『風の谷のナウシカ』っていい映画ですよね。
最初見たときは「なんなん、これ?」って感じでした。よく映画の意味を理解できていなかった。
それが親となってまた見る機会があって見てみると、これはいろいろと考えさせられる映画なんだなということがよくわかりました。
今回は、子どもに王蟲って悪いやつなの?良いやつなの?と質問されたので、そのことについて述べていきたいと思います。
確かに映画を観ていると、王蟲の正体ってなんだろう。悪いやつなんだろうか、それとも良いやつなんだろうかと考えてしまいますよね。
そこで、王蟲が悪いやつか良いやつか、解説をしていきますね。
そして、王蟲と腐海の森との関係性についても述べていきます。
風の谷のナウシカに出てくる王蟲の正体とは?
王蟲って一旦目の色が赤くなると、誰にも止めら得なくなってしまいますよね。
凶暴で、強靭で、どんな兵器を使っても王蟲を倒すことはできませんよね。
そんなものすごい強靭な王蟲について、どんな正体なのかが気になりました。
そこで、王蟲について調べてみました。
王蟲は悪いやつなのか?
映画『風の谷のナウシカ』を観ていると、王蟲は「腐海の森」で銃を使ったりすると一斉に攻撃を仕掛けてくる、恐ろしいやつとして表現されています。
一旦王蟲の目が青色から赤色に変わって、正気を失ってしまうと手がつけられなくなってしまいます。
あんな強靭で巨大な生物が集団で襲いかかってきたら人間はひとたまりもありませんよね。
こわい、こわい。
王蟲はそんな凶暴で怖い、悪いやつなんですよね。
だって、王蟲が村を壊していくとそこは腐海になってしまうんだもの。
王蟲は良いやつなのか?
『風の谷のナウシカ』を観ていて、ところどころで王蟲ってもしかして良いやつなんじゃないか、って思えるシーンがありました。
それは・・・
腐海の森でナウシカがアスベルを蟲たちから救おうとして、結局、流砂によって、腐海の底に落ちました。
腐海の底には、別の世界が広がっていました。
それは、不思議な世界。
ナウシカは、フカイの底の世界は、どうやってできたのかを考えます。
腐海の森の木は人間の汚したこの世界を綺麗にするために生まれてきたきたの
大地の毒を体に取り込んで、きれいな結晶にしてから死んで砂になっていくんだわ
ナウシカのセリフより
ナウシカのこのセリフから、腐海の森の底に広がっている不思議な世界は、ナウシカたちが住んでいる世界の汚れたものを浄化してくれる、ありがたい世界だということ。
そして、この浄化する地下の空洞を守っているのが王蟲たち、蟲たちなのだ。
こうやって浄化する地下の空洞を守っているのだから、王蟲って良いやつなのかも。
王蟲の本当の正体
王蟲の本当の正体は、腐海の森を守っている番人なのです。こう考えると、王蟲は悪いやつじゃなくて、とっても良いやつなんです。
森の番人をしていてくれる。
地下の世界が壊されないように、王蟲は見張りをしているんですものね。
だから、王蟲は腐海の森を焼こうとしたりすると、一斉に王蟲が焼き払おうとしている人に向かって突進するってわけですね。
森は「火」を嫌いますから。
だって、「火」は森を焼き尽くしてしまうことができてしまう恐ろしい存在ですからね。
では、どうして腐海って作られたんだろう?
浄化するだけなら、わざわざ腐海の底に作らなくてもいいんじゃないの?という疑問が出てきました。
腐海と森と王蟲との関係性について解説
腐海は、世界の浄化装置として作られた。
えっ?
あ、やっぱり。ナウシカがアスベルに説明していた通りだったんだ。
なぜ、世界の浄化装置として腐海が作られたのかについては映画だけではわかりません。
この疑問を解くには、風の谷のナウシカのコミック(全7巻セット)を読めばわかります。
映画『風の谷のナウシカ』では、語られていない部分です。
そうなんです。
全7巻の内の1巻、2巻が映画になっているんですよ。
だから、残り5巻はお話がまだまがつづいているというわけです。
この全7巻を読むと、腐海の蟲の正体がわかりますよ。
それに、映画『風の谷のナウシカ』にちょこっと出てきた巨神兵についても、生み出された本当の理由がわかります。
そして、ナウシカたちが住んでいる世界の真実のことを明かされており、きっと衝撃を受けますよ。
私は衝撃を受けました。えぇぇぇぇ!!!!って感じ。
(表現力が乏しくて申し訳ありません。)
ここで、なぜ腐海の森が作られたのかまで説明するのは憚られます。
ちょっとだけ話すと、王蟲も実は人工的に生み出されたものなのです。
もちろん、腐海の森もね。
王蟲は腐海の胞子を拡散させるために生み出されたものだったんです。
拡散したら、ナウシカたちの住んでいる世界は腐海の森になってしまい、住むところがどんどんなくなっていくじゃないか。
そうですね。
そうなんです。人工的に腐海の森や王蟲を生み出した人たちは、世界を浄化させようとしているのです。
ん? どういうこと?
腐海の守や王蟲、実はナウシカたちまでをも生み出した旧人類は、大気汚染やいろいろな新種のウイルスによって旧の世界が最悪の状態になっていたので、一旦、旧の世界を浄化する必要があると考えたのです。
そう、火の七日間で世界を焼き尽くして、一旦人類を消滅させようとしたわけです。
巨神兵も人工的に作られました。
結局、旧世界を浄化して、再度、人類を再建しようとしているというわけです。
なんかね、今のコロナ禍の世界をみていると、『風の谷のナウシカ』の原作のように、人工的に作られたものじゃないか・・・とさえ考えてしまいます。
上記のようなことを踏まえると、
王蟲は腐海の森の見張り番であり、旧世界の悪いものを浄化させようとしている役目を忠実にこなそうとしている良いヤツなんだということがわかりました。
まとめ
『風の谷のナウシカ』のオウムの正体とは?王蟲は腐海の胞子を拡散させるために人工的に生み出されたものだった。
なぜ、腐海の胞子を拡散される必要があるのかは、旧人類が、大気汚染やいろいろな新種のウイルスによって旧の世界が最悪の状態になっていたので、一旦、旧の世界を浄化する必要があると考えたから。
よって、王蟲は腐海の森の見張り番であり、旧世界の悪いものを浄化させようとしている役目を忠実にこなそうとしている良いヤツだということ。
火は森を焼き尽くしてしまう恐ろしい存在であるため、「火」を見ると、王蟲は防衛反応から、「火」を起こした人や物を攻撃してしまう。
上記のような理由を読んで、もっと丁寧に詳しく「腐海の森」が作られた理由や、王蟲、巨神兵が人工的に作られた理由、そして、ナウシカまでが人工的に作られていたということについても知りたい方はこちらからどうぞ。
お話の内容がすごくいいので、子どもにも読んでもらえるようにリビングに置くように計画中です。^^
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今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また、次回のブログでお会いしましょう。(^^)/~~~