映画『風の谷のナウシカ』にかわいい小動物が登場しますよね。
そうです。ナウシカと出会ってからはどこに行くのにも一緒に行動するピカチュウみたいな生き物。
キツネリスのテトです。
あまりに可愛らしい風貌が子どもたちにも人気のテト。
今回は、愛らしいテトに焦点をあてていきます。
ナウシカとの出会いから別れの場面について紹介していきますね。
風の谷のナウシカのテトがかわいい
『風の谷のナウシカ』で子どもたちにも人気のあるテト。テトはキツネリス。
小さいのに、ちょっと(いや、ずいぶん)凶暴な印象。
お顔だけ見てると、ピカチュウに似てる。
どう?
やっぱり愛らしいよね。
こんな場面は本当にかわいいなぁって思ってしまいますよね。
ナウシカが流砂に飲み込まれて、腐海の深層部に落ちてしまい、意識を失っているときにテトが心配そうに見守っているんです。
そうそう、なぜナウシカとアスベルが負荷の森の深層部に落ちたのかについて説明しておきますね。
ナウシカはアスベルが戦闘機から落ちたであろう腐海の森で、腐海の生き物たちに追いかけられていました。
アスベルが生き物たちに向かって銃を乱射していたからです。
銃を使って撃つと、腐海の森では蟲たちが銃を使った人に向かって突進して、殺そうとします。
アスベルも銃を使ったことによって、蟲たちの攻撃の的となります。
絶体絶命のアスベルが逃げ場を失って谷底のようなところへ落下しているところを、ナウシカがメーウェに乗って助けてくれます。
ただ、蟲たちの追従によって、メーウェに乗ったナウシカとアスベルは墜落してしまいます。
墜落した場所は流砂。
ナウシカは気を失っており、アスベルは流砂を抜け出そうともがきますが、もがけばもがくほどどんどん砂の下に吸い込まれていきました。
吸い込まれた先は、なんと腐海の森の深層部だったというわけです。
不思議な木々が広がる氷のようなちょっと冷たい印象を受けるけれども、綺麗な世界。
腐海の森はマスクなしでは、生きられない世界。
それなのに、腐海の森の深層部のこの青っぽい木々が広がる不思議な世界はマスクなしでも全然大丈夫なんです。
深層部は空気が澄んでいて、水も綺麗な世界だったから。
ナウシカは気を失ったままです。
気を失っているナウシカのそばをテトが心配そうにしていました。
テトがナウシカの頬に頬ずりをしていると、ナウシカは目を覚ますんです。
こんな頬ずりをしている姿のテトがむちゃくちゃかわいい!
テトってかわいすぎるよね。ペットとして飼いたい!って思ってしまいます。
こうやってテトに頬ずりされて気が付いたナウシカは、腐海の森の深層部の不思議な世界を探索しに行きます。
このように探索に出かける時もナウシカのそばにはちゃんとテトが相棒よろしく同行しているんですよね。
ナウシカの後をちゃんとついてくるところもかわいいなと思えるポイントです。
本当にナウシカとテトは仲良しで、互いに互いを必要とする強い絆で結ばれているのだなと感じます。
テトとの出会いから別れまでの場面
こんな愛らしいテトとナウシカがどのように出会ったのか、そして、最後はテトは死んでしまうという悲しい結末となります。なお、映画『風の谷のナウシカ』ではテトが死ぬところは触れられていません。
テトが死んでしまうのは、原作の漫画「風の谷のナウシカ」で描かれているのです。
では、ナウシカとテトの出会いから解説していきますね。
テトとの出会い
テトとナウシカは、ユパを経由して出会ったんですよね。
キツネリスであるテトが大王ヤンマに襲われていたのを、ユパが偶然助けたんです。
テトを助けるときにユパは発砲してしまったことで腐海の森の王蟲を怒らせてしまった。
ユパが懸命に王蟲から逃げているところを助けたのがナウシカですよね。
光弾と竹笛で王蟲の怒りを鎮めて、腐海の森へ帰るようにうまく導いてくれましたよね。
その後、ユパとナウシカが久しぶりの再開で抱き合ったときに、ユパの鞄の中にいるテトに気づきます。
ユパからナウシカの手にテトが乗り移っていきます。
これがナウシカとテトの出会いです。
テトは最初、ナウシカに向かって威嚇をしていました。
ナウシカは威嚇しているテトが本当は身の危険を感じて怖くて威嚇しているのだと見抜いていたようです。
指をテトに噛みつかれても、一瞬「痛っ」と顔をしかめたものの、その後は何事もなかったかのように「ほら、怖くない」と言って、テトを落ち着かせようとしていました。
テトもナウシカに対して「この人は大丈夫なんだ」と安心したようで、噛み付いた指から口を離したあとは、ナウシカの傷口をペロペロと舐め始め、悪いことをしたなぁという感じが伝わってきました。
キツネリスは人に懐かないのに、ナウシカはすぐにテトと仲良くなれたので、ユパはナウシカは不思議な力を持っていると確信した瞬間でしたね。
いつも一緒で仲が良い
出会ってからはどこに行くのにも一緒。
ナウシカとテトの共同生活が始まりました。
テトの場所はナウシカの肩の上。ちょこんと肩に乗っている姿がこれまたかわいい。
ナウシカが腐海の森に入るときには、肩に乗っていたのでは腐海の毒にやられてしまうので、ナウシカの服の中に入っていました。
こんな感じでナウシカの服の中に入るんですよね。
ナウシカもテトを服の中に入れているので、テトの体温や心拍を感じて生きているかどうかを確認していましたよね。
そんな愛らしいテトですが、原作の漫画「風の谷のナウシカ」ではナウシカとの別れが描かれているのです。
テトとの別れ
ナウシカとテトが別れてしまうんです。
テトが死んでしまう。
なぜ、死んでしまうことになったのか?
それは、最終巻で描かれています。
詳しくは割愛しますが、ナウシカは1体だけ生き残った巨神兵とともに行動をしていました。
巨神兵(漫画では「オーマ」と名付けられています)の体からは生き物にとって有害な光が出ていました。
この有害な光はナウシカの体を蝕むことになります。
もちろん、ナウシカといつも一緒にいるテトも同様に巨神兵の有害な光によって悪影響を受けます。
テトとナウシカ。
テトはとっても小さい生き物ですね。
だから、同じように有害な光を浴びたことにより、小さい生き物のテトは早く弱ってしまったということ。
有害な光によって、テトは力尽きて死んでしまったのです。
ずっとずっと一緒に生活をしてきたナウシカとテト。
相棒であるテトの死はナウシカにとって相当精神的に苦しかったことでしょう。
そんな苦しい状況にも関わらず、ナウシカはテトのお墓をとある、数少ない緑の木々がある場所に作ります。
まとめ
『風の谷のナウシカ』のナウシカとテトとの出会いから別れに至るまでを紹介しました。・『風の谷のナウシカ』で子どもたちにも人気のあるテトはとても愛らしくてかわいい。
・ユパが救出したキツネリスがテトだった。最初は威嚇のために指を噛まれたナウシカだが、その後は人の懐かないキツネリスなのに、ナウシカにはなついた。不思議な力を持っているナウシカ。
・いつも一緒にいたテトは、最後には巨神兵の有害な光によって、弱っていき、力尽きて死んでしまう。
・ナウシカはテトのお墓をとある、数少ない緑の木々がある場所に作った。
ナウシカがどんな場所にテトのお墓を作ったのか、なぜ巨神兵とともに行動をすることにしたのかを知りたい方は、原作本の漫画「風の谷のナウシカ」をお読みくださいね。
私も原作本を読んでみて、映画『風の谷のナウシカ』の続きを知ることができて感動しました。
それに、今のコロナ禍の時代についても、なにか通ずるものがあるように感じました。
宮崎駿監督って本当にすごい方なんだなと改めて思い知らされたという感じ。
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今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また、次回のブログでお会いしましょう。(^^)/~~~