あなたは映画を観終わった後、エンドロールを観る派ですか?観ないで席を立つ派ですか?
私はエンドロールを観る派です。
工夫を凝らしたエンドロールに出合うのも映画を観る楽しみの一つになっているからです。
さて、『カイジファイナルゲーム』についてもエンドロールに一工夫ありました。
私はこのエンドロールで少しほろりとしてしまったんです。恥ずかしながら・・・
今回は、ほろりとしてしまったエンドロールについて解説していきますね。
カイジが爺さんっと言っていた東郷会長の愛妻ぶりについても触れていきます。
目次
カイジファイナルのエンドロール考察!
『カイジファイナルゲーム』を観終わった後に、エンドロールを何気なく観ていたら、ほろりと泣けてきた。
カイジで泣くなんて、思ってもみなかった。
カイジってハラハラ・ドキドキさせてくれる映画でしょ。
でも、『カイジファイナルゲーム』は1作目、2作目とは違っていた。
いつものハラハラ・ドキドキ感がない。というか、いつものカイジじゃなかったからかもしれない。
いつものカイジってのは、本当に底辺が似合う人で、働かずに自堕落な生活をシている人なんだけど、『カイジファイナルゲーム』についてはカイジ、働いているんだもの。もちろん非正規の人間なんだけどね。
あ、前置きがながくなっちゃったね。
私がほろりとしてしまったのは、エンドロールでも東郷会長が愛人であったひろみさんのことをすごく大切に思っているのが伝わってきたから。
あー、こんなにひろみさんのことを愛おしく思っていたんだなって。
エンドロールに映し出されたスケッチ画
エンドロールでは、東郷の遺品からスケッチブックが見つかった様子が映し出された。スケッチブックには、ひろみさんが出産した赤ちゃんの絵がデッサンされていた。
その赤ちゃんのデッサンの絵は成長記録として描かれていた。
きっと東郷が赤ちゃんのことを思いながら、描いていたのだろう
(この場面でもうるうるしてしまった。)
エンドロールにはね、東郷が生まれてきた赤ちゃんが成長していく記録をスケッチブックに描いてあるんです。
赤ちゃんがどんどん成長していくの。
かわいい少年になっていくんだよ。
赤ちゃんの成長記録がスケッチされているのを観て、うるうるしていた私。
幻の絵画を制作している東郷
エンドロールでは、東郷がお腹の大きなひろみさんの絵を描いている姿も映し出されます。ひろみさんの絵を描いている姿の東郷と、絵のモデルになっている妊婦のひろみさんとがすごく微笑ましくて、幸せな雰囲気が漂っていて、とってもいい感じなんです。
この場面でも胸がきゅーって締め付けられそうになった。
泣けてくる、というかほろりと泣いていましたね。
東郷が妊婦姿のひろみさんをモデルとして、キャンバスに向かって描いている姿。
微笑ましい。
東郷もひろみさんもしあわせ一杯な雰囲気で、とても微笑ましかった。
もうすぐ生まれてくる赤ちゃんを大切にしていることも伝わってきた。
東郷がどれほどひろみさんのことを愛していて、二人の間の子どもが生まれてくるのかを楽しみにしていたのがよくわかる。
そんな素敵なエンドロール。
こんなにも幸せな時間を過ごしていたんだね、と思うと同時に、幸せな時間は長く続かなかったんだね、と切なくなってしまった。
東郷と愛人の関係と子どもは誰?
東郷会長は仕事一筋で家庭よりも仕事を優先にしてきた人で、不動産王。
そんな不動産王の奥さんはお金を浪費する人であり、家に男を作るようなひどい女性。
東郷自身も事業を拡大していって、「お金だけがすべて」「この世はお金がモノを言うんだ」という生活をしていた。
そんな東郷だったけど、ある時、閉店しようとしている小料理屋に立ち寄った。
その小料理屋はひろみさんのお店。
ひろみさんと出会ったことによって、東郷は「お金では買えないものに気付かされる」
東郷は愛人と生きることを決意する
愛人であるひろみさんと出会ったことで、お金では買えないものに気づかされた東郷。慎ましく暮らしていても幸せなんだということ。
ひろみさんの人としてのぬくもり、優しさを東郷は感じ取り、惹かれていったのではないか。
あの優しいまなざし、人をあったかい雰囲気で包んでくれるような包容力。
女性から見ていても素敵な女性だなと思ってしまいました。
そんなひろみさんと出会った東郷は、「妻と別れて君たちと暮らしていこう」と決意したそうです。
ただ、現実は厳しかった。
理想の未来は結局、実現しなかった。
なぜなら、ひろみさんは赤ちゃんを生んだと同時に亡くなってしまったから。
ひろみさん自身、身体が強いほうじゃなかった。
東郷はそのあと、赤ちゃんの行方を探したらしいけど、結局見つけることはできなかったと告白する。
この告白のときも私はすこしうるうるしかけてましたね。
愛人の子は誰?
結局、愛人の子は、誰なのか?ってことですが、実は、東郷の秘書をしている廣瀬湊だったの。
『カイジファイナルゲーム』の人間秤で話が進むにつれて、東郷の旧友が東郷側について応援するはずだったのに、寝返って黒崎側についたり・・・
東郷の親戚の土地の価格がつい数時間前に地価が暴落してしまったり・・・
東郷の情報を裏で黒崎側に伝えた人間がいることがどんどん明らかになっていく。
そう、東郷の秘書の廣瀬湊は、ひろみの子どもだった。
東郷の秘書は復讐をしたかった
ただ、ひろみさんは出産と同時に亡くなっていたから、廣瀬湊は「東郷が母を捨てた」と思い込んでいた。「幻の絵画」は愛人であった母親との手切れ金代わりに東郷が母に贈ったものだと思っていた。
廣瀬湊は東郷のことを恨んでいた。母を捨てた東郷を憎んでいた。
だから、東郷を恨んでいたから、復讐をするために黒崎の方へついたのだった。
東郷は悪いやつじゃなかった
母の復讐をするために廣瀬湊は東郷に近づいた。秘書として働いていて、機会をみて東郷に復習する目的で近づいていた。
でも、秘書として3年間働くうちに、東郷の人となりを目の当たりにした。
母を捨てた憎い東郷だと思いこんでいたが、実際に秘書としてずっと一緒に過ごすうちに、「母のことを大切に思ってくれている人」「カネだけが全てだと思っているような金持ち爺さんじゃないいこと」などがわかってきていたのだろう。
3年間も東郷の元にいたならば、復讐しようと思えば、いつでもできる機会はあっただろうに、復讐をしなかった。
ということは、母は東郷に捨てられたんじゃないということもなんとなく気づいていたのではないだろうか。
幻の名画は愛人と赤ちゃんを描いたものだった
幻の名画を東郷は愛人であったひろみさんに贈っていた。愛人との手切れ金といて名画を贈ったという話だったが、実際は違っていた。
東郷がひろみさんが身ごもったときに贈った絵画だった。
その絵画を描いたのは、なんと東郷自身。
東郷が描いた絵だから、「幻の名画」は全く価値がなかった。
(といっても、額縁が高価だったので、額縁代として欠けたコイン1枚の価値だったんだけどね。)
東郷自身が思い描く「理想の未来を描いた」ものが「幻の絵画」だった。
まとめ
『カイジファイナルゲーム』のエンドロールは東郷がどれだけひろみさんのことを愛おしく思っていたのかが伝わってくるものだった。妊婦のひろみさんをモデルに、東郷がひろみさんを描いていた。
幸せな夫婦って感じでほのぼのしていて微笑ましかった。
そして、スケッチブックがペラペラとめくられていき、赤ちゃんの成長記録がスケッチされていた。
赤ちゃんから少年までスケッチされていく。
東郷がひろみさんとの出会いによって、お金では買えないものに気付かされた。
ひろみさんの子どもは実は東郷の秘書の廣瀬湊だった。
最初は東郷に復讐目的で近づいたが、東郷と一緒に過ごすようになって東郷のことを誤解していたのではないかと気づき始めた。
東郷の告白によって、東郷は廣瀬湊の母親ひろみさんを捨てたのではないという事実も知れた。
最後に廣瀬湊が「見つめなします。父と母の分まで」と言ってカイジたちと別れるシーンも切なかったな。
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今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また、次回のブログでお会いしましょう。(^^)/~~~