映画『ルパン三世ハリマオの財宝を追え!!』は、初放送時が戦後50年にあたる節目の年であることから、第二次世界大戦やハリマオを題材とした作品となっています。
ハリマオは、実は日本人なのです。昭和初期にマレー半島で活動した盗賊がハリマオで日本名は谷豊。イギリス領マレーに渡った後に盗賊となったのです。
ハリマオは実在の人物だったことにびっくりしました。
では、そんなハリマオの題材とした『ルパン三世ハリマオの財宝を追え!!』の結末について解説していきます。
また、ハリマオの財宝が潜水艦だったことについても紹介します。
目次
ルパン三世ハリマオの財宝を追えの結末ネタバレ!
時価800億ドルの隠し財宝があると知ったルパン三世が、ハリマオの財宝を狙う。ハリマオの財宝のありかを知る手掛かりは、熊・鷹・猿の3体の銅像。
3体の銅像の内、熊の像はアラスカの美術館より盗み出そうとする。
だが、残りの像のありかはどこなのかがわからない。その場所を知る人物は、イギリス貴族のアーチャー卿ただ一人。
よって、アーチャー卿の身辺に盗聴器を仕掛け、情報収集をしていた。
では、ハリマオの財宝について、どのような財宝なのか説明ていきますね。
ハリマオの財宝とは?
ハリマオは、第二次世界大戦中にマレー半島で暗躍していた盗賊団の首領。ハリマオが盗賊をして、ため込んだ財宝は約800億ドル。
ハリマオは財宝のありかは、3体の像(猿、鷹、熊)にヒントを隠していた。
とにかく3体の銅像を集める必要がありますね。
トンネル事故を起こしたのはハリマオの財宝を手に入れるため?
ハリマオの財宝を狙っているカルト集団「ネム・ヒムラー」。「ネム・ヒムラー」の統領は、ヘルマン・フォー・ディート。
実は、ヘルマン・フォー・ディートは、ハリマオの財宝を手に入れるために、変装をしていた。
アーチャー卿の顧問弁護士のラッセルに変装し、アーチャー卿に多額の負債を負わせるように仕組んだ張本人。
ドーバー海峡を結ぶ海底トンネルで事故を発生させた。
トンネル事故で、死者・行方不明者が400人を超える大惨事となる。
事故に対しては、保険金を支払う義務が発生し、その義務はロイス保険の引受人であるアーチャー卿に支払い義務が生じる。
事故によって、アーチャー卿は多額の負債を負うことになってしまった。
ヘルマン・フォー・ディートが変装している弁護士ラッセルが、莫大な保険金を支払うためには、アーチャー卿の全財産では賄いきれないことを説明。
アーチャー卿が莫大な保険金を支払うためには、ハリマオの財宝を手に入れて支払いに充てるしかないことを提案協議した。
ヘルマン・フォー・ディートの目論見通り、アーチャー卿はハリマオの財宝で莫大な保険金を支払うことを承諾したのだった。
ハリマオの財宝のヒントが隠されている3体の銅像の争奪戦
アーチャー卿は、孫娘のダイアナと、秘書の峰不二子と3体の銅像を探す旅に出る。鷹の像が隠されているのは、ミネルヴァ城。
ルパン一味が鷹の像を見つけるが、一歩先にダイアナが鷹の像を手に入れる。
その後、アーチャー卿一行と「ネム・ヒムラー」幹部のゲーリングとの激しい争奪戦が展開され、鷹の像は「ネム・ヒムラー」に奪われてしまう。
しかし、その後、ルパンが大活躍し、鷹の像を取り返すことに成功する。
ただ、ルパンがせっかく持っていた猿の像をアーチャー卿一向に奪われてしまう。
鷹の像、猿の像の争奪戦を繰り広げていたが、ルパン一味とアーチャー卿一行はハリマオの財宝を分け合うという条件で、互いに共同して「ネム・ヒムラー」と戦うことにする。
分け合う比率は、7対3。
熊の像を目指し、タイに向かうルパン一味とアーチャー卿一行。
なんとかルパンとダイアナが熊の像を手に入れることができた。
3つの銅像を手に入れたルパン一味とアーチャー卿一行は、謎を解きながら、リコバル諸島の海底寺院に潜入するのだ。
ハリマオの財宝は潜水艦?
ルパン一味とアーチャー卿一行は海底寺院に潜入し、最深部までたどり着き、ようやくハリマオの財宝を目にする。なんとハリマオの財宝は、純金の巨大潜水艦だった。
純金の巨大潜水艦に乗り込むルパン一行とアーチャー卿一行。
そこに「ネム・ヒムラー」のヘリ部隊が襲撃してくる。
「ネム・ヒムラー」の統領であるヘルマン・フォー・ディートが潜水艦に乗り込み、ルパンたちを追い詰めていく。
その際に、アーチャー卿にヘルマン・フォー・ディートの正体がラッセルであることがばれてしまう。
また、アーチャー卿はラッセルに銃で胸を撃たれ、重傷を負う。
アーチャー卿が絶体絶命のピンチの際に、機転を利かせた不二子が女嫌いのヘルマン・フォー・ディートにキスをする。
女性にキスをされたヘルマン・フォー・ディートは発狂。
発狂しているヘルマン・フォー・ディートにルパンは逆転の一発を食らわせ、勝利する。
胸を撃たれたアーチャー卿は瀕死の状態。
しかし、ハリマオの財宝を守れるのは自分だけだという信念から、潜水艦を沈めるように舵を切ったアーチャー卿。
ルパン一行とダイアナには潜水艦から脱出するように伝える。
そして、最後に、アーチャー卿はルパンと一度チェスで勝負をしたかったと語った。
ルパンの「チェックメイト」の叫び声を聞いて、アーチャー卿は手を挙げて応じた。
アーチャー卿だけは「ハリマオの財宝と共に運命を共にする」と言い、純金の巨大潜水艦と共に海の底へ沈んでいった。
多分アーチャー卿は、ハリマオに助けられた、思い出の地で、ハリマオも亡くなったこの地で死んでいくことを決断したのだろう。
まとめ
『ルパン三世ハリマオの財宝を追え!!』の結末は、ハリマオの財宝は純金の潜水艦だった。ルパン一味がアーチャー卿一行と協力して、3体の銅像のヒントからハリマオの財宝のありかを解明した。
ハリマオの財宝である純金の潜水艦を手に入れようとしたが、結局は瀕死の状態となったアーチャー卿がハリマオの財宝を守るために純金の巨大潜水艦と共に海の底へ沈んでいった。
アーチャー卿がハリマオの財宝を守るのは自分しかいないと判断したのが、さすが007と思い、感動した。
年月を超えても、ルパンはやっぱりいいなというのが正直な感想です。
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補足