人それぞれ悩むことはいろいろだし、本気になって打ち込むことのできる内容もいろいろ。
むちゃくちゃ可愛くて明るい女の子。性格も良い。
そんな彼女は悩みなんてないんだろうなって周りの人は思う。
でもね、そんな彼女も実は自分の中の嫌な部分、悩みを抱えている。
悩みを抱えながらも、好きなことに対して本気になって打ち込もうとする。
私達もそうですよね。もがきながら生きている。
『ぼくたちのリメイク』の小暮奈々子(ナナコ)はぱっと見、可愛くて明るくて、なおかつ性格も良いということであれば、なんの悩みがあるのよ、と言いたくなる。
でも、『ぼくたちのリメイク』を読み進めていくと、ナナコの悩みがわかってきて、共感するようになっていく。
『ぼくたちのリメイク』の中で、ナナコが発したズドーンと心に刺さったセリフやシーンがあるので、その内容について解説していきます。
また、ナナコの名言・名場面についても説明していきますね。
目次
ぼくたちのリメイク・ナナコ(小暮奈々子)の名言!
ぼくたちのリメイク様よりお借りしました。パッと華のある可愛らしい女の子。
大学の授業の時に、演技をしてみると・・・あら、意外と(失敬)上手。
上手く演じるから、課題では俳優さん担当となった小暮奈々子(ナナコ)。
そんなナナコが俳優として演じて、作品の評価が高かったが、ナナコたちの後の作品の俳優がぴか一だったため、ナナコは大根役者呼ばわりされてしまう。
(いったんは持ち上げておいて、その後、ナナコより演技が超上手い俳優が出てきたら、手のひらを返したように悪評を言ってのける同級生っていったい何なのよー、と少し腹立だしくなった。)
そんな背景がある上で、ナナコの名言でズシンと心に刺さったセリフを紹介していきます。
俳優のレベルを比較されて加納先生に抗議するナナコ
ぼくたちのリメイク様よりお借りしました。ナナコが作品発表会の後に、加納先生に「自分たちの作品が1位なのはおかしい。チームきたやま改の後の作品が1位じゃないのはおかしい」ということで詰め寄る。加納先生に直に抗議するナナコの姿。
自分たちの映像と、自分たちの後の映像とを比較して、俳優のレベルを比較する同級生たち。
(ナナコ自身も自分の演技と、そのあとの俳優の演技では雲泥の差があることは映像作品をみて十分にショックを受けてわかっている。)
なんで、私たちが1位なのか、納得できないナナコ。
「そんなの・・・全部吹っ飛んだじゃないですか!!」と大きな声で訴える。というか叫んでいた。
明らかにナナコの演技より、そのあとの作品の俳優さんの演技が何倍も何倍も上手いということを!
でも、加納先生は、「演技だけで評価するわけではない。総合的に評価するんだよ」という内容をナナコに説明した。
こんな説明を受けても納得できないナナコ。
最後に、加納先生は、「本気かどうかだ」ということを言って去っていく。
ここで「本気かどうか」という意味がよくわからなかった。
でも、『ぼくたちのリメイク』を読み進めていくとね、わかってくるんだよね。
そう、ナナコは俳優に対して「本気」じゃなかった。
ナナコが「本気」だったのは、実は歌だったということ。
本気じゃない「俳優」が演じたものは、本物じゃない。仮のものだった。
でも、ナナコたちの後の作品の俳優は「本気」で演じていたから、本物の演技だったので、迫力もあったし、演技が素晴らしかったのだ。
本気で取り組んでいる人に
逃げ腰で引っかかってる人間はどうしたって勝てないし
人を感動させるなんてできっこないって
ぼくたちのリメイクより
たしかにそうだよね。そうなんだけど、ナナコが落ち込んでいるときに、さらに追い打ちをかけるような内容でナナコが可哀想になってしまった。
でもね、このあとには、恭也がナナコの歌った曲を音程だけ調整してくれて、その調整したナナコの歌っている曲を聴いたナナコが前向きなことを言って、立ち直っていくの。
あたし 歌 上手くなりたいな
ちゃんと練習して本気で聴かせられるようになりたい
色んな人を感動させたい
ぼくたちのリメイクのナナコのセリフより
このナナコのセリフで、「あー、ナナコやっと立ち直ることができたし、前向きになれてきたね。よかった」ってホッとすることができました。
なんかね、ナナコを応援したくなっている自分がいましたねー。
相手の望みを叶えてくれる優しいナナコ
ぼくたちのリメイク様よりお借りしました。大学の学園祭の時に、先輩の無茶な計画のために「メイド喫茶」のメイドさんとして接客をすることになったナナコ。
お客さんに対して「お帰りなさいっご主人様っ」って言うんだけど、この「お帰りなさい!」のセリフを自分に言ってみてほしいとお願いする恭也。
(恭也も「メイド喫茶」の開催をしている立場なので、お客さんとして来店することができないので。でも、無茶ぶりだよね。。。)
かなり無茶なお願いをされて、ナナコは最初はイヤだ!絶対しない!と言っていたにも関わらず、「1回だけ・・・だよ?」と断りを入れた後に、「お帰りなさいっご主人様っ」ってとびきりの笑顔でにっこり微笑んでくれるんだよね。
本当にいい子だよね、ナナコって。
ナナコは恭也のこともだけど、他人に対してどのように思っているのか、どうしてもらいたいのかをちゃんと考えることができる子だし、ちゃんと相手に対して配慮のできる優しい女の子。
だから、恭也に対しても、無茶なお願いをされたけど、そんなにお願いされるなら、1回だけということでやってくれた!
もう接客のプロの域だよね、ナナコってさ。
ナナコの名場面・名シーンについて
ぼくたちのリメイク様よりお借りしました。むちゃくちゃ切なくなるシーンがある。
ナナコは恭也のことが好きな自分だと気づいていく。
学園祭のステージイベントで急きょ、ナナコに歌うように依頼したときも、「ナナコならできるよ」と説得をする。
ナナコは最初は恭也に対して、「何百人もいる中で自分の勝ちを試すなんて恐ろしくてできないよ!」と強く激しく拒否していた。
でも、結局は恭也がナナコを説得してステージに立つことを承諾させた。
ナナコが立ったステージは大盛況だった。ナナコもとっても楽しそうに歌っていたのだ。
ナナコの本気はやっぱり歌なんだな、というのが伝わってくるシーンだった。
そのステージが大成功だったことについて、ナナコは恭也にお礼を言うためにクレープを買って恭也を探していた。
恭也を見つけたときには、シノアキが恭也にキスをしていた。
(なんちゅー、タイミングでナナコは恭也をみつけてしまったんだろう・・・チーーン(鐘の音))
マジか・・・
まあ・・・そうなってたもんね
それっぽいこと何度もあったし
バカだな あたし・・・
昨日あんなにいい雰囲気だったのにどうして茶化しちゃったんだろう
ぼくたちのリメイクのナナコのセリフより
「バカだな、あたし・・・」とつぶやきをしているナナコが切なくてね。
本当は恭也のことが気になっていて、好きになっているナナコなのに、素直になれずに茶化したことを後悔するナナコ。なんかもどかしい。
でもね、まだまだチャンスはあるからがんばってね、ナナコ。
このナナコの恭也に対する想いについて述べているシーンがキュンキュンしてしまう。
素直になりたいのに、素直になれない。素直になれない自分がバカに見えてくる。あー、青春しているよねって思えるシーンなので、この場面が好きです。
あなたはナナコのどのシーンが好きですか?またよければ、コメントで教えてくださいね。
まとめ
ぼくたちのリメイク・ナナコの名言は、・そんなの・・・全部吹っ飛んだじゃないですか!!
・相手の望みを叶えてくれる優しいナナコを垣間見れる
「1回だけ・・・だよ?」と断りを入れた後に、「お帰りなさいっご主人様っ」ってとびきりの笑顔でにっこり微笑む。
ここサイコーだよね。(^_-)-☆
ナナコの名場面は、
本当は恭也のことが気になっていて、好きになっているナナコなのに、素直になれずに茶化したことを後悔するナナコのところ。
マジか・・・
まあ・・・そうなってたもんね
それっぽいこと何度もあったし
バカだな あたし・・・
昨日あんなにいい雰囲気だったのにどうして茶化しちゃったんだろう
ぼくたちのリメイクのナナコのセリフより
この場面が切ないけど、胸がキュンキュンしてしまうので、好きな場面なんです。
最初はイラストがちょっと可愛くていいな、どんなリメイクなんだろうってことで気になった作品だった。
でも、読みすすめる内に、どんどん惹き込まれていった。
この漫画はラノベが原作となっているから、今は原作小説を読んでいます。ハマると原作にあたりたくなるんだよねぇ。
あなたは原作にあたりたい派ですか? 原作にあたりたい派なら仲間ですね!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また、次回のブログでお会いしましょう。(^^)/~~~