『殺し愛』の重要人物にソンリャンハという男が登場します。
ソンリャンハという名前がとってもとっても重要な名前なの。
その重要な名前であるソンリャンハはなぜかシャトーのことになると自分のことを二の次にしてまで助けようとします。
なぜそれほどまでにシャトーにこだわるのでしょうか?
そこで、今回はソンシャンハがシャトーにこだわる理由について解説していきます。
また、ソンリャンハが言う「また君をみつけてしまったから」というセリフの意味についても述べていきます。
目次
殺し愛ソンリャンハがシャトーにこだわるのはなぜ?
殺し屋しつつ賞金首であるソンリャンハは、実は本名ではない。
本物のソンリャンハは17年前に、何者かに銃殺されて不審車両の中で死亡しているのが発見された。
ソンリャンハの身元は不明で、事件は解決されないまま、捜査打ち切りとなってしまった。
実は、17年前に賞金首のソンリャンハは、本物のソンリャンハに追っ手から逃亡していた時に救ってもらったという経験がある。
悪い大人しか知らなかったソンリャンハ(賞金首)に、下宿先に匿ってくれたり、食事を与えてくれたり、都会に移動するために汽車の切符を用意してくれたりしたソンリャンハ(本物)のことが不思議だった。
ソンリャンハ(賞金首)が、面倒見よく優しくしてくれたソンリャンハ(本物)が車の中で死亡していることを入院中の病院を訪れた警官から知らされた。
ソンリャンハへの感謝と存在意義
ソンリャンハ(賞金首)は、本物のソンリャンハが亡くなってしまったことでショックを受けた。入院先の病院を抜け出して、本物のソンリャンハが住んでいた下宿先に行った。
警官から言われた「何もなかったことにしろ。リャンハのことは忘れろ」という言葉。
「何もかもなかったこと、そんなの虚しいよな」と本物のソンリャンハのことを思い浮かべながらつぶやきます。
そして、下宿先で出会った本物のソンリャンハの友達に名前を聞かれ、ソンリャンハ(賞金首)は、「ソン・リャンハ」と答えたのです。
この時から、賞金首のソンリャンハが、「ソン・リャンハ」と名乗るようになっていくのです。
ソンリャンハへの感謝の気持とともに、ソンリャンハが存在していた意義を見出したかったのかもしれませんね。
存在意義を見出すためには、本物のソンリャンハがバロセラまで送り届けようとしていたシャトーを見つけたかったはずです。
シャトーならソンリャンハの存在意義を証明できる
車でシャトーをバロセラまで送り届けようとしていた本物のソンリャンハだが、銃殺されて死亡。車に一緒に乗っていたはずのシャトーの居所はわからず。
賞金首のソンリャンハは、本物のソンリャンハの存在意義を証明するためにも、シャトーを見つけ出して、「何もなかった」ことにせず、本物のソンリャンハが存在していたことを明らかにしたかったのだろう。
本物のソンリャンハの存在を証明するためにも、シャトーを見つけ出す必要があったのだろう。
賞金首のソンリャンハがシャトーにこだわる理由は、シャトーに本物のソンリャンハの存在証明をしてもらいたいからだろうと推察する。
シャトーはソンリャンハの名前を覚えていた
実はシャトーは、幼い頃の記憶は名前以外には何も覚えていなかった。しかし、「ソンリャンハ」という名前だけはなぜか頭の中にこびりついていた。
シャトーが賞金首のソンリャンハを突き放せなかった理由は、「ソンリャンハ」という名前をずっと忘れずにいたから。
シャトーが「昔、ソンリャンハという人を私は撃ち殺しました。助けようとしてくれたのに、私が撃ったから、血が止まらなくて、っそれでも手を引いて車に・・・」と記憶を思い出した。
賞金首のソンリャンハは、シャトーの言葉を聞いて、「よかった。「何もかもなかった」わけじゃなかったんだ」と安堵していた。
(本物のソンリャンハの存在意義が証明され、「何もかもなかった」のではないことがわかってよかった。)
また君を見つけてしまったからとは?
ソンリャンハ(賞金首)とシャトーがドニーの屋敷から抜け出した後、ドニー一味から逃亡することとなる。逃亡中でもシャトーはドニー一味のことが気になり、ソンリャンハに訊ねるが、ソンリャンハはドニー一味に関することは教えようとしてくれない。
シャトーはドニーに関することを教えてくれないソンリャンハに対して、「自分で何とかしますから」と言い放ち歩きだす。
ソンリャンハは時計台の音楽が鳴り始めた瞬間シャトーを路地に連れ込み、警告をする。
言い争っている内にシャトーが「やはりあなたとは相容れない」と言い、銃を手にすると、ソンリャンハが自分の胸に銃口を向けて「じゃあ撃ってみせてよ」と言い放つ。
「もとを正せば僕らはそういう関係でしょう。なにも躊躇することはない。さあ」と銃で撃つようにソンリャンハがシャトーに迫る。
シャトーは戸惑っている。
そのあと、ソンリャンハが次の言葉を発する。
「ごめんね。そっとしておいてあげられなくてごめん。どうしても放っておけなかった。また きみを見つけてしまったから」
殺し愛のソンリャンハのセリフより
そして、シャトーは、幼い頃に「信じてほしい。僕はきみの味方だ」と言われた人を銃で撃ってしまったことを思い出すのです。
ソンリャンハは、17年前に本物のソンリャンハに助けてもらっており、その時に、シャトーにも偶然だが出会っている。
そして、大人になってから、賞金稼ぎのために賞金首を狙っているところで出会ってしまった。
ソンリャンハにとっては、17年前に一度シャトーと出会っているので、「また きみを見つけてしまったから」
ということになる。
まとめ
『殺し愛』のソンリャンハがシャトーにこだわることについては、・ソンリャンハへの感謝と存在意義。
・シャトーならソンリャンハの存在意義を証明できる。
・シャトーはソンリャンハの名前を覚えていたから、何もかもなかったわけじゃなかったことが証明された。
またきみを見つけてしまったから については、
・ソンリャンハは、17年前に本物のソンリャンハに助けてもらっている。
17年前にシャトーにも偶然だが出会っているから、大人になった今、賞金稼ぎのために賞金首を狙っているところで出会ってしまったから、「またきみを見つけてしまったから」となっている。
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