ET映画の結末は?瀕死になった原因と生き返った理由を考察

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E.T.』は当時10歳のヘンリー・トーマスがエリオット役

実は、ヘンリー・トーマスは当時、映画とテレビドラマに1作品ずつ出演しただけの新人さんだったんですよ。可愛らしい少年でしたよね。

『E.T.』といえば、1982年に公開されたから、早40年経つのですね。

『E.T.』は第55回アカデミー賞で、「作品賞」、「監督賞」、「脚本賞」、「撮影賞」、「編集賞」を受賞しています。すごいですね。5つも受賞するとは、さすがスティーヴン・スピルバーグ監督ですね。

SFファンタジーで、心温まる作品ですよね。

今回は、そんな心温まる『E.T.』の結末について解説していきます。

また、ETが瀕死になった原因や、生き返った理由についても説明していきますね。


ETの映画のあらすじと結末を解説!


ETのあらすじと結末について、解説しますね

『E.T.』のあらすじと結末
エリオットは10歳で、ママと兄と妹の4人で暮らしています。パパはメキシコへ行ったまま帰ってきません。

ある夜、異星人と出会ったエリオット。異星人は「E.T.」と呼ばれるようになった。

徐々にエリオットと兄妹はE.T.と言葉を交わすようになります。

E.T.は片言の言葉を覚えいくので、コミュニケーションがとれるようになります。

エリオットたち3人は、ずっとE.T.と一緒にいたいと思っていました

でも、異星人であるE.T.をいつまでも引き止めておくことはできません。

結局、E.T.は母星の宇宙船を呼び、宇宙船に乗って帰っていくという結末です。

せっかく仲良くなったエリオットたちとの別れの時がやってきます。

別れの場面は切なくなり、泣けてしまいました。

宇宙船のドアが開くと、「イコウ」と言って、E.T.はエリオットを誘います。

「僕はいるよ」と返事をするエリオット。

本当は一緒に居たい。でも、エリオットは、地球に残ることを選びます。

「イタイ」「いたい」。お互いの胸に手を当てて、抱き合います。

E.T.の指先が光って、「イツモココニイルヨ」と言います。

そう、E.T.とエリオットは離れていても、心は通じて合っているということ。

E.T.は、きれいに花の咲いた鉢植えを大事そうに抱えて宇宙船に戻っていきました。

宇宙船の扉がしまり、は空へと飛んでいきました。

宇宙船が飛び立ったあとには虹がかかっていました

本当に見終わった後、ほっこりとする、心温まるいい映画です。


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ETが瀕死になった原因は?

E.T.はあるとき、瀕死の状態になってしまいます

えっ?どうした?なぜに瀕死の状態になっちゃったの?

映画の後半で、E.T.は自分で作った通信機を使って、夜の森でE.T.の仲間へ発信を開始するんです。

ただ、なかなか仲間からの返信がない。

E.T.に同行してきたエリオットはらちが明かないので、「そんなにすぐに仲間は来ないよ。一度お家に帰ろう」と提案をします。

E.T.は仲間からの返事を待ちたいと思っています。

通信機のそばからなかなか離れようとしないE.T.

エリオットはそんなE.T.をみて、根負けしてしまい、一緒に森の中で一晩過ごすことにしました。

目を覚ますと、エリオットのそばにE.T.がいません。

ただ、探しに行きたい気持ちはあるけれども、エリオット自身の体調がすぐれません。

どうやらエリオットは一晩森で過ごしたため、風邪をひいてしまったようで、高熱を出しています

なんとか家に帰ることができました。

エリオットはE.T.を探してほしいと兄のマイケルに頼みます。

頼まれたマイケルは自転車に乗って森へと向かいます。

すると、道の下にある川のそばでE.T.が倒れているところを発見します。

E.T.の体が茶色から白色に変わっていて、見るからに瀕死の状態です。

マイケルは急いでE.T.を家に連れて帰ります。

なぜ、E.T.は瀕死の状態になってしまったのでしょうか。そのことについても説明していきますね。

川に落ちて風邪をひいたから

E.T.が行方不明になり、マイケルが川のそばでE.T.が倒れているところを発見してくれました。

どうやらE.T.は仲間からの信号を待ちきれずに、森の中をうろうろと動き回っていた際に、誤って川に落ちてしまったようです。

E.T.の体は足が非常に短くて、歩くとしてもちょこちょこと、歩幅も狭くしか歩けません。

慣れない森の中を歩いたことで、何かにつまずいて転んでしまったのでしょうね。

転んで川に落ちた。きっと短い足ではなかなか川から出るのも大変だったのでしょう。

発見されたE.T.は体の色が茶色ではなく、白色で、瀕死の状態

きっと川に落ちたことによって、風邪をひいてしまったのでしょう。

風邪というか、瀕死の状態なので、重度の肺炎を起こしている状態なのでしょう。

エリオットも瀕死になるのはどうして?

エリオットは高熱が出ていました。

自力で森から家まではなんとか帰ってくることはできましたが、その後は、高熱が続き、ベッドから起きあがることさえできなくなってしまいました

どうも「一晩、寒い中を森で過ごしたことで風邪をひいてしまった」というレベルの風邪ではないようです。

エリオットもE.T.と同じように瀕死の状態に近い症状です。

そういえば、映画の最初の方に、エリオットとE.T.は同調しているという場面がいつくかありました。

エリオットとE.T.が同調している場面
・E.T.がエリオットの部屋に入った際に、E.T.が眠そうにすると、エリオットも同じように眠くなるシーン

・エリオットの部屋で傘を開いてびっくりするE.T.。1階にいたエリオットにE.T.の驚きが伝わり、冷蔵庫の牛乳をこぼしてしまうシーン。

・冷蔵庫のビールを飲んで酔っぱらうE.T.。学校にいるエリオットにも「酔い」が伝わり、顔が真っ赤になり、実験用のカエルを逃がしていくシーン。動きも酔っぱらったようになる。

・TVドラマでキスシーンを見るE.T.。学校にいるエリオットは、好きな女の子にキスをしてしまうシーン。

エリオットとE.T.が同調しているのなら、二人が瀕死の状態であるというのも理解できます。

高熱でしんどいはずのエリオットは、そんな苦しい状態なのに、「E.T.を一人にしないで」と頼んで、大人たちからE.T.を守ろうとします。

エリオットとE.T.の友情という絆を感じる場面ですね。

ETが生き返った理由について考察

E.T.は瀕死の状態でした。

息も絶え絶えの今にも死んでしまいそうな状態だったE.T.

そのような酷い状態であったのにも関わらず、E.T.は生き返ります

では、どのようにして生き返ったのでしょうか。E.T.が瀕死の状態から生き返った理由について説明していきますね。

ETは仮死状態だった

E.T.は瀕死の状態から動かなくなってしまい、死んだように思われていたが、実は仮死状態だった。

E.T.が仮死状態になったときは、E.T.が育てていた植物も枯れたようになっていた。

E.T.の生命力があるときは、植物も花を咲かせることができる。

逆に、E.T.の生命力が失われているときは、植物も枯れたようになってしまう。

E.T.と同調しているものは、E.T.と連動してしまうということですね。

ETは自分自身は治せない

E.T.には不思議な能力が備わっています。宇宙人だから特殊能力を持っているのでしょうかね。

E.T.の不思議な能力は、「傷を治す」という力です。

こんな場面があります。

エリオットが物置で、E.T.の母星の宇宙船と交信するための通信機を作るために材料探しをしています。

材料探しに夢中になっていて、誤って回転ノコギリの刃で指先を切ってしまうのです。

そのときに、E.T.は自分の指を光らせて、エリオットの指に近づけると、不思議なことにエリオットの傷が治ってしまったのです。

また、花が枯れていたのに、E.T.が指を光らせて、花に近づけると、枯れた花がよみがえり、花を咲かせるのです。

ただ、E.T.のこの不思議な治す力は他人にはできますが、自分自身にはできないようです。

きっとE.T.自身の生命力を他人に与えることで傷を治しているのでしょう。

だから、自分自身にはおこなえないのでしょう。

自分自身の生命力なのですから、自分自身が瀕死の状態なので、生命力があるとは言えませんよね。

余談ですが、自分自身がケガをしたり傷ついたときに、自分自身では治すことができないのは、『ジョジョの奇妙な冒険』の東方仗助と同じですね。
仗助も『ケガや物を直す能力』は持っているが、自分には使えないからね。

ETは生命エネルギーを補給された

E.T.は母星の宇宙船と交信するために通信機を作っていた。

E.T.は自分の家に帰るため、宇宙船を呼んでいた

エリオットはE.T.の全器官が停止したことで、医療団から「E.T.は死んだ」と告げられます。

最後のお別れの時間をもらったエリオットがE.T.のところへ行き、「君のことは忘れない」と言葉をかけた後、カプセルを閉めてテントの外に出ます。

テントの外にはE.T.が育てていた花が置いてあり、枯れていた花が少しずつよみがえってきていることにエリオットが気づきます

E.T.と連動して花は枯れていたので、花がよみがえってきている様子を見たエリオットは、再びカプセルに戻ります。

すると、E.T.は瀕死の状態から復活し、白色だった体も元の茶色に戻っていたのです。

どうやら、E.T.が母星の宇宙船と交信したことで、宇宙船が地球に近づいたことで、E.T.に生命エネルギーを補給することができたからのようです。

これは、映画ではなく、小説版の方にこのような説明があったからです。

小説版のE.T.の説明書き
「E.T.が通信機で呼んでいた母星の宇宙船が近づき、そこから生命エネルギーが補給されたから」

E.T.の住んでいた母星は、相当に科学が発達していると思われるので、地球に向けて、生命エネルギーを補給することはさほどむつかしいことではないのでしょう。


まとめ

ETの結末については、結局、E.T.は母星の宇宙船を呼び、宇宙船に乗って帰っていくというもの。

宇宙船に乗る直前に、E.T.の指先が光って、「イツモココニイルヨ」と言って、離れていても、E.T.とエリオットの心は通じて合っているということを示してくれるE.T.


ETが瀕死になった原因については、

川に落ちて風邪をひいたから

エリオットも瀕死になるのは、ETと同調しているから


ETが生き返った理由については、

ETは仮死状態だった

ETは他人のけがや枯れた植物をよみがえらせることはできるが、自分自身は治せない

ETが通信機で呼んだ母星の宇宙船からのETの体に生命エネルギーが補給されたから


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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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