『君の膵臓をたべたい』を見ていて、どうして桜良はあんなに恭子と僕とを友達にさせようとしたのでしょうかね?
恭子に睨まれる僕は、きっと恭子と友達になれるとは思っていませんよね。
恭子も僕と友達になるとはきっと思っていません。だって、大好きな桜良に不幸を招く「疫病神」だと思っているのですから。
そこで、今回は「なぜ桜良が恭子と僕を友達にさせたかったのか」について理由を探っていきます。
君の膵臓をたべたいで桜良が僕に恭子を任せると言った理由とは?
桜良が僕に恭子のことをお願いね、というシーンがあります。
桜良と僕が九州へ旅行へ行き、その翌日に恭子から電話がかかってきた後のシーンです。
桜良が僕(春樹)にこう言います。
「恭子のことは君に任せます。私、元彼がいたって言ったでしょ?告白されて、恭子にめっちゃ推されて付き合ったんだけど、小さなことで怒るし、粘着質で。恭子はね、男を見る目がないの。強そうにみえてホントは弱い子だし。ひとりにするのが心配なんだ。だから、[color color=””]私が死んだら恭子と仲良くしてあげてほしいの。恭子をお願いね[/color]。」
桜良のセリフより
恭子の友達は桜良だけ
[color color=””]恭子は桜良と親友になるまで友達が1人もいませんでした[/color]。
恭子が僕との会話をするシーンでそのことについて述べています。
わたし 私学のとき 友達なんていなかった
けど、桜良だけは いつだって笑って話しかけてくれた
桜良がいなかったら 私は一人だった
きっと 今でも
[color color=””]桜良以外に友達なんていらない[/color]
もし、もしあの子をきづつけたら 絶対許さない
恭子のセリフより
ねっ、恭子自身も桜良が大好きで桜良以外友達なんていらないって発言していますよね。
僕(春樹)も友達は桜良だけ
桜良が僕に「君は親友とかいないの?」って質問するんですよね。
僕は映画の最初の部分にそのシーンはあります。
その質問について答える僕(春樹)は
「[color color=””]僕に親友なんかいるわけない。友達も居ない[/color]。」
と桜良に打ち明けています。
そうなんです。
恭子と同じく、[color color=””]春樹も[/color]桜良と仲良しになるまで[color color=””]友達が1人もおらず、自分ひとりの世界で生きてきていました[/color]。
そして、[color color=””]僕は桜良が死んだら、また一人に戻るだけ[/color]だと言っています。
そのシーンでのセリフはこちら↓
僕がストーカーだと学校で噂されていることについて話している場面です
桜良「君がみんなと話さないからだよ。
みんな君をよくしらないから もっと話せばいいのに」
僕「そんな無駄なことしないよ。
君がいなくなったら またぼくはまた一人に戻るだけ。
みんな ぼくのことなんかさっさと忘れるよ。」
桜良と僕のセリフより
こんなやりとりのあと、桜良は「そんなの 死ぬに死ねないよ」って言い出すんですよ。
桜良が恭子と僕を友達にさせたい理由とは?
[color color=””]恭子と春樹は似た者同士[/color]。
桜良は恭子のことが大好き。
そんな大好きな恭子は、男を見る目がないし、強そうに見えて、本当は弱い子。
[color color=””]桜良は、自分が死んでしまった後、恭子が一人になるのが心配[/color]。
だから、僕である春樹に、「私が死んだら 恭子と仲良くしてあげてほしい」と言って、恭子のことを頼むとお願いした。
また、僕である[color color=””]春樹について[/color]も、桜良は、ストーカーという噂が出たことについて、[color color=””]「君がみんなと話さないからだよ」と言って、人と関わることの大事さを教えようとしてくれていた[/color]。
一人ぼっちの恭子と春樹に対して、桜良がいなくなったら、また二人とも元の一人の世界に戻ってしまうことを危惧したんだろうと推察できます。
だから、桜良は自分がいなくなった後も、恭子と春樹が人と関わることを続けていけるように、互いに友だちになるように仕向けていたのだと思われます。
膵臓の病気で、他人のことを心配している余裕がないはずなのに、[color color=””]大好きな恭子と春樹のことに気を配れる桜良ってすごい[/color]な。
まとめ
桜良が恭子と僕を友達にさせたかった理由は・・・
一人ぼっちだった恭子と春樹に対して、桜良がいなくなったら、また二人とも元の一人の世界に戻ってしまうことを危惧したから。
それぞれが元の一人の世界に戻らないためにも、恭子と春樹が人と関わることを続けていけるように、互いに友だちになるように仕向けていたから。
これが、恭子と僕とを友達にさせたかった理由。
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今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では、また次回のブログでお会いしましょう。(^_^)/~
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