鎌倉ものがたりを観て、死後の世界についての怖さが少し軽くなりました。
えっ?
実は、私、タナトフォビアなんです。
タナトフォビアって、死恐怖症のことです。
死後の世界のことを考えると怖くなってしまってすごく苦しくなるんですよね。
でもね、この『鎌倉ものがたり』を観て、意外と死後の世界って怖くないかも・・・って思うようになりました。
そこで今回は、鎌倉ものがたりを観て死後の世界は意外と怖くないと思った理由について解説していきます。
そして、もしや山崎貴監督は黄泉の国のことを知っているかもしれないと感じた点についても述べていきます。
目次
鎌倉ものがたりで死後の世界が怖くない理由
『DESTINY 鎌倉ものがたり』では、死後の世界(黄泉の国)のことが描写されています。
死後の世界のことは、生きている人間は行ったことがないので、本当のことはわかりません。
そのうち死後の世界には行けますが、死後の世界に行って帰ってきた人はいないので、実際にどんな世界なのかは誰も知りません。
黄泉の国の設定
死後の世界である黄泉の国の設定によって、「死後の世界が怖くない」ように工夫されています。
一色正和(堺雅人)と死神(安藤サクラ)との会話の中でこんなフレーズが出てきました。
黄泉の国は想像の世界。それぞれの空想の世界。
んー、どういうこと?
死神(安藤サクラ)曰く
まぁ人の感じ方によって、その姿はかわるらしいんですがね。
だから、ここは先生の思い描いた黄泉の国なんですよ。
そもそもそんな悪いところじゃないですけどね。
人間には誤解されてますがね。
ふぅーん。そうなんだ。
想像の世界なんだ。
ん?
じゃあ、私は私が思い描いた黄泉の国が見えるし、あなたにはあなたが思い描いた黄泉の国がみえるってわけなんだ。
人によって、黄泉の国の見え方が違うんだ。⬅ ちょっと、いや、かなり衝撃を受けた私。
そして、死神(安藤サクラ)は続けて、
黄泉の国ってのは、次の人生までに生まれ変わるまでのちょっとした休憩の場所なんですがね。
ん? ちょっとした休憩の場所・・・
そっか。輪廻転生するんだ。
私は、死んだら「無」になるって思い込んでいたけど、霊体として生きていて、黄泉の国は次の人生に生まれ変わる準備をしている場所なんだ。
私が死後の世界をすごく怖がる理由は、死んだら永遠に地獄で苦しまなければならないって思ってたから。
(祖母が熱心な仏教者だったので、なぜか地獄の話を幼いときにたくさんしてくれたんです。
その時の恐怖がきっとずっと残っていて、死恐怖症というものにつながったんだと思っています。)
ただ、映画の中で死神(安藤サクラ)は次のような発言もします。
生前によっぽど悪いことをしなければね。
(家が赤々と燃えている方向を指差して)
そうっす。
でも あれだって生前の罪の意識が作り出している場所なんですけどね。
そうなのか。
結局、意識が想像で作り出しているということなんだ。
霊魂の世界は想像(念)の世界
そういえば、書籍で霊魂の世界は念の世界だって書いてあったのを思い出した。その書籍には、死後の世界は、私達は幽体という体で生活するそうです。
幽体で生活する世界は幽質界という世界。
念じる(強く思うこと)と自分が欲しい物を出すこともできるそうです。
(自分の理想とする家を建てたり、テーブルや椅子を出したりできる。)
それぞれの幽体のレベルに応じた世界に入っていくそうです。
書籍で霊魂の世界は念の世界だと書いてあったことを読んでいた。
『鎌倉ものがたり』で一色正和が父親の一色宏太郎(ペンネーム甲滝五四朗)に、こっちこっちと手招きされたシーンを思い出しました。
父親は「おまえにはこの景色はこういうふうに見えているのか」と言いました。
その後、想像力を使って、父がテーブルの上に積み木を木が成長するかのように上に上に積み上げていくシーンがありました。
まさにこれが想像力というか念じることで作り出すことができたということ。
黄泉の国は念じれば物が作れる世界だということ。
※書籍は「これまで知らなかった霊魂の真実: 霊魂学の入り口 (MyISBN - デザインエッグ社)」です。
山崎貴監督の世界観
『鎌倉ものがたり』を観た感想として、もしかして山崎貴監督は黄泉の国を知っているのではないかと思いました。
これも山崎貴監督の世界観が成せる業なのでしょうか。
山崎貴監督の世界観ってファンタジーの世界観がどんどん広がるので好きだな。
きっとファンタジーの世界に引き込まれるので、「死」という重く辛い内容を、ふわっと私たちが受け止めやすいようになっているのだと思います。
死後の世界は想像の世界だということについてもそうですね。
こういった描写のところは、もしかして、山崎貴監督は、死後の世界では、想像したこと(念じること)で物が作れる世界だということをご存知なのかもしれないということ。
映画を観ていると、絶対黄泉の国のことをご存知なんだと妙な確信を持ちました。
(あくまで個人の意見ですよ。)
山崎貴監督は黄泉の国(死後の世界)のルールを知っている?
念じれば、死後の世界では物が自由自在に作れるということを山崎貴監督は知っておられるのでは?実際に、妖怪の天頭鬼から正和と亜紀子が逃げるときに、正和は念じて、追いかけてこられないように障害物として扉付きの門構えの建物を出しましたよね。
これも想像で作った建物。
念じて作ってますよね。
正和と亜紀子が逃げるときの木材でできた長い板の道も。
山崎貴監督は、本当に死後の世界のルールをご存知なんだなと感心しました。
死後の世界のルールはこちらに載っております。
↓
これまで知らなかった霊魂の真実: 霊魂学の入り口 (MyISBN - デザインエッグ社)
山崎貴監督はタナトフォビアを救う
山崎貴監督が、こんなことをおっしゃっていました。「黄泉の国は、温泉地みたいな印象ですね。湯治に来ている時の古めかしい建物がいいなあって。巨大リゾート地というか、魂の保養地。死後の世界って、死ぬ時に自分が思い描いた世界に行けるような気がして。多くの人がこの映画を見て、死ぬのが怖くなくなるっていう映画を目指したいと思ったんですよ」
映画.comより
これって、タナトフォビア(死恐怖症)の人のことを配慮してくれてますよね。
「死ぬのが怖い!」っていう方は多くいらっしゃいます。
この『鎌倉ものがたり』を観たことで、「死ぬことがすごく怖いって思っていたけど、意外と怖くないかも」って思えるような映画ですよね。
私も『鎌倉ものがたり』を観て、死後の世界について怯えているけど、意外と大丈夫かも・・・とちょっと思えるようになってきました。
実際に、あんなに素敵な死神さんが案内してくれるのならいいですね。
(死神さんがイケメン!って意見多いの、うなづけます。^^)
実は、死後の世界はね・・・
人間は死後、しばらくは夢をみるんですよ。
その夢をみていることを、「冥界」にいると呼ばれることもあります。
しばらく夢を見るのは、死後の世界で生活できるように準備をする期間だそうですよ。
そうして、その準備期間が終われば、それぞれの幽体のレベルに応じた幽界(幽質界とも呼ばれる)に入っていくのです。
※詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
死後の世界のことについて
まとめ
『鎌倉ものがたり』は私のようなタナトフォビアの人におすすめしたい映画でした。死後の世界に興味がある方は是非ご覧になると良いと思います。
山崎貴監督は、死後の世界のことをよくご存知だなと思いました。
映画で描かれている黄泉の国(死後の世界)が山崎貴監督の想像されたものであるなら、守護霊・指導霊から何らかのインスピレーションを受け取っておられるのではないか。
死後の世界のことが高級霊魂と通信ができる霊媒師の方と同じことをおっしゃっているから、そう思いました。
死ぬのが怖くなくなるっていう映画を目指したいと山崎貴監督はおっしゃっていましたが、まさに、死ぬことに対して怖さを軽減させてくれる映画になっていましたよ。
この映画で少し救われました。
もし、あなたも死ぬことが非常に怖いと思っていらっしゃるなら、是非、『鎌倉ものがたり』をご覧くださいね。
死ぬことに対する恐怖心を少し軽くしてくれますよ。
『DESTINY鎌倉ものがたり』って泣けてしまう映画なので、思いっきり泣きたいの!という方にもおすすめです。
私は定期的に観たい映画なので、U-NEXTを契約しちゃいました。⬅だって、見放題なんだもん。^^
タナトフォビアの傾向が出たときに、この『DESTINY鎌倉ものがたり』を観て、落ち着こうと思っています。
私にとって、『DESTINY鎌倉ものがたりはタナトフォビアのいい処方箋となりそうです。
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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また、次回のブログでおあいしましょう。(^_^)/~