『東京リベンジャーズ』では、タケミチが何度も何度もタイムリープを繰り返しますよね。
繰り返すのは、橘日向(ヒナ)が殺されてしまう現代を変えるため。
ヒナが生きている現代にするために懸命にタイムリープをし、諦めることなく過去を変えていきます。
タケミチは最初はヒナだけを救うことを目的としていましたが、そのうち、ドラケンやマイキーたちをも救おうとするようになります。
今回は、毎回現代で闇落ちしてしまうマイキーに焦点を当てて、マイキーが未来でいつも闇堕ちしてしまう理由について解説していきます。
また、マイキーの闇堕ちの原因は佐野エマの死亡と黒川イザナの死亡が関係しているのではないかという一考察についても説明していきます。
目次
東京リベンジャーズ・マイキーが未来で闇堕ちする理由とは?
マイキーが未来で闇落ちしてしまうのはどうしてなのでしょうね。それぞれのイベント(というか抗争というか)において、どのように闇落ちしているのかを説明しますね。
83抗争
タケミチがタイムリープして過去を改変しても、マイキーだけはなぜか闇落ちするという現代になります。83抗争の時にドラケンは死亡してしまった過去がありました。
タケミチがタイムリープして、83抗争の時にドラケンが刺されてしまったけれど、救急車で病院へいき、一命を取りとめることができた過去の改変によって、ドラケンは生きることができました。
ドラケンは死刑囚になっている現代のときも、タケミチがタイムリープをして過去を変えたことで、最終的には、ドラケンはイヌピーと一緒に大好きなバイク屋を経営して幸せに暮らしています。
でも、マイキーだけはタケミチがタイムリープをして過去を変えてきても、巨悪な東京卍會のトップになっています。
過去を変えても、マイキーの現代は東京卍會のトップのまま。
血のハロウィン
血のハロウィンのときも、一虎が場地圭介を殺してしまったことが原因で、マイキーが一虎を殴り殺してしまいます。このときは、稀咲がマイキーの身代わりを出頭させ、マイキーは稀咲の傀儡(操り人形)となってしまい、闇落ちする。
芭流覇羅(バルハラ)が母体となっている新生の東京卍會のトップがマイキー。
実際は稀咲が影の権力者としてマイキーを操るというね。
タケミチがタイムリープをして過去を変えたことで、血のハロウィンも場地は一虎に殺されて死ぬのではなく、場地自身が自決をすることで亡くなります。
場地は自分が自分の手で死んでいったことで、マイキーが一虎を殴り殺すことを阻止したのです。
タケミチはマイキーと一虎の間に入って、これ以上一虎をマイキーが殴らないように阻止しましたよね。
こうやって、過去を変えたのにも関わらず、現代のマイキーは登場こそしませんが、東京卍會のトップにいました。
結局、巨悪な東京卍會のトップのままのマイキー。
聖夜決戦
聖夜決戦(2005年12月25日)で柴八戒が柴大寿を殺害しないようにするために、教会へ行ったタケミチ。結局、タケミチたちと柴大寿たちとの戦いの場になってしまい、最終的にはマイキーとドラケンが駆けつけてくれたことによって、柴大寿を倒すことに成功し、黒龍も潰すことができました。
過去を改変したことで現代に戻ったタケミチ。
しかし、今までで一番最悪な現代となっていました。
マイキーは闇落ちしており、旧東京卍會の主要メンバーを次々と殺害していました。
殺人容疑で指名手配されているマイキーからの手紙が届いていたことで、タケミチはマイキーに会うためにフィリピンに行きます。
そこで、やっと現代のマイキーに会うことができました。
以前と変わっていないように見えたマイキー。
でも、マイキーはオレを殺してくれとタケミチに頼みます。
タケミチの後をつけてきたナオトによってマイキーは射殺されます。
マイキーは息を引き取るときに、「オレの人生は苦しみだけだった」と言って亡くなります。
このマイキーの言葉を聞いて、過去を変えて、マイキーやヒナ、そしてみんなを救うと決心するタケミチ。
再び、過去へ。
横浜天竺vs東京卍會の抗争である関東事変
関東事変も、もともとは横浜天竺と東京卍會の抗争でしたが、なぜか手打ちで終了してしまう。横浜天竺と東京卍會は合併し、マイキーがトップで、稀咲鉄太と黒川イザナが続きます。
この3人で巨悪な犯罪組織化していくことになります。
手打ちで終わった関東事変を、タケミチがタイムリープして歴史を変えていきます。
手打ちにせずに、天竺相手に戦い続けます。
稀咲が和解しようと提案してきますが、タケミチは稀咲の提案には乗りません。
佐野エマを殺害されたことでマイキーとドラケンはとても戦える状態ではなかったけれど、ヒナがタケミチのタイムリープの話をしたことによって、マイキーとドラケンが関東事変の場に現れた。
マイキーと黒川イザナ、総長同士の対決となり、最初は黒川イザナが優勢だったが、のちにマイキーが優勢となり、東京卍會の勝利となった。
関東事変において、過去の手打ちから、東京卍會の勝利という過去の改変ができた。
これで過去が変わったので、現代も良くなっているはず!
実際に現代に戻ってみると、ヒナは生きているし、東京卍會の主要メンバーも幸せそうに笑いながらパーちんの結婚披露宴に出席していた。
ただ、マイキーの姿はなかった。
みんなは元気に生きている姿を確認できたわけだが、マイキーは巨悪な犯罪組織の梵天の首領となっていた。
またもや闇堕ちしている。
マイキーが闇落ちしてしまう原因はエマやイザナが関係しているのでは?
タケミチが過去を改変しても、現代ではマイキーは必ず闇落ちしてしまいます。なぜ、マイキーはいつも闇落ちしてしまうのか?
その原因について、私個人の考察について述べていきますね。
(あくまで個人の一考察ですので、その点ご了承くださいませ。)
なお、2021年3月31日発売の週刊少年マガジンにて、私の考察の正解、不正解を記号で表しました。
△は少しは関係している。✕は関係していないということを示しております。
佐野エマの死亡が原因説:△
現代において、東京卍會が巨悪な組織であり、そのトップにマイキーがいる場合の闇堕ちは、佐野エマが殺害されていなくなってしまったことが原因だと考えられる。マイキーは当たり前にいた兄貴がいなくなった時、どーしたらいいのかわかんなくなった。
良いこと悪い事の判断がつかなくなったみたいなことを言っていた。
きっと、大切に思っていたエマ、大好きだった妹のエマが亡くなってしまったことで、エマの死を受け入れられなかったのだろう。
何が正しいのか判断できなくなって、闇落ちするしかなかった。
関東事変の時は、過去のタイムリープしてきたタケミチがいたからこそ、エマの死を少し乗り越えられる足がかりができていたように見受けられる。
マイキーは「タケミチの居場所は12年後の未来だ」と言って、未来に帰るように言ったよね。
そのときには、「12年後に会うときまで、ヒナちゃんも東京卍會のメンバーもオレが守る!」ってマイキー約束してくれたのに。
マイキーは約束したときはまだタケミチがいたから、元気、というか常識的な考えができていた。
でも、いざという時に頼りになるタケミチが12年後の未来に帰ってしまってから、ちょっとずつ鬱っぽくなっていったのだろうなぁ。
ドラケンがマイキーと会ったときも、「オレらの知っているマイキーじゃなかった」って言ってたからね。
タケミチが12年後の未来に帰ってしまった直後に、マイキーは東京卍會の総長だった時のマイキーとは違う人格になっていったんだろうね。
黒川イザナの死亡が原因説:✕
マイキーが現代で巨悪な犯罪組織の梵天の首領になっているということはまたもや闇落ちしてしまっているということ。今回の闇堕ちの原因は黒川イザナも関係しているように思われる。←あくまで私個人の考察です。
解散した東京卍會の主要メンバーでタイムカプセルを埋めた際の、「オレへの手紙」では、「みんな必要なモノを探す旅をしろ」と書いていて、「オレも必要なモノを探す旅に出る」と書いていた。
マイキーが旅に出る・・・
兄妹だと思っていた人を一気に失ってしまったマイキー。
エマと黒川イザナ。
マイキーに対して、真一郎がイザナのことを切り出してくる。
「例えばさ、もう一人兄がいたらどう思う?」とマイキーに聞く。
マイキーは、「きっと好きになる」と答えてた。
真一郎はそっかと言って笑ってた。
マイキーは関東事変で戦っているときに、「イザナ、オレはオマエを救いたいんだ」と言っていた。
マイキーは黒川イザナのことが気になって、黒川イザナが母親から捨てられて入っていた施設に行ったのではないだろうか。
そして、その施設のところで、鶴蝶がイザナの墓として、砂の山で作った墓に墓標としてイザナのピアスを立てておいたのを見たのではないだろうか。
もしくは鶴蝶が砂の墓を作っているところに立ち会っていたかもしれない。
立ち会っていたなら、鶴蝶はこれから施設時代にイザナと約束した「身寄りのない子をみんな国民にして居場所を作ってやるんだ」と言うイザナの最強の国づくりをしようとしていることをマイキーに語ったのではないか。
マイキー自身もイザナを救うことができなかったので、イザナと鶴蝶の夢を実現させるために、一緒にやっていこうとしたのではないか。
こんなことを推測してしまいます。
鶴蝶とマイキーだけのときは、ちゃんとした方向(身寄りのない子たちへの居場所作りをするために最強の国を創る)でやっていただろうけど、途中から、梵天の相談役の赤司武臣(あかし たけおみ)が入っておかしい方向へ向かい出したのではないか。
鶴蝶とマイキーで作ったと考えた理由は、梵天の仲間が黒川イザナのピアスの柄の刺青を体のどこかに入れているから。
それと、「梵天」というチームの名前。
梵天丸と考えると、伊達政宗の幼名。伊達政宗と鶴蝶は共通点がある。
それは片目の英雄ということ。
これらのことから、マイキーと鶴蝶が出会って、「梵天」というチームを立ち上げたのではないかと考察したのだ。
マイキーが闇落ちする原因は自分自身だった!
(東京リベンジャーズ様よりお借りしました。)マイキーが闇落ちして、現代では巨悪な犯罪組織の梵天の首領となっている。
誰がマイキーを闇落ちさせたのか?
マイキーを闇落ちさせたのは一体誰なんだろうって思っていた。
でも、実際は誰かがマイキーを闇落ちさせたのではなかった。
ん?
じゃあ、どーしてマイキーは闇落ちしてるの?って疑問が湧いてきますよね。
そうなんです。
実は、マイキーはマイキー自身で闇落ちしてる。
ちょっとわかりにくいですよね。
説明しますね。
マイキーは、マイキー自身が抑えられない「もう一人のマイキー」がいる。
自分の中に、自分では制御することができないもう一人の自分がいるってこと。
このもう一人の自分のことを、「黒い衝動」ってマイキーは呼んでました。
今まで「黒い衝動」が抑えられていたのは、兄である佐野真一郎や、妹の佐野エマ、幼なじみの場地圭介の存在があったから。
でも、もう佐野真一郎もエマも場地圭介も亡くなってしまっている。
「黒い衝動」をマイキー自身は抑えることができない。
だから、「黒い衝動」が出てきたときには、周りを不幸にすることがわかっている。
マイキーが大好きな東卍(トーマン)の仲間を巻き込みたくないから、みんなと決別する道を選んだマイキー。
マイキーはタケミチのことも好きだから(タケミチは兄の真一郎に似ているとマイキーは思っている)、現代の自分に近寄らないように、過去に戻ってマイキーを救おうなんて思わないようにビデオレターで警告していたのだ。
なんかさ、マイキー自身がすっごく可哀想。
「黒い衝動」ってきっと私達の中にもある。
ただ、その「黒い衝動」はほとんどの人は自分で抑制できる。
でも、マイキーの場合は、自分で制御できないってことだから、二重人格のような状態なんだろうな。
マイキーの中に、マイキーとは異なる悪の人格がいるイメージ。
(伝わっていますか? 言葉で説明するの、結構むつかしいね。)
マイキーは仲間のことをすごく大事に思って、自分から仲間を決別することを選んでいる。
本当はタイムカプセルを開ける日には、仲間に会いたかったはずなのに、その時に「黒い衝動」が出てきたらいけないと思い、行かなかった。
マイキーが書いた手紙をきっとみんなは読むだろうと予測していたのだろうね。
マイキーの手紙には、以下のことが書かれていた。
・12年後の仲間たちの姿。予想していたのはほぼ的中。
・東卍(トーマン)を畳んだのは、みんなのため
・みんな、必要なモノを探す旅をしろ
オレも必要なモノを探す旅に出る
・もうオマエらと会う事はないかもしれない
でも、どんなに離れていても繋がってる
「黒い衝動」を抑えることができないってわかっているマイキーは、本当はタケミチに助けてほしいって伝えたかったんじゃないかな。
辛い時に辛いって言えないマイキー。
マイキーはタケミチだけに打ち明けているのは、兄の真一郎のようだと慕っていたからなんだろうね。
ちょっと説明が長くなってしまいましたが、マイキーが闇落ちしたのは、マイキー自身の「黒い衝動」のせいだったのです。
ちょっと余談ですが・・・
タケミチは、自分が幸せだなーと思った瞬間に、マイキーのビデオレターでの「幸せになれ!!」と言ったとびきり笑顔のマイキーを思い出した。
そして、マイキーは「辛い時ほど笑う」ということに気付いたタケミチ。
マイキーからは、「12年後のオレに絶対に近寄るな」と約束しろとビデオレターで言われていた。
(東京リベンジャーズ様よりお借りしました。)
でも、タケミチは「マイキーが辛い時ほどマイキーは笑う」ということに気付いてしまったため、マイキーとの約束を守れない。
マイキーを救うために行かなきゃと決意した様子だった。
まとめ
マイキーが未来で闇堕ちする理由は、エマやイザナの死亡が関係しているのではないかということ。佐野エマの死亡が原因説では、
大切に思っていたエマ、大好きだった妹のエマが亡くなってしまったことで、エマの死を受け入れられなかったのだろう。
何が正しいのか判断できなくなって、闇落ちするしかなかった。
黒川イザナの死亡が原因説では、
鶴蝶とマイキーだけのときは、ちゃんとした方向(身寄りのない子たちへの居場所作りをするために最強の国を創る)でやっていた。
途中から、梵天の相談役の赤司武臣(あかし たけおみ)が入っておかしい方向へ向かい出したのではないか。
巨悪な犯罪組織になっていったのは、相談役が入ってからだと思われる。
以上はあくまで私個人の一考察に過ぎません。
3月31日発売の週刊少年マガジンでマイキーが闇落ちした原因がわかりました!
実は、マイキーは誰かのせいで闇堕ちしたんじゃなかった。
マイキー自身の「黒い衝動」のせいだった。
たしかにマイキーは以前にも、「オレがオレでなくなりそうな時オレを叱ってくれ、タケミっち。兄貴のように」って言ってたよね。
マイキーの闇堕ちがマイキー自身の「黒の衝動」によるもの。
この「黒の衝動」を兄の佐野真一郎やエマ、場地圭介のようにタケミチが抑えることができる存在だといいのにね。
それに、マイキーがビデオレターで、タケミっちに最後に言っておくと言って、幸せになれ!って言ったマイキーのとびきりの笑顔のところで、涙がポロポロ。
今後の『東京リベンジャーズ』の展開、目が離せません!あぁ、本当にこのマンガにハマってしまったわ。(^_-)-☆
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また、次回のブログでお会いしましょう。(^^)/~~~