連続テレビ小説エール、再放送は最初から全て見ています。
今日はエールを見ていて、森山直太朗さん演じる藤堂先生の言葉がすごく心に刺さった。
(私も小学校の時に藤堂先生みたいな先生と出会いたかった。)
今回は、自信のなさ気な主人公である裕一の担任である藤堂先生の名言について紹介していきます。
こんな先生が担任である裕一いいなぁ。
「人よりほんの少し努力するのがつらくなくて、ほんの少し簡単にできること」
私にものすごーーーく響く言葉だった。グサリと心に突き刺さるほどに・・・
目次
朝ドラ・エール名言「人よりほんの少し努力するのがつらくなくて、ほんの少し簡単にできること」
裕一の担任である藤堂先生は子どもの立場に立てるステキな先生。裕一が体育が苦手でとび箱をうまく飛べなかったこと、吃音があってどもってしまうことについて体育の教師が「気合が足りない」っていって体罰を与えようとしているところを、藤堂先生が間に入ってとめてくれましたね。
(なんていい先生なんや。この時代の先生なら体罰は当たり前だったであろうし、新米教員がベテラン教員に意見を述べるのは憚られた時代であっただろうに・・・)
藤堂先生が裕一に言ったシーン・場面と解説
体育の教師に体罰を与えられそうになっている場面で、藤堂先生が間に入って助けてくれるシーンがありました。きっと今までだったら、裕一は体育の教師に「気合が足りないから、吃音があるんだ!」って感じで怒鳴られつつ、体罰を与えれていたんだと思う。
裕一、体育の先生に怯えてびくついていましたもんね。
(可哀想に・・・)
でも、藤堂先生が着任されてからは、裕一のことを守ってくれましたね。
裕一が自信がなくて、弱々しい感じでいる姿をみて、
「人よりほんの少し努力するのがつらくなくて、ほんの少し簡単にできること。それがお前の得意なものだ。それが見つかれば、しがみつけ。必ず道は開く」
って応援メッセージを直接言ってくれましたね。
(あーなんて、ステキな言葉なんだろう。裕一じゃなく、私自身にもすごく刺さった言葉となりました。)
裕一にとっての「人よりほんの少し」とは
裕一にとっての、「人よりほんの少し努力するのがつらくなくて、ほんの少し簡単にできること」は、まさに「音楽。作曲をすること」ですね。裕一こと古関 裕而( ゆうじ)は、数々の名曲を世に送り込んだ昭和の作曲家ですもの。
小学校時代に藤堂先生が裕一にかけた言葉「人よりほんの少し努力するのがつらくなくて、ほんの少し簡単にできること」によって、裕一は「作曲すること」が得意なこと、好きなことだとだんだんわかってきます。
そういえば、好きなことのためなら時間を惜しみなく使っていたし、努力も相当していましたよね。
そんな裕一を見ていて思ったことがある。
「人よりほんの少し努力するのがつらくなくて、ほんの少し簡単にできること」は、「好きこそものの上手なれ」なんだなぁということ。
好きだから、努力することを努力と思わずにコツコツ積み重ねてやっていける
↓
コツコツ積み上げるから、少しずつだけど成長していく
↓
成長していくと、嬉しいから、また努力をしていく
↓
努力を続けていると、また積み上がってくる
という具合に良い循環が生まれ、好きなことはどんどん上手くなっていく。上手くなると嬉しいから、もっとやっていこうとする。
だから、苦手なことを克服していくより、好きなことを伸ばした方が良いっていうのは理にかなっているんだな、と妙に納得してしまう自分がいた。^^
「人よりほんの少し」を受け止めてくれる大人の存在も大事!
裕一には藤堂先生というステキな大人がいた。「人よりほんの少し努力するのがつらくなくて ほんの少し簡単にできること」を一緒に探そうとしてくれる大人。
そんなステキな大人に出会えるチャンスは本当はなかなかない。
裕一は藤堂先生の存在があったから、ちゃんと裕一のことを一人の人間として見てくれて、支援してくれる大人がいたから「好きなこと、得意なこと」を見つけられたんだろうね。
いつの年代からでも得意なことは見つけられる
私のことを少しだけ書きますね。私は小学校の頃は母親に「あなたは不器用ね!」と言われて育ちました。
だから、自分のことを「私はぶきっちょだから、工作とかうまくできないんだ」って思い込んでました。
(夏の工作の宿題も自分ではうまくできないと思ってたから、母親に作ってもらってました。^^;)
中学でも「自分が不器用なんだ、不器用なんだ」と思い込んでいたから本当に美術の時間、技術の時間は苦痛でしたね。
でもね、大人になってから、なんかのきっかけでポーセラーツというハンドメイドに出合いました。
ぶきっちょさんでもステキな食器が作れます!というキャッチコピーに惹かれてポーセラーツの体験に行きました。
そのときに(たぶん、お世辞もあったと思うのですが)ポーセラーツの先生が「あなた器用だわね」っておっしゃったんです。
なんでそんな風に言われたのかはわからないんですが、その「器用ね」という言葉がとっても嬉しくてポーセラーツの世界にハマっていきました。
不思議ですよ。
子供の頃は「不器用、不器用」って言われていたから、苦手意識が高くてほとんど工作をやらずにさけてきたのに。
それが、大人になって「器用ね」と褒められたことがきっかけで苦手意識の高かった工作というかハンドメイドにハマっていくなんて。
自分のまわりに自分のことを受け入れて(というか認めて)くれる人の存在があるとこんなにも変わるんです。
その「変わる」という体験をしているので、エールの裕一の自信なさげな表情から、作曲をすることでイキイキした表情に変わっていったことも、「自分を認めてくれる人の存在」が大事なんだな、ということを再認識しました。
だから、好きなこと、得意なことって、年令に関係なく、自分を認めてくれる人の存在によって、みつけられるんですよ。
(私が好きなこと、得意なことが見つけられたのはアラフォーのときですもの。ボソッ^^)
名言についての考察と自分自身のふり返り
「人よりほんの少し努力するのがつらくなくて ほんの少し簡単にできること」あー、本当にすぅーっと自分の心の中に入ってくる響く言葉だな。
子どもの頃に大人からかけてもらった言葉の影響は大きい。
この言葉かけをしてもらえた子は、チャレンジしていくことにためらいはない。
親や周囲の大人が「やってみようか」という感じで、やることをうながしてくれるのは本当に重要!
(プラスの声掛けはすごいパワーになる。マイナスの声掛けは私の体験のように負の方向にすごいパワーになるので要注意!)
この「人よりほんの少し努力するのがつらくなくて ほんの少し簡単にできること」の言葉で、勇気をもらえた裕一はのちの大作曲家になり、東京五輪の「オリンピック・マーチ」、高等野球大会歌「栄冠は君に輝く」、はたまた阪神タイガース応援歌「六甲おろし」などの数々の名曲を世に送り込むことになる。
私は裕一のようにはなれないけれど、自分なりに苦手なものだと思いこんでいたものが、本当は好きなこと、ちょっと得意なことだったと知ることができた。
好きなことは本当に努力を努力と思わずにやっていけるので、インストラクターという資格まで取ってしまった(というか取れてしまった)。^^
(↑ これは私のポーセラーツの卒業制作の作品です。^^)
今はポーセラーツをしていると楽しいので、その楽しさを知ってもらって一緒に作品作りができるように月に1回レッスンをおこなっています。
あの不器用な私が、人様にやり方を教えるという・・・なんとも妙な感じだが、楽しいので良しとしている。
あなたもご自分に「人よりほんの少し努力するのがつらくなくて ほんの少し簡単にできること」ってなんだろうって問いかけてみられるといいかもしれませんよ。
年齢は関係ありません!
意外なことが「好きなこと、得意なこと」かもしれませんよ。^^
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では、本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。