先日テレビで「水口かんぴょう」について放送されていました。
へぇ~、そんな甘くて柔らかいかんぴょうがあるんだということで関心を持ちました。
どうやら「水口かんぴょう」は滋賀県の伝統野菜のようですね。
宇川ずしも気になる~。^^
今回は、滋賀県の伝統野菜でもある「水口かんぴょう」について紹介していきます。
目次
滋賀県伝統野菜の水口かんぴょうは甘くて柔らかい
「水口かんぴょう」は、滋賀県の伝統野菜だって知ってますか?実は、私は知りませんでした。伝統野菜だって聞いた時に「へぇ~、そうなんだ」というリアクションでしたから。
水口かんぴょうの特徴は、3つあります。
・ふんわりと甘く柔らかい
・煮えやすい
・だしをよく含む
上記のような特徴のある水口かんぴょうはどのような料理に使われると思いますか?
答えとして、上がってくるのは、かんぴょうなら巻き寿司!ですね。
たしかに巻き寿司に使われることは多いです。
他にも、色々な野菜と炊きあわせたり、酢の物や和え物、サラダなどと幅広く利用されているのですよ。
水口かんぴょうを食べた感想や美味しい料理レシピ
水口かんぴょうを使った料理といえば、「巻き寿司」「かやくご飯」。
遠足や運動会などの時に食べた記憶がある方も多いのではないでしょうか。
水口かんぴょうを使った巻きずしは、イベントの時のお弁当には欠かせないものになっているのでしょうね。
水口かんぴょう料理
水口かんぴょうを使った料理は次のようなものがあります。●すし
巻きずしやバラずし(ちらしずし)の具として使われます。
特にバラずしの具は水口かんぴょうに限ると珍重がられるほどです。
●精進料理
大豆、しいたけ、にんじんにかんぴょうを刻んで混ぜる五目煮
●縁起もの~結び料理
しのだまき…にんじん、いんげん、ごぼうを油あげで包んで結ぶます。
コブ巻き…コブ巻きの帯に使う。
ロールキャベツ…ロールキャベツの帯に使う。
巻物の際の「帯」として便利に使われています。
かんぴょうで巻いた「帯」は食べることができるしね。(^_-)-☆
かんぴょうのもどし方
かんぴょうは、さっと洗い、まず塩でよくもみます。流水で色が濁らなくなるまでもみ洗いし、しっかりと絞ります。豆知識としてのかんぴょうの便利な利用法
かんぴょうをもどして、ゆでたかんぴょうを一回に使う分ごとに分けて、ポリ袋に入れておくと便利です。水口かんぴょうを使った宇川ずし
「水口かんぴょう」の産地の一つ宇川地区があります。宇川地区は、毎年4月25日の宇川天満宮の祭礼には、かんぴょうをたくさん使った「宇川ずし」(押し寿司)が作られます。
宇川ずしは、寿司飯の上に塩ぶりやかんぴょうなどの具材を敷き詰められます。
宇川ずしは米が1升~7升入る専用の木箱で作られます。
寿司飯の上に、塩ぶりやかんぴょうを敷き詰め、その上に竹の皮をはさみます。
そして、その上に寿司飯を敷き詰めて、塩ぶりやかんぴょうをのせます。その上に竹の皮をはさみます。・・・これを繰り返してミルフィーユのように層になるように積み重ねていきます。
何層にもなっているので、非常に豪快な押し寿司になります。
写真で見てもわかるかと思いますが、すごく豪華な押し寿司ですね。^^
宇川天満宮の祭礼で毎年作れる宇川ずし、私も食べてみたい!
美味しい料理レシピ
「水口かんぴょうを使った三色巻き煮」のレシピを紹介しますね。彩りもいいので、食卓に出されると映えますよ。
作り方も簡単ですので、是非チャレンジしてみてくださいね。
材料(4人分)
※一人1つとなりますので、2つずつ欲しい場合は2倍にしてお作りください。人参 1/4本
インゲン 20本
水口かんぴょう 40g
油揚げ 1枚
ダシ汁 400ml
★酒 大さじ2
★砂糖 大さじ2
★みりん 大さじ1
★しょう油 大さじ2
片栗粉 少々
作り方
①ニンジンは5mm幅の細切り、インゲンはヘタを取る。下茹でしておく。
②かんぴょうを水でもどす。
かんぴょうは数本、結ぶように取り分けておく。
残りは鍋に入れて熱湯で下茹でをする。
かんぴょうが柔らかくなったらダジ汁で炊く。
③ダシ汁に、★の調味料を加えて、さらに炊く。
④油揚げを開いて、内側に薄く片栗粉をふる。
⑤油揚げに、③で炊いた人参、インゲン、炊いたかんぴょうを取り出し、三色がキレイな配置になるように巻く。
(バラバラに配置するより、同じ色のものを一括にしたほうが見た目がキレイです)
⑥巻いた油揚げを結びように取りわけておいたかんぴょうで4箇所を結ぶ。
(油揚げを炊きあがったら4等分するので、バランスよく結んでください。昆布巻きの要領でOK)
⑦かんぴょうで巻いた油揚げを、③の鍋に入れる。
⑧落し蓋をして10分ほど煮る。
⑨四等分に切って、器にもる。
⑩残った煮汁に水溶き片栗粉(片栗粉小さじ1、水小さじ1)を加えてとろみをつけて、⑨にかけると煮汁もおいしくいただけますよ。
※落し蓋をして煮ている時に、煮汁が少なくなったら「ダジ汁」を足して焦げないようにしてくださいね。
※ダシ汁を足したときは、酒(大さじ1)・砂糖(大さじ1)・みりん(大さじ1/2)・しょう油(大さじ1)も加えてくださいね。
私はわざと煮汁多めにして作って、とろみをつけた煮汁を三色巻き煮にかけて食べるのが好きです。
水口かんぴょうを食べた感想
水口かんぴょうの食レポ!を紹介しますよ。水口かんぴょうを作る際に、かんぴょうを乾燥させるために干す工程があります。
その干している状態のかんぴょうをそのまま味わうと・・・
すごく甘い! 例えるなら、干し芋のほうな甘さ。
(非常にびっくりしました。こんなに甘いんだ。
うすーく剥いたユウガオを干すと甘さがすごいんだ。おやつがわりにいいかも。^^)
あとね、水口かんぴょうを作っておられる方からの情報ですが、この干している工程でのかんぴょうを天ぷらにしても美味しいよ、とのこと。
えっ?天ぷらですか・・・
例えるなら、スルメの天ぷらのようになるだとか。
へぇ~、スルメの天ぷら美味しいから、水口かんぴょうを揚げて、作ってみようと思います。
スルメの天ぷらのようになるんなら、ビールのアテになるいいおつまみですよね。
これは作ってみる価値、オオアリですね。
まとめ
滋賀県の伝統野菜である水口かんぴょうについてのまとめです。・水口かんぴょうは、「甘くて柔らかい」という特徴を持ったかんぴょうなので、一度味わってみたいと思いました。
・水口かんぴょうは、滋賀県の伝統野菜であるということ(知らなかった・・・)。
・毎年4月25日の宇川天満宮の祭礼には作られる水口かんぴょうを使ったお寿司は、宇川ずし。
・水口かんぴょうはそのまま食べたら、干し芋のよう、揚げて食べたら、スルメの天ぷらのようになる美味しい乾物。
あなたも滋賀県の伝統野菜である水口かんぴょうを是非ご賞味くださいませ。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また次回のブログでお会いしましょう。(^^)/~~~