こんなとき、どうする?
身近な人(両親や兄弟)が亡くなったとき、どうすればいいのか。
危篤の知らせを受けてから、葬儀までを流れを時系列に書いておきます。
私自身の体験をもとに記録として残しておきます。
今回は、私自身の体験をもとに「身近な人が亡くなったとき、どうすればいいか、なにをすればいいのか」について説明していきます。
(私自身の備忘録(記録)として残しておきたいという思いもあります。)
身近な人が亡くなるというのは辛いことですが、人が亡くなるといろいろとやること(やらねばならないこと)があって混乱してしまいます。
その混乱をなんとかかんとかこなしたので、その内容を備忘録として残しておきたいと思います。
(身近な方が亡くなるということはそうそうあることではないですが、何度かはあることなので、記録しておきます。)
この備忘録が、あなたにとっての「覚えておくと便利なこと」として役立てれば幸いです。
目次
親や身内が亡くなったときにまずやること
あなたは身近な方(身内)を亡くされたことはありますか?私は、父親を亡くしました。
病気を患っていたので、半年前に余命半年と言う告知を受けていました。
余命の告知を受けていたので、一応心の準備はできていたと思います。
でも、自分では心の準備はできていた、と思っていましたが、実際に父親を亡くしてみると、思っていた以上にショックを受けている自分がおりました。
(やっぱり身内が亡くなるのは相当ショックなことですね。)
私の場合は、余命宣告で一応の心の準備ができていましたが、交通事故などで突如身内の方を亡くされた場合は、私が受けているショックなんてショックと言えないんだと思います。
父は病気を患っていて、施設に入っておりました(特養と呼ばれる施設ね)。
その施設では、家に居た時と比べても本当に穏やかに過ごせていたので、「施設での生活にして本当によかった」と思っていました。
(家で病気を患っている人をみるのは本当に大変な事なんですよ。家の場合、重度の認知症だったので。。。)
認知症だけならまだ生きられたはずですが、「がん」も併発してしまいました。
だから、余命半年という宣告を受けてしまったのですが・・・。
今、落ち着いて考えてみると、寝たきり状態でしたが、父にとっては、穏やかに施設で暮らせて、がんの痛みもほとんどない状態(痛がったりしませんでしたから)で生活できていたのでよかったんだと思います。
施設の方には本当によくしていただきました。
手厚い介護をしてくださる特別養護老人ホームに入所できたことはありがたかったですね。
(施設選びも重要だという事を、この特別養護老人ホームに入所してから実感しました。また、この施設選びについてはもっともっと落ち着いてから記事にしたいと思います。)
ちょっと話が本題から逸れてしまった感じですね。すみません。
父のことを思い出すと、施設で穏やかに暮らせていた父の姿が目に浮かんで・・・。今でも泣けてきますね。
泣いてばかりじゃだめだ、と自分に言い聞かせていました。
日が一日一日過ぎていくので、時間とともに私もだんだんと普段の生活に戻っていけると思って暮らしていました。
(父を亡くしたときは記事の更新が半年以上アップすることができなかったですね。
葬儀のあとも毎週法要があって、結構バタバタ出来たから。
こういった事情があって記事のアップはほったらかしになってしまいました。
今は落ち着いてきたので、またぼちぼち記事をアップしていくようにしています。)
親や身内が亡くなったときにまずやるべきことは、必要なところに連絡をすること!です。
ドギマギしているから、誰に連絡をしないといけないのか、パニックってわからなくなるかもしれません。
必ず連絡しておくことが必要なところを書いておきますね。
かかりつけ医に連絡をする
「死亡診断書」を医師に発行して貰う必要があるため、親が亡くなったことを医師に連絡します。私の場合は、父は施設に入っていたので、施設の方から主治医に連絡をとってもらえました。
親族に連絡をする
危篤状態であることをすでに父の兄弟姉妹には連絡をしていました。私の場合は、親族に連絡は、父の兄弟姉妹に連絡をしたこと。
母の実家に連絡をしたこと。
あとは父の兄弟の方が親戚に連絡をしてくださいました。
こうやって振り返ると、兄弟姉妹が近くで暮らされていると本当に助かるな、ということです。
職場に連絡をする
父はすでに退職していたので、父の職場には連絡する必要は生じませんでした。私が仕事をしているので、職場に父の死去の連絡をする必要がありました。
こういう連絡をするのはなんか緊張します。
ただ、職場に連絡をするのは、お通夜、葬儀の日時、場所が決まってから連絡をしたほうがいいです。
職場から、「お通夜と葬儀の時間と場所は?」と聞かれますから。
対応できるようにしてから、職場には連絡しましょう。
お寺に連絡をする
お寺にも連絡をする。枕経をあげていただく必要があるから。
(私はこの枕経をこの時、はじめて知りました。無知でした。)
こんな感じで連絡を必ずしないといけないところのみ記載しています。
その他(友人・知人など)
私は父の友人・知人はほぼ知らなかったのですが、町内に父の友人がいらして、その方から連絡をしてくださいました。町内の友人の方にも感謝しております。
本当に人が亡くなると、短時間でパタパタと決めなきゃいけないことがいくつもあるから混乱します。
悲しいのに、悲しんでいる時が亡くなるほどにいろいろとある・・・
だから、最近は家族でごじんまりとできる家族葬をおこなうお家が増えているのかも。
私自身も母が亡くなったら、絶対家族葬(本当にごくごく親しい人だけ)で執り行いたい。
本当に大変だったし、大金だったし、悲しんでいるより気忙しかったから。
危篤から葬儀までの流れについての解説
危篤の知らせを受けた後は、なるべく早くその場に行くこと!(私の場合、準備をして施設に着いた時には父は亡くなっていました。
死に目に会えなかったんです。)
なるべくなら、親の死に目には立ち会えるようにしたいものですね。
(うちの場合は、父の兄弟の方が父の死に目に立ち会ってくださっていたのがなによりの救いです。
ひとりぼっちで旅立ったわけではないので。)
そういえば、祖母のときは、家族みんなで死に目に立ち会えていたのを思い出しました。
祖母は家族みんなに見守ってもらう中で、旅立っていきました。
(人それぞれですね。義理の祖母の場合は、病院で誰にも見守れずに旅立ちましたからね。)
やっぱり、何事もタイミングなんですね。
施設に着いて、父親の所に行ったら、
いつも施設に面会に行ったいた時の顔色とは異なって
「黄色身を帯びた顔」になっていたので、思わず「お父さん、お父さん、お父さん!」って何度も呼びかけてしまいました。
(父の死を受け入れたくなかったんだと思います。)
母も来ていましたが、死に目には間に合わなかったようです。
泊まり込みで父の様子を見ていたのに、死に目に会えなかったのは可哀そうでした。
夜は泊まっていて、朝にはいったん家に帰って・・・という生活をしていました。
その、朝、いったん家に帰っている時間帯に父は息を引き取ったのでした。
まず必要なものは死亡診断書
父が亡くなって、まずおこなうべきこと。(うちの場合は施設で亡くなったので、施設の方がいろいろとしてくださいますし、どうすればいいのか教えてくださいました。すごく助かりました。)
★死亡診断書を発行してもらうことが最優先!
★葬儀屋さんにも連絡をする(父の場合は葬儀場で通夜、葬儀をおこなうことにしましたから。)
死亡診断書は、医師に来ていただいて、死亡の確認をおこなっていただきます。
(うちの場合は施設の方から主治医の方へ連絡をしていただきました。)
葬儀屋さんに死亡診断書を発行してもらったことを連絡。
死亡診断書を発行したもらったら、父の遺体を施設から家へ運ぶ手配をしていただけました。
家の方は、母や親戚の方で父を寝かすことができるように準備がされていました。
(人が亡くなると本当にバタバタとなりますが、何をすべきか、わかっているとずいぶんこの「ばたばた感」は違ってくると思います。)
寝間で父を安置し、座敷や手前の部屋は上敷きをはずして、座布団を用意して・・・。
ほとんど親戚の方がやってくださいますが、流れがわかっていない私などはバタバタしました。
お寺さんに連絡
枕教(まくらきょう)をあげていただきます。 <--このことはまた別の記事で詳しく書きますね。お寺さんに通夜の時間、葬儀の時間を相談します。
(お寺さんの事情を確認。たいていはどの時間でも構いませんとおっしゃいます。)
火葬許可申請書
お寺さんに通夜と、葬儀のだいたいの時間帯を確認した後、火葬許可申請をおこないます。(これは、葬儀屋さんが死亡診断書を持って、火葬許可申請をしてくださいました。)
火葬許可申請をしないと、葬儀が行えないんです。
この火葬許可申請をすると、葬儀の時間が決まります。
通夜と葬儀
火葬許可申請をおこなって、葬儀の時間が決まると、あとは流れで事は進んでいきます。お通夜はだいたい夕方に悔み受けというものをして、通夜が営まれます。
通夜の翌日が葬儀となります。
葬儀も流れで進んでいきます。
葬儀屋さんが丁寧に説明してくださるので、我々はその流れに乗っていく感じです。
(流れでいろいろやることがあるけど、こちらの親族の立場に寄り添ってくれる葬儀屋さんだったから安心していられました。
もちろん父のことは悲しいけど、やれこれと他に気を配る必要はあまりなかったので助かりました。
これが葬儀場ではなく、自宅での葬儀をしていたら・・・って思うと恐ろしいです。
きっと母も私も大混乱に陥っていたと思います。
田舎だから自宅で葬儀をすると本当に大変なんです。
こう考えると、いろいろと丁寧にフォローしてくださる葬儀屋さんなのはありがたいです。
だから葬儀屋さん選び、大切ですよ。)
お焼香の仕方とかも「どうやればいいんだろう?」って思いますが、すべて葬儀屋さんの担当者さんから教えていただけます。
宗派によってはやり方も異なりますが、だいたいのやり方は同じ。
お焼香も喪主、親族、親戚、一般の方という順でやっていきます。
(お通夜のときは時間の流れはゆったりだと思えたけど、葬儀の時はやることが多かったためか時間がささっと流れていってしまったように感じました。)
最後のお別れのときは、お花を御棺の中に入れていきますが、父親の顔が穏やかなので、「また目を開けそうだな」とありもしないことを思ったりしていました。
(父親は男ですが、時間とともに死後は顔色が悪くなると聞いたので、うっすらとお化粧をしてもらいました。
そのうっすらとお化粧をしたことで「目を開けそう」な穏やかなお顔だったんだと思います。
男女ともに「うっすらとお化粧」をしてもらうのはいいことだと思います。)
今回お世話になった葬儀屋さんは本当に新設・丁寧にしてくださいました。
担当者の方が優しい方で、物腰も柔らかくて、話し方も優しくて、遺族として相談しやすく、安心できました。
事務的な対応をされる葬儀屋さんのいらっしゃいますが、うちがお願いした葬儀屋さんは遺族に寄り添うような対応をしてくださる葬儀屋さんでした。
「この葬儀屋さんにしてよかった」「この担当者さんでよかった」と思いました。
(葬儀に関わるのは一生に数回。よくわからないままに通夜、葬儀は執り行われます。だから、安心できる葬儀屋さんに行っていただくことは重要だと思います。)
以上が、私が実際に体験したことです。
あなたにとって少しでも参考になったら嬉しいです。
(葬儀は一生に数回あるかどうかですから、何をやればいいのか、本当にわからないです。)
まとめ(感想)
今回のことで、危篤の連絡を受けたら、なるべく早くその場に行くこと!
葬儀屋さん選びが大切なんだという事がわかりました。
(葬儀屋さんは定期的に事前説明会をされているので、その説明会に行っておくといいかも)
(うちの場合は母が親戚の葬儀があったときに、今回の葬儀屋さんで葬儀をされたので、
そのときにスタッフの方の対応がよかったので、父に万が一のことがあったときには
今回の葬儀屋さんで執り行うって決めていたようです。)
遺族に寄り添う形の葬儀屋さんであることは非常に大事なポイントですよ。
父親の葬儀もいい感じで執り行うことができました。
自分のときもこちらの葬儀屋さんでやってもらいたいな、と思いましたから。
(でもね、葬儀ってすごくお金がかかることも実感しました。私の時は、「こじんまりとした家族葬」でいいなと思っています。子どもに伝えておかなくちゃ。)
※今後も、備忘録代わりに、いろいろなことを載せていこうと思っております。
あなたのお役に立てますように・・・
最後までお読みいただき、ありがとうございました。