『コクリコ坂から』ご覧になりましたか?
松崎海の声優は、初出演の長澤まさみさんでしたが、どう思われましたか?
風間俊の声優は、岡田准一さんについてもどう感じましたか?
なんかお二人とも仲良く棒読みでしたよね。笑
今回は、そんな棒読みで下手だと評判の長澤まさみさんにスポットを当てて、下手な理由について考察していきます。
『コクリコ坂から』長澤まさみが棒読みで下手なのはなぜ?
ジブリ作品って、本職の声優さんをメインキャストに起用することが少ないことで有名ですよね。今回の『コクリコ坂から』も声優初挑戦の長澤まさみさんが主人公の海を演じましたね。
なぜジブリ作品は本職の声優さんを起用しないのか?
理由は、不自然だから。
へっ?
本職の声優さんは幅広く活躍をされているので、わたしたちはプロの声でアニメを鑑賞することに慣れてしまっていますよね。
プロの声が当たり前のようになっているので、抑揚のあるセリフに慣れてしまっています。
そんな状況なのに、俳優さんを声優として起用するというのは、
棒読み、抑揚がないセリフ、感情が伝わってこない など
わたしたちが求めているものを提供してもらえず、不満になることが多いです。
声優の演技が下手すぎるという酷評
長澤まさみさんが担当した海についての評価は、かなり酷評ですね。・声優が下手すぎる
こんな意見がツイッター上で見受けられます。
長澤まさみが下手すぎる↓
『コクリコ坂から』は凄いよかったけど。長澤まさみが下手すぎる。うまい人は『え?この人が声優だったの?』ってなる。ハウルの動く城でのカブ役の大泉洋みたいに。
— トマト (@pokarimin26) January 14, 2013
岡田准一も長澤まさみも下手↓
『ゲド戦記』の時はあれほど気になった岡田准一の声優としての演技の酷さだけど、『コクリコ坂から』ではさほどでもない。初見の時は単純に上手くなったからかと思ったんだけど、どうやらヒロイン役の長澤まさみも下手なおかげで噛み合ってるっぽいと気づく。意外な発見。
— 山本左足 (@hidariashiy) January 11, 2013
海も風間俊も下手だということで、ある意味、噛み合ってるという意外な意見。^^;
酷評ばかりが目立ちましたが、中には、酷くないよ~、好きだよという温かい意見もちらほら見受けられましたよ。
自然体で良いという意見
中には、それほど酷くないよーとフォローしてるツイートもありました。長澤まさみさんのファンなのかもね。(^_-)-☆
長澤まさみの声の自然さが好き↓
「コクリコ坂から」は一回観てて、嫌いじゃないしむしろ好きな部類に入る。だけどどこか猛烈にモニョる。個人的には、主役のメルを演じる長澤まさみの声の自然さがとても好き。俳優のアフレコに関しては、下手な人は本当に下手なんだけど…彼女は良かったなぁ。 #ntv
— r i o n (@ri_on0044) January 11, 2013
長澤まさみが棒読みだけどすごく好き↓
ムスメがジブリの「コクリコ坂から」観てる。声優長澤まさみはヘタクソ、棒読みって酷評されてたみたいだけどあたしこの声も表現力もすごい好き。台詞はネタバレになるので書けないけど、切なくて泣けてくる。
— かいなってぃー (@KAINA0912) September 15, 2013
長澤まさみさんが棒読みで下手すぎる、酷すぎるという酷評と、棒読みだけどそれが自然でいい、声も表現力も好きという好評もあり、賛否が分かれていますね。
声優が下手という評価が多数あり、ミスキャストとまで報じられていたことは悲しいですよね。
なんでそんなに棒読みだったんだろう?
俳優さんとしての演技はいいのに、なぜ?という疑問が浮かんできました。
棒読みの理由は宮崎吾朗監督の演技指導が原因?
実は、長澤まさみさんが棒読みだったのには理由があったんです。『コクリコ坂から』の完成披露記念記者会見で、長様まさみさんはミスキャストという汚名を返上したんですよ。
棒読みのセリフ
感情を押し殺したような声
それには理由がありました。
真相はこうです。
アフレコ時には「あまりにも張り切りすぎて、声を張ってセリフを言っていた」とのこと。
宮崎吾朗監督から「そんなんじゃない」と言われてしまい、痛烈にダメ出しされたと告白した長澤まさみさん。
半日ほど宮崎吾朗監督は悩まれたそう。
長澤まさみさんに「普通にしゃべってみて」と提案され、普段のようにしゃべる感じで長澤まさみさんがセリフを言うと、宮崎吾朗監督からOKが出た。
なんでも宮崎吾朗監督は長澤まさみさんのぶっきらぼうな話し方がお気に召したよう。
「テーマもキャラクターも手探り状態で、ずっと確信を持てないでいたが、長澤まさみさんのぶっきらぼうな感じの声を聞いた瞬間に、海ちゃんができた。
岡田准一さんが演じた俊くんも同じで、二人がいなかったら今の形にならなかった」
宮崎吾朗監督談
宮崎吾朗監督にとっては、ぶっきらぼうな話し方が海の話し方だと捉えられた。
長澤まさみさんは宮崎吾朗監督に「無愛想に声優を努めて」と演技指導された。
また、風間俊役の岡田准一さんが声優として演技指導されたのは、「不器用でやってくれ」と指示が出されたとのこと。
その「不器用で」の指示に岡田准一さんは戸惑ったらしい。
イメージとしては高倉健さん。
ふぅーん。そうなんだ。
そういった「無愛想で」「不器用で」という演技指導があったなら、そのように演じますよね。
なんせ俳優さんであり、声優さんなんだから。
そっか、そっか。
決して、長澤まさみさんが「声優が下手なわけじゃなくて、無愛想にやってほしいという宮崎吾朗監督の演技指導のもと、やっていたこと」だったんですね~。
それなのに、「声優下手くそ」「棒読みで下手」とか言われて可哀想ですね。
真相を知ると、長澤まさみさんが可哀想になってきますね。
そうそう、長澤まさみさんって、普通にしゃべると暗くなるんですって。本人がそうおっしゃてました。笑
まとめ
『コクリコ坂から』長澤まさみさんが棒読みで下手なのは、宮崎吾朗監督の演技指導のもとでやっていたことだったんですね。宮崎吾朗監督からは、
・普段のようにしゃべる感じ(ぶっきらぼうなのが良い)
・「無愛想に声優を努めて」との指示
だから、結論としては、長澤まさみさんが「声優が下手なわけじゃなくて、無愛想にやってほしいという宮崎吾朗監督の演技指導のもと、やっていたこと」だったということです。
そうそう、岡田准一さんにも宮崎吾朗監督は「不器用でやってくれ」と指示があったそう。
不器用で・・・ってむつかしいですよね。
結局、岡田准一さんも不器用でとの指示の元、棒読みの演技となってしまったのかしら?
岡田准一さんといえば、宮崎吾朗監督の初の映画『ケド戦記』ではアレン役を担当していましたね。
岡田准一は、宮崎吾朗監督の映画に出演するようになっているのだろうか?
(まだ2作目だけどね・・・)
そんな余計なことまで考えてしまった私です。
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今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では、また次回のブログでお会いしましょう。(^_^)/~