
あれれ?
手が煤(すす)で汚れているだけで、まっくろくろすけはどっかに行っちゃったー。
まっくろくろすけの正体はススワタリ
ここで、おばあちゃんとサツキたちとのやりとりをみていきます。まっくろくろすけがススワタリだということがわかりますよ。
メイの手が真っ黒になっているので、サツキがどうしたのかを聞いているシーンね。
ばあちゃん「ほぉほぉ。イヤイヤイヤ・・・
ばあちゃん「こりゃ、ススワタリが出たな。」
サツキ「ススワタリ?」
こんなやりとりがなされる。
このやりとりから、まっくろくろすけはススワタリだということがわかる。
まっくろくろすけであるススワタリは、煤(すす)をキャラクター化した存在ですね。
まっくろくろすけは誰も住んでいない古い家に住みついている。
メイやサツキが引っ越してきた家はほとんど手入れがされていない古い家だった。
おばあちゃんが急じゃなければ、掃除をしておいたのに・・・という発言もしていたから。
まっくろくろすけは、人が住みつくといつの間にかいなくなる。
それは、人が住むと掃除をしたり、部屋の手入れをしたりして綺麗にするため、煤(すす)がなくなってしまうことを示唆しているのかも。
まっくろくろすけのモデルとなった虫はザトウムシ
まっくろくろすけの形のモデルになったのは、メクラグモ!これは、ジブリ映画好きの方には有名な話。
メクラグモとは・・・
昔はメクラグモと呼ばれていたが、今は「ザトウムシ」と呼ぶ。
特徴としては、非常に脚の長いものがあり、豆に針金の足をつけたような独特の姿をしていること。
長い脚で前を探りながら歩く様子から、座頭虫の名があるんだって。
ザトウムシは目の位置がわかりにくく、古くは目が無いと思われていたため、「メクラグモ」と呼ばれていたようだ。
見た目も動き方もまっくろくろすけと似ている。
というか、ザトウムシ(メクラグモ)をモデルにしているので、そりゃ似ているわよね。
なお、ザトウムシ(メクラグモ)も群生して生息している。
うじゃうじゃうじゃ・・・
まっくろくろすけは他のジブリ作品にも出演している?
『となりのトトロ』でまぁるく真っ黒で可愛い目がついているキャラクターとして出てくるまっくろくろすけですが、他の映画にも絶賛出演中でした!そうです。そうです。
『千と千尋の神隠し』の中にも登場していますね。
どこでどんな風に登場していたのでしょうか?
実はまっくろくろすけは千と千尋の神隠しにも登場していた
『千と千尋の神隠し』に出ていたまっくろくろすけ↓このシーンで登場する小さな黒い生きものたち、実は『となりのトトロ』でメイとサツキが「マックロクロスケ」と呼んでいた不思議な生き物と同じ仲間です。カンタのおばあちゃんは「ススワタリ」と呼んでいました。
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) January 20, 2017
☞続く#ススワタリ #マックロクロスケ #千と千尋 #せんちひ pic.twitter.com/ESkyILBkRw
まっくろくろすけは『千と千尋の神隠し』にも登場していますよ。
釜爺のところで働く姿を見つけた時、ジブリファンでしたらピンと来たことでしょう。
ジブリではよくあるのですが、隠れキャラ的に、ひとつのジブリキャラが他のジブリ作品に登場することがあります。
今回のまっくろくろすけもそうですね。
「千と千尋の神隠し」で釜爺の子分のような存在として出ていますね。
「千と千尋の神隠し」では、油屋の釜に火をたくための石炭を投げ込む仕事をしています。
魔法をかけられているため湯婆婆にこき使われている煤(すす)。
魔法をかけられて釜爺のところでせっせと働いているの。
手足もしっかりしていて、石炭をしっかりと運んでいます。
釜爺の仕事を、一生懸命手伝う姿はとても可愛らしく、重たい石炭を頑張って運ぶ姿が健気でちょっと可哀そう。
だって、石炭重すぎるんだもん。ときどき石炭につぶされているもんね。
とはいえ厳密に言うと、「千と千尋の神隠し」に出てくる煤(すす)は、まっくろくろすけによく似た別の妖怪なんですよね。
だって、物を持ち運ぶために、ひょろりと長い手足がありますから。
それに、仕事を覚えるという学習能力もあります。^^
(煤(すす)なのに、学習能力があるって、いったい・・・)
だから、「となりのトトロ」のように、ふわっふわっと浮いたり、ザザーっと逃げるような動きをする煤(すす)とはタイプが異なります。
たぶん、ススワタリの中にも色々種類があるということですね。
ここでちょっと命名!
『となりのトトロ』に出てくるススワタリは、「古民家空き家のススワタリ」
『千と千尋の神隠し』に出てくるススワタリは、「釜爺家来のススワタリ」
ネーミング、安直すぎ? ^^;
まっくろくろすけの主食は金平糖
『千と千尋の神隠し』に出ていたまっくろくろすけ金平糖をもらうところ↓☞続き 本作でもこのように印象的な場面で再登場した「チビ」たちは、宮崎駿監督のお気に入りのキャラクターなのかもしれませんね。 #マックロクロスケ #ススワタリ pic.twitter.com/nynPh4oBXt
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) January 20, 2017
『となりのトトロ』では、まっくろくろすけが何かを食べているシーンは出てきません。
でもね、『千と千尋の神隠し』では、カラフルな金平糖をもらって喜んでいるシーンがあります。
仕事を手伝ったご褒美に金平糖をもらっているススワタリ。
他に食べものを持っているシーンは見たことがないので、主食は金平糖説が有力です!←独断と偏見でしょうか。
どちらにしても、まっくろくろすけは可愛い愛らしいキャラクターだということ。
まとめ
まっくろくろすけは登場シーンがちょこっとなのに、以前から人気があるんですよね。登場シーンは少ないくせに、印象深いシーンがいくつもあるから人気なのでしょうね。
・人に見つかってザザーっと逃げるところが妙に可愛い。
・メイにパチンッと捕られてしまうところがむちゃくちゃ笑える。
・メイたちが移り住んできたので、引っ越しをしていくまっくろくろすけが夜空を飛んでいく姿が幻想的で綺麗。
・まっくろくろすけの姿は大人には見えない。大人なのか子どもなのかを判別する役割をこのまぁるく黒い可愛い物体が担っている。
(まっくろくろすけの姿が見える人は、トトロのことも見えるんだよね~。)
なんかまっくろくろすけって、トトロの世界へ誘うことができる特別な能力を持った可愛いやつなんじゃないかって思うようになりました。
まっくろくろすけのモデルになっている虫のザトウムシはあんまり可愛い虫じゃなかった。
どちらかというと、気味悪い。
そんな気味悪いザトウムシをあんなに愛くるしいキャラクターに仕上げてしまうジブリってやっぱりすごいよね。
そんな愛くるしいキャラクターであるまっくろくろすけの主食が金米糖っていうのも可愛いよね。
釜爺からご褒美の金平糖をもらって喜んでいるシーン、とっても愛くるしいもんね。(^_-)-☆
うーん。こうやって『となりのトトロ』のことを話していたら、また『となりのトトロ』を観たくなってきた。
8月14日の金曜ロードショーで放送されますね。
21時までに後片付けと、お風呂をさっさと済ませて、「となりのトトロ」を楽しめるように行動しようっと。
親子で一緒にテレビを見る機会が減っているので、この機会を有効活用するぞ!
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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また、次回のブログでお会いしましょう。(^^)/~~~