『ブルーピリオド』にはとってもかわいい美術部の女の子が登場します。
運動神経も良くて、スタイルも良くて、ファッションセンスも抜群で顔もかわいい!
女子からの人気が高く、なおかつ男子からもかわいいから人気がある、そんな人気者がユカ。
ユカこと鮎川龍二は、顔が整った二枚目くんです。
男の子なんだけと、かわいい格好をすることが好きなので、「女装男子」をしています。
今回は、そんな女装男子である鮎川龍二にスポットをあてて、ユカの名言について解説していきます。
目次
ブルーピリオド・鮎川龍二の名言!
🌷ユカちゃんがインスタを更新しました🌷https://t.co/8ljgtd6ABW
— 山口つばさ (@28_3) July 30, 2021
久しぶりの更新に、動画を投稿してくれてました pic.twitter.com/b1eFFIjZNS
ユカちゃんこと龍二は、八虎をうまく使いこなしていますよね。←いい意味でよ。
人手が必要な美術部の後片付けのときには、八虎が不良グループの一緒にいるところで、「八虎を借りるよ」と言って、さっさと八虎を連れ出しましたよね。
そうやって人をうまく使える龍二であり、自分がしたいと思ったことは周りのことを気にしないで行動している龍二がときどき八虎に言うセリフで「それ名言やん」と思う言葉を発します。
龍二が八虎に向かって言ったことで名言と感じたものは以下の通り。
「世間が良いっていうものにならなきゃいけないなら俺は死ぬ」
「正しい場所からしか話せないならアタシがお前に話すことは何もないね」
「悔しいと思うならまだ戦えるね」
実は上記以外にも「これ龍二の名言だよな」と思うものはあるのですが、特にグッときた3つについてあげておきますね。
では、これらの名言がどのような場面、シーンで言われているのかを丁寧にみていきましょう。
ユカと八虎との名場面・名シーンについて
女の子よりもかわいいんじゃないかと思えるほどの女装男子である鮎川龍二。龍二が矢口八虎に向かって言ったセリフが心に響く。
また、龍二の言葉によって八虎自身も内面を考えることができているようなので、この二人はいい関係性だなと思います。
最初は龍二のことが苦手だった八虎が、だんだん龍二のことを理解するというか、龍二のことを受容できるようになっていく過程が惹き込まれますよ。
では、それぞれの名場面、名シーンを解説していきますね。
「世間が良いっていうものにならなきゃいけないなら俺は死ぬ」
鮎川龍二は男の子です。だけど、可愛いものが好きで、ファッションも可愛いものを好んで着ています。いわゆる「女装男子」。顔はすごく整っていて美形さんです。
だから、男として生きても十分モテます。
龍二は、「自分が好きだ」と思っていることをしたい。女装するのも「自分が可愛いものが好きだから」。
龍二が「世間が良いっていうものにならなきゃいけないなら俺は死ぬ」と言ったのには、世間が良いっていうもの、つまり男性なら男性として生きるということ。
龍二自身は可愛いものが好きだし、男性のことも好きになる(女性も好きになれるんだけどね)から、龍二は自分がいいと思ったとおりに生きたいという信念を持っている。
だから、「自分の意志に逆らうような生き方」をしないといけないくらいなら、死を選ぶよ、ということを言っているのだ。
龍二の意志の強さを痛いほどに伝わってくるシーンです。
龍二のように意志の強さを持てるようになりたいです。
きっとみんな、自分の本当の気持ちを素直に表現したい。
でも、変な見栄とか他人の目を気にしすぎて、自分のほんとうの気持ちを素直に出せなくなっている。
だからこそ、龍二の素直な言葉が胸に刺さるのかもしれませんね。
「正しい場所からしか話せないならアタシがお前に話すことは何もないね」
龍二は、八虎に対して、「八虎は溺れている人がいたら、救命胴衣を投げる行動はする。でも、溺れているところに入っていくという行為はしない」というような内容を言っていました。八虎は賢いので、どうしたら溺れている人を助けることができるかということを考え、一番効率的にた浸かる方法を提案することができる。
でも、八虎は自分は安全な場所にいる。決して、海などの危険がある場所に入ってまで助けるということはしない。
龍二は自分の部屋の荷物(女装していた服や可愛いものなど)をすべて親に捨てられてしまったことがあり、龍二自身が自分の存在意義について悩んでいたときに、電話をかけてきた八虎に感情をぶつけてしまったときの言葉です。
「正しい場所」というのは、常識や安全なところっていう意味だと思います。
龍二は重いテーマ(自分の存在意義)で悩んでいたから、八虎が正論を言っても受け付けてくれません。
龍二が求めているのは、溺れている海に一緒に入ってくれて、そこまでして助け出してくれる人なんですから。
結局は、八虎自身も龍二に寄り添うには龍二がもがき苦しんでいるところまでいかないと龍二を助け出せないということを理解しました。
だから、龍二が「海に行きたい」と言ったときに、八虎が率先して電車に乗り、「海に行く」という行動に出ました。
八虎が本当に「海に行く」という行動をとってくれたことで、龍二は安心することができたはずです。
龍二は「誰か無理矢理にでも、今の自分を連れ出してほしい」と強く願っていたわけですからね。
こうやって「海に行く」という行動を龍二と八虎がしたことで、互いを共感する気持ちが生じてきました。
八虎が「正しい場所」から抜け出して行動し、龍二とともに海へいくシーン、すごくいいですよ。
あー、共感するってこういうことを言うんだ、というのが垣間見れますから。
そうそう、八虎は電車に乗るとき、「溺れないよう泳ぐから」って言ってます。龍二がびっくりしたようなひきつったような顔をしていました。龍二を助けに来てくれたのが八虎でよかったね、龍二。
悔しいと思うならまだ戦えるね
八虎が予備校で世田介のむちゃくちゃうまい絵に圧倒されて衝撃を受けます。あんな天才である世田介に対して、悔しがる八虎。
こんな八虎に「悔しいと思うならまだ戦えるね」と龍二が言うんです。
絵がものすごくハイレベルで八虎の絵とは比べものにならないほど。
世田介をみて、八虎は嫉妬するんです。
嫉妬は自分も相手のようになれるはずだと思えるからこそ、起き上がる感情。
「あー、こんな天才的な絵、描けるのスゴすぎだわ」と別格扱いで思っていたら、嫉妬という感情は出てこないはず。
この悔しがっている八虎の様子を見ていた龍二が「悔しいと思うならまだ戦えるね」と言う。
あることに対して一生懸命になっていれば、なるほど、成果を出している他者に嫉妬したり悔しがったりすることはある。
あのレベルまで自分の行ける!という思いがあろうからだろう。
八虎が強く悔しがったり、嫉妬したりしているなら、もっとやっていけるはず、ということで龍二は八虎にハッパをかけているのではないか。
まとめ
ブルーピリオド・鮎川龍二の名言は、・「世間が良いっていうものにならなきゃいけないなら俺は死ぬ」
・「正しい場所からしか話せないならアタシがお前に話すことは何もないね」
・「悔しいと思うならまだ戦えるね」
ユカと八虎との名場面・名シーンについては、前述したとおりです。
龍二の名言の中で、私が一番感動したのはこの名言を言うシーンです。
「悔しいと思うならまだ戦えるね」
悔しい気持ちがあるのなら、まだまだこれからもその物事に取り組むことはできるから。がんばってやっていこうよ!という応援のメッセージ。
この「悔しいと思うならまだ戦えるね」という言葉は、前向きなメッセージだと捉えることができる。
まだ戦えるんだから、八虎、がんばってね!という龍二からの背中を押してくれるエールだと受け取れる。
八虎に向かっていっている龍二のセリフだけど、私自身にも「今取り組んでいることでうまく行かなくて凹むかもしれないけれど、悔しさがあるなら、まだやっていけるよ。がんばって!」と応援してもらっているように感じられる。
だから、自分自身が凹むことがあっても、『ブルーピリオド』の龍二の「悔しいと思うならまだ戦えるね」という言葉で、凹んでたらダメや。よし、もうちょっとがんばろう!って背中を押してもらっているからね。
あなたも、龍二の「悔しいと思うならまだ戦えるね」って言葉で、「もうちょっとがんばってみよう」という気持ちになるのではないでしょうか。
『ブルーピリオド』ってそれぞれのキャラクターがいいこと言いますよね。まるで名言集のマンガ版みたいだわ。(^_-)-☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また、次回のブログでお会いしましょう。(^^)/~~~