モラハラについて質問される場面がありました。
説明ってしにくい!
そんなときに、「紙の月」に出てくるモラハラ夫(正文)を例にして説明したらすごく納得されるという出来事がありました。
「紙の月」をまだご覧になっていない方は、地上波発で11月28日に放映されますので、是非ご覧くださいね。
テレビ東京での放映となります。楽しみですね。^^
よって、今回は紙の月からモラハラ夫(正文)を用いて、モラハラについて学んでみたいと思います。
目次
そもそもモラハラとは?
モラハラって聞いても、どういうものなの?とぽかーんとしてしまう。実際によく「モラハラ」って言葉は聞くけど、説明しようとしたら全然説明できない。
モラハラってモラルハラスメントで、倫理や道徳に反した嫌がらせということなんですが・・・
言葉で相手にわかりやすく説明しようとしてもなかなかむつかしい。
モラハラとは、相手に対して無視する。暴言を吐く。
モラハラの具体例
・にらみつける・嫌みを言う。
・嫌がらせをする。
・馬鹿にする
・不機嫌に振る舞う
こんな感じのことを言葉や行動で示されることです。
でも、なかなか文字を読んでも理解しがたいですよね。
紙の月で学ぶモラハラとは
梨花が旦那の正文から「俺が養ってやっているんだ」と高圧的な態度を取られていますよね。
これもれっきとしたモラハラです。
妻をとことん貶める行為を正文はしていますよね。
モラハラ夫の事例1:梨花が旦那を想って購入したペアウォッチ
梨花がとっても可愛いなぁと思ったのが、正文に対して自分が働いて稼いだお給料でペアウォッチを購入し、プレゼントするというところ。
1本3万円ほどのシチズンの腕時計。
相手のことを想ってプレゼントをするというのは微笑ましいですよね。^^
そんな微笑ましい光景も、
正文がプレゼントを受け取った時の反応で全然微笑ましくなくなってしまいます。
だってね、もらった正文は「仕事にはしていけないな。ゴルフの時にしていくよ」って言うんですよ。
えっ? いつも身に付けておいてほしいのに、ゴルフの時だけなの?
(これを見た時に、えー、こんな反応されたら、私なら怒りまくるわーってなりました。)
なんか虚しくなりますよね。
きっと梨花も虚しかったでしょうね。
梨花はプレゼントして相手が喜ぶ顔を見るのが大好きなんですから。
モラハラ夫の事例2:贈られた時計の数十倍返しのクリスマスプレゼント
栄転で中国転勤となった正文が一時帰国をしてきたときに、空港の免税店で買ってきた梨花へのクリスマスプレゼントが
なんと時計。
それもカルティエのロードスター!!
(ペアウォッチをもらっていながら、時計をプレゼントするという無神経さ。おいおい!ってなりましたよ。)
こんな高級な時計をプレゼントされたら、以前贈ったペアウォッチは一体なんだったの?と虚しくなりますよね。
はい、これもれっきとしたモラハラですよ。
梨花の気持ちを考えてみましょうよ。
梨花は旦那さんの喜ぶ顔が見たくて、そして、冷え切っている夫婦関係をなんとか改善したくてペアウォッチをプレゼントしたはずなんですよ。
(個人的会見です。)
それなのに、クリスマスプレゼントとして贈られた時計を渡されるときに
「梨花もこれくらいのものを・・・」と言われてしまいます。
これって、贈ったペアウォッチでは不十分だよってことを暗に言ってますよね。
(ここでも私、キーーーーってなっちゃいました。無神経すぎます、旦那の正文。)
あらすじをざっくり紹介
「紙の月」をご存知の方は読み飛ばしていただければ・・・ご存知ない方に向けて、あらすじを本当にざっくりと紹介しますね。
原作は『八日目の蝉』でも知られる角田光代さんの「紙の月」です。
あらすじは、
主人公の女性・梨花は夫と二人で暮らし。
子どもはいないため、銀行の契約社員として働いていた。
不自由のない生活のようだが、夫婦関係は希薄だった。
あることから年下の恋人ができ、顧客の預金を横領してしまう。
最初は少額だったが、だんだんと歯止めが利かなくなり、横領を繰り返してしまう。
金額が膨らみ、後戻りできなくなっていく。
というお話です。
ねっ、本当にざっくりとしたあらすじです。
予告編も ↓ 載せておきますね。
どのような話か気になる方は是非、11月28日に地上波で放映される「紙の月」をご覧くださいませ。
なお、私はテレビ東京の圏外なので見ることができません。残念!
まとめ
紙の月にみるモラハラとは・・・・自分の存在をきちんと認めてもらえない対応
・相手の気持ちを汲まずに相手をないがしろにする対応
・相手の行為を無にしてしまうほどの無神経な対応
上記のような対応はモラハラです。
もし、あなたが旦那さんや彼氏にこのような対応をされていないか一度チェックしてみてくださいね。
(あなたが男性の場合は奥さんや彼女にと読みかえてくださいね。^^)
私も紙の月をみたときに、自分はモラハラを受けてはいないんだろうか・・・と考えました。
そして、逆に、モラハラな態度を示してはいないだろうか・・・ということも考えてみました。
こうやって「モラハラ」について考える機会を与えてくれた「紙の月」、よい映画でした。
これから「モラハラってなぁに?」という質問に対しては、紙の月をご存知の方には上記のように説明したらわかりやすいので、そのように説明していきます。
それでは今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!