『エヴァンゲリオン』を観ていて、家族の絆って何なんだろう?って考えてしまいました。
家族って一言でいっても、仲がむちゃくちゃいい家族もあれば、険悪なムードの家族もある。
家族団らんで和気あいあいの家族もあれば、家族同士の会話がほぼなく、みんなバラバラの家族もある。
エヴァンゲリオンのシンジの場合は、幼少期の頃は家族三人、碇ゲンドウ、ユイ、シンジの3人で一緒に住んでいたころは、本当にいい家族だったんだろうなと想像できる。
それが、ユイが事故で死亡してからは一変し、家族離散状態。
シンジは家族の愛情に飢えるまでになってしまった。
今回は、シンジが家族の愛情に飢えている状況をふまえ、なぜ父親ゲンドウに愛されないのかについて解説していきます。
原因は母親ユイが死亡したことに関係あるのかについても述べていきます。
エヴァンゲリオン・碇シンジがゲンドウに愛されない原因は?
碇ゲンドウは、息子であるシンジに対してすごく冷たい態度をとっていますよね。なぜにあれほどまでに冷たい態度をとるのでしょうか。
親子でソリが合わないのかな?というのとは違って、本当にダメダメですよね。
どんな冷たい態度を取ったのかについては、こちらの記事でご確認ください。
シンジの存在が憎いから
へっ?不思議な感じがしますよね。
父親ゲンドウが信じに対してすごく冷たいのは、シンジの存在が憎いからだと思われます。
なぜ、シンジの存在が憎いのか?
それは、ゲンドウにとって妻のユイはすごく大切な存在だったのです。
ゲンドウ自身は暗い性格。
妻のユイは明るい性格。ゲンドウの暗い性格を直してしまうほどのパワーのあるユイの明るさ。
結婚した頃はゲンドウはユイのおかげで幸せな明るい暮らしをおくっていました。
最愛の妻ユイをシンジが奪ったから
シンジが生まれてからは、ユイはシンジの方にたくさんの愛情をかけることになります。赤ちゃんに愛情を注ぐのは母親というか、母性愛ですよね。愛情をわが子に注ぐのは当たり前ですよね。
そんな母性愛なのに、ゲンドウは「自分に対してユイが冷たくなってしまった」と感じるのです。
そして、ゲンドウはユイの愛情をたっぷり注がれる息子のシンジを妬むようになっていくのです。
親子なのに、妻ユイの愛情を独り占めにするシンジが許せなくなっていくんですよね。
シンジのことが許せなくなり、さらには妬むようにまでなってしまうゲンドウ。
そして、昔のような暗い性格に戻っていってしまうのです。
嫌いな理由は母ユイの死亡が関係?
結婚してゲンドウとユイは仲睦まじく暮らしていました。ゲンドウの暗い性格もユイのおかげで心が開いていくようになっていました。
でも、子どもがうまれてからは、子どものシンジがユイの愛情を一身にうけることになります。
ユイの愛情が、ゲンドウ自信から子どものシンジへと移っていってしまったと感じたゲンドウ。
シンジに対して、どんどん妬むようになっていきます。
さらに悪いことは悪いことを呼ぶようで、ユイは実験の最中に事故によって亡くなります。正確に言うなら、初号機に取り込まれてしまいます。
ユイがどのようにして亡くなったのかについては、こちらの記事でご確認ください。
明るく幸せだったユイとの生活は一転。
ゲンドウ自身もせっかくユイのおかげで明るくなりかけていた性格がまた元の暗い性格へと戻ってしまったのです。
ユイが死亡した関係で、ゲンドウの性格はもとに戻り、なおかつ、「失われた妻を取り戻す」ための計画を練り、その計画を実行するためにゲンドウはシンジを使おうとするのです。
妻のユイの愛情を一身に受けたシンジが憎いため、「失われた妻を取り戻す」計画の一つの駒といてシンジを使おうとしたのでしょうね。
なんちゅー父親なんだ・・・と悲しくなりました。
ゲンドウがシンジを駒のようにして使おうとしたことに関することについては、こちらの記事でご確認ください。
でも、その反面、ゲンドウがどれほど妻ユイを愛していたのか、「失われた妻を取り戻す」という壮大な計画を建てたことでよくわかりました。
ゲンドウがおかしくなっていった(壮大な計画を実行しようとより仕事にのめりこむようになっていった)のは、やはり妻ユイが亡くなってしまったことが起因しているんですよね。
ちょっと語弊があるかもしれませんが、ゲンドウはそれほどまでにユイを愛していたということは本当は愛情深い人なのかもしれません。
ただ、息子であるシンジにはその愛情は向かなかったという。
ゲンドウにとってシンジは、ユイの愛情を奪い取ったにっくき相手だとゲンドウには映っているんでしょうね。
ゲンドウ、シンジの親だろっって思うけどね。(^_-)-☆
まとめ
シンジはどうして父親ゲンドウに愛されないのかについては、・シンジが生まれてユイの愛情がシンジに向かってしまったから。
(ゲンドウ、あなたシンジの父親ですよね?って言いたい。父親なら母親のユイのように子どもに愛情注ごうよ。
愛情注いでもらえなかったらすごく寂しんだよ。)
・ユイが死亡したことが原因となり、「失われた妻を取り戻す」という壮大な計画を建てたことにより、シンジと向かい合う時間が無くなった。
(まあ、もともと向かい合うこと自体なかったんだけどね。ユイが亡くなって、ゲンドウは仕事に没頭してしまって、子育てどころじゃなくシンジを見捨ててしまったからね。)
このようなことから、シンジは父親ゲンドウに愛されなかった。
よって、シンジは家族の愛情に飢えた少年となってしまった。なんとも可哀そうである。
『エヴァンゲリオン』を観ていて、「家族の愛情は子どもの成長にとってすごく大事なんだ」ということを再認識できた。
親がどのような接し方をするのかによって、子どもの価値観やものの考え方に影響を与えてしまうので、私自身も自分の感情に振り回されず、子どもに接していきたいと思った。
『エヴァンゲリオン』を通して、親子関係について考えることができたので、よかった。
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今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また、次回のブログでお会いしましょう。(^^)/~~~