借金はしないほうがいい!
連帯保証人になったら大変だ!
こんなことを学べるいい映画があります。
それは「カイジ人生逆転ゲーム」です。
私はこの映画で、お金の知識って必要なんだなということがよくわかりました。
(こんな見方をするのは私だけかもしれませんが・・・)
ちょっと「お金のこと」について関心を持ちながら、この「カイジ人生逆転ゲーム」を観ても気づきや学びを得ることができるように思います。
では、今回はそんな「お金のこと」に関心を持ちつつ、「カイジ人生逆転ゲーム」についての紹介をしていきますね。
目次
カイジが借金を負う理由(ネタバレ!)
そもそもカイジがなぜ借金を負ってしまったんだろう?伊藤カイジ(藤原竜也)は、自堕落な日々を過ごしていて、適当にバイトをいて生活している青年が、ある日、苛立ちまぎれにベンツを蹴り飛ばします。
そのベンツの持ち主である金融会社の女社長の遠藤凛子(天海祐希)。
カイジは凛子の部下たちに捕まってしまうんですよね。
そして、カイジの前のバイトの仲間が夜逃げしたことを伝えられる。
実は、バイト仲間の連帯保証人であったカイジには、200万円以上の借金と、車の修理代を背負わされてしまう。
(私は親には絶対に連帯保証人になってはいけないと言われて育ちました。
カイジは他人を疑わないからこうやって連帯保証人になってしまうんですよね。
保証人になっているから、バイト仲間の借金を背負ってしまったんですよね。
あー、こわい、こわい。)
バイトで生活をいている青年に200万円以上の借金を返すことなんてほぼ無理ゲーですよね。
借金返済するためのギャンブルクルーズ
大金を返す目処が立たないカイジに、遠藤凛子(天海祐希)はギャンブルクルーズへ参加させる。このクルーズって一体何なの?
ギャンブルクルーズって・・・
名前からしてヤバいよね。
カイジは最後Eカードで勝つことができたのか?
Eカードは・・・皇帝側と奴隷側を選び、出すカードで勝者を決めるもの。
市民同士は引き分けで、市民は皇帝に負けるが、奴隷は皇帝にだけ勝つことができる。
Eカードでカイジ(藤原竜也)が選んだのは、圧倒的に不利ではあるが、勝った場合は大金を手にできる奴隷側。
最初はあっさりと利根川幸雄(香川照之)に負けてしまう。
ゲームをみていた利根川のボスは「つまらない」と言う。
カイジの一生を担保として、お金を貸してくれた。
この勝負のときに、カイジは利根川(香川照之)のイカサマに気付き、勝負に勝つ方法を思い付くのだ。
凛子(天海祐希)に5千万円の借金をして、利根川(香川照之)に3回目の勝負を挑んだ。
実は、カイジには、体内にマイクロチップが埋め込まれている。
このマイクロチップの情報が、利根川(香川照之)の時計に流れていた。
(このことに気づいたのね、カイジ。)
だから、3回目の勝負のときに、突然、鏡に額をたたきつけてマイクロチップの情報を得られないようにしたのね。
ゲームが最終局を迎え、その結果は・・・
利根川(香川照之)は勝利を確信して皇帝のカードを出した。
カイジのカードは奴隷だった。
(ここ見どころですよ。スカッとしますよ。)
カイジは奴隷のカードと市民のカードをすり替えるふりをして、すり替えなかったというわけ。
だから、3回目の勝負で、カイジは5億円を手にできたというわけ。
負けた利根川(香川照之)は地下帝国に落とされたのよ。
Eカードで勝って5億円を手に入れたカイジの結末は?
Eカードに勝ったカイジは、5億円を手に入れた。やっと外に出られたカイジは、凛子と一緒に豪勢な食事をとります。
食事の前には、凛子に分け前の現金を渡すんですよね。
そして、食事をとって・・・
おやおや。
凛子さんに一杯食わされてしまいますね。
実は、凛子は食事に薬をしこんでいたようで、カイジは眠ってしまうんですよ。
寝ている間に、凛子は5億円のほとんどを持って逃げてしまうんです。
借金返済はできたのか?
ゲームに勝った5億円のほとんども持っていった遠藤凛子(天海祐希)。持ち逃げした理由ってあるのかな?
本来なら、5億円を折半するはずだったから2億5千万ずつですよね。
それに、ゲームのために借りていた5千万円。
その他に、凛子にぼったくられる理由ってあるんだろうか?
実は、ちゃんとした理由があるんです!
映画の中でちゃんと出てきます。
「金銭消費貸借契約書」です。
丁寧に説明しますね。
貸主 遠藤凛子 を甲、借主 伊藤開司 を乙として、甲乙・・・・うんぬん という契約。
5000万円を以下の約定で貸付け とあって、
貸付の条件がすごーーーいの。
だってね、貸付の利息は10分3割複利とし、・・・うんぬん となっているわけですよ。
10分で3割複利ですよ!
こんなん雪だるま式に借金は超特急で増えていくわけですよ。
(通常じゃありえないですよ。 まぁ、映画の中の話だからね。)
カイジが借りていたのは68分間です。
計算してみましょう。
5000万円の借金の金利は、247,704,090円です。
(2億4770万4090円)
この他に、Eカード勝負の2回目に兵藤から借りた39万円と、
カイジが苛立ちまぎれにベンツを蹴り飛ばした際の車の修理代147万円
これらを足すと、249,564,090円(2億2956万4090円)
カイジの取り分の2億5千万から差し引きすると・・・
43万5910円になる。
凛子はご丁寧にもカイジに手紙を書いていました。
それも金利などが詳しく書かれている手紙。
さすが凛子。
金の亡者ですね~。
(金利のことや複利のことに関心がある方には、ふむふむと学べる場面かと思います。)
カイジは凛子にいいようにカモにされたわけですよね。
でも、借金がチャラになってよかったね、カイジ。
これで借金返済ができたってわけよね。
借金の発端の元バイト仲間の連帯保証人の借金はどうなったの?
そう言えば、映画の最初にカイジの元バイト仲間の連帯保証人としての借金があったはず。あれはどうなったんだろう?
気になりますよね。
実は、あの借金も、元々は30万円の借金だったんですよ。
それが、借金の金利がついて202万円となっていたんです。
(借金はするもんじゃない、ということがこの映画でよくわかる。)
この借金は、エスポワールでのゲーム、地下帝国の労働、ブレイブメンロードのクリアーで無くなっています。
5億円のほとんどを凛子に持っていかれたカイジの結末は?
この映画の主人公、カイジっていい人ですよね。カイジはEカードで獲得した5億円のほとんどをムチャクチャな金利の金銭消費貸借契約書によって凛子にお金を取られてしまいますよね。
カイジの手元には、43万円ちょっとのお金が残っただけ。
そんなカイジなのに、ブレイブメンロードで「娘に渡して欲しいと頼んで落ちていったおっさん(石田光司(光石研))」との約束を果たすために、石田光司(光石研)の娘を探すんです。
パチンコ屋で働く娘を見つけ出したカイジは、石田光司(光石研)が残した2千万円の金券を届けるんですよね。こんないい方は不適切かもしれないけれど、なけなしのお金を渡したんですよ。
これって、普通に考えたらできる行為じゃなりませんよね。
5億円が手に入ったのに、ほぼ5億円を持っていかれて、命と引き換えの橋渡りで得た金券もできることならもらっておきたい!って考えちゃうでしょ。
でも、カイジはおっさん(石田光司(光石研))との約束を果たすことをちゃんと守ったんですよね。
むちゃくちゃ男らしいですよね。
とてもとても切ない気持ちになりました。
それと同時に、カイジは人との約束を守る、とってもステキな青年なんだなということも伝わってきました。
カイジ、いい人すぎるから人に騙されるんだよと伝えてあげたい。
バカ正直な人でもあるけれど、そこがカイジらしくていいのかもしれない。
カイジのその後はどうなったの?
元バイト仲間の連帯保証人であったカイジが、命を懸けたEカードで勝って、人生の大逆転を果たてめでたし、めでたし。で、その後はどうなったの?
やっぱり、カイジのその後が気になりますよね~。笑
カイジはね、普通の生活に戻ったんですよ。
えっ? 本当に?
実は、普通の生活に戻ったのもつかの間、また借金まみれになってしまうんです。
(懲りない男だね、カイジって奴は。苦笑)
帝愛の地下強制労働場へ逆戻りしてしまうんですよね~。
おーーーい、カイジ、ちょっとは学習しようよ。
(だからお金の知識は大切なんだってば!!)
カイジが帝愛の地下強制労働場へ逆戻りしてからのお話は「カイジ2人生奪還ゲーム」をご覧くださいね。
https://youtu.be/HnCGc1Yiihw
まとめ
カイジ人勢逆転ゲームを観て、学んだことをまとめておきますね。(自分への注意喚起の意味も込めて・・・)
・連帯保証人にはならない、なったら責任が伴うことをきちんと知っておこう!
・貸付の金利や複利についてはちゃんと知っておこう!
・いい人すぎると騙されてしまうので、ほどほどのいい人でいよう
今回の映画では、お金に関することを基本は知っておかないと取り返しがつかないんだということを学べたように思います。
私達にとって切り離すことのできない「お金」
お金の知識を学ぶことも大切さを知ることができる映画でした。
この映画には続編「カイジ2人生奪還ゲーム」があるので、是非、続編も観ておきたいと思う私です。
続編の紹介記事はこちら
さて、この映画をご覧になっていない方に朗報です。
「カイジ人生逆転ゲーム」は2020年1月17日21:00~金曜ロードショーで放映されますよ。
実写版となります。
映画館で上映期間中に見損なった方は是非、17日の夜にご覧になってくださいね。
私も藤原竜也さんと香川照之さん、天海祐希さんが好きなので、観る予定にしています。
ただ、「ブレイブメンロード」というビルとビルの間の電流が流れる鉄骨を渡り切れば、現金に換えられるという場面はみるのが辛いので、観ないかもしれません。